『風立ちぬ』──宮崎駿の業と本質が凝縮された本作を受け、次の世代に課せられた使命
―― 『崖の上のポニョ』以来5年ぶりとなる宮崎駿の新作アニメが公開された。公開2週で早くも累計動員220万人、興行収入28億円を突破と今夏最大のヒット作となりそうだ。「遺作」とも銘打たれた本作で、宮崎駿は何...
―― 『崖の上のポニョ』以来5年ぶりとなる宮崎駿の新作アニメが公開された。公開2週で早くも累計動員220万人、興行収入28億円を突破と今夏最大のヒット作となりそうだ。「遺作」とも銘打たれた本作で、宮崎駿は何...
―― 先日、ある新聞社から取材を受けた。インターネット選挙運動の解禁で政治はどう変わるのか、というテーマだった。具体的には来るべき参議院選挙において、どのような効果が見られるのか、という話の、それも僕から...
―― 09年の連載開始以来、高い人気を誇るマンガ『進撃の巨人』。4月からはテレビアニメも放映され、その人気は加速し、単行本は累計2000万部を突破した。ネタバレ全開で、この作品の不思議な吸引力を読み解いて...
―― 栄えある2013年マンガ大賞を受賞したのは、『バナナフィッシュ』をはじめ数々の代表作を抱える、活動歴40年近い大ベテラン少女マンガ家の最新作だった。鎌倉を舞台にした4姉妹の物語は、いったいどれだけ見...
―― この号の「サイゾー」が発売される数日後に、僕の4冊目の単著が発売になる。『原子爆弾とジョーカーなき世界』――これは月刊「ダ・ヴィンチ」(共にメディアファクトリー)の連載(の最初の一年分)を一冊にまとめ...
―― 去る4月28日日曜日、幕張メッセで催された「ニコニコ超会議2」に出席してきた。 僕と僕が編集長を務める雑誌「PLANETS」が参加したのは昨年に引き続き「ニコニコ言論コロシアム」という、インターネット...
―― 4月12日、今や日本を代表する大作家である村上春樹の新刊が発売された。わずか1週間で 100万部を突破し、それ以後のメディアや一部読者の狂騒ぶりは前ページまででもお伝えしてきた通りだ。だがしかし、皆が...
―― 僕の親しい友人でもあるNHKアナウンサー堀潤が先日、同局に辞表を提出した。彼は震災以降、主に原発報道の姿勢をめぐってNHK上層部と衝突を繰り返していた。僕が知る限りでも何度も辞意を伝えては慰留される、...
―― 2013年春期クールのドラマは、かなり豊作だった。その中にあって、脚本・岡田惠和、プロデューサー・河野英裕(日テレ)という、ドラマファン注目のコンビがタッグを組んだのが『泣くな、はらちゃん』だ。長瀬智...
―― 毎週日曜朝7時30分から放映される戦隊ヒーロー番組。『仮面ライダー』よりもさらに低年齢層向けとあって、なかなか読者諸兄にはチェックしている人も少なかろうが、2012年放映作はかなりディープでハードな作...
―― 私事で恐縮だが、この春に2冊の本を出すことになった。 1冊目は初の新書となる『日本文化の論点』(筑摩書房)だ。 この本はインターネット以降の文化論の入門的な1冊として語りおろしたもので、2013年度か...
―― 去る1月末、AKB48のメンバー峯岸みなみが、週刊誌の恋愛スキャンダル報道に対してYo u Tubeに謝罪動画を投稿した。このとき峯岸は「反省の証」として丸坊主姿で登場し、そのショッキングな姿は大きな...
―― 峯岸みなみの丸刈り騒動の余韻覚めやらぬ2月1日、AKB48の3作目となるドキュメンタリー映画が公開。作中で板野友美の卒業が発表されるサプライズも含まれていた同作は、巨大コンテンツに成長したAKBとその...
―― 今月号の小特集では大河ドラマについて取り上げてきたが、それでは12年まさに紛糾した『平清盛』の真の魅力とはなんだったのか? 『清盛』に魅せられた2人の男がアツく語り合う!
―― 12年末の衆議院選挙から約1カ月、年が明けて今、改めてこの国は大きな暗礁に乗り上げてしまったな、と思っている。最初に個人的な立場を明記しておくが、僕は安倍晋三の「美しい国」的なビジョンにはまったく共感...
―― 約7年前からずっと自費出版している批評誌「PLANETS」の最新号(vol・8)が、この25日に発売になる。副題は「僕たちは夜の世界に生きている」で、特集のテーマは「情報社会」と「日本的想像力」だ。
―― 90年代カルチャー史に屹立するアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』。その再構築作品『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』は、07年から始まった。最初は『序』、そして09年に第2作『破』が公開され、3年経った今冬、3...
―― 今年8月に公開され、じわじわと人気を広げてロングランヒット上映中の本作。ゼロ年代に文芸を中心に流行したいわゆるスクールカーストものであり、不在の人物をめぐる群像劇でもある。公開後にはさまざまな読み解き...
―― この号が出る頃にはもう始まっているのだけど、下北沢のB&Bという書店兼イベントスペースでゼミを開くことになった。その名も「本と本屋の未来」。情報社会の世の中で、改めて本を作る意味を考えるゼミだ。
―― 大河ドラマ『平清盛』にハマっている。僕は脚本家の藤本有紀の大ファンで、『ギャルサー』(日本テレビ)は最初の著書で取り上げたし、朝ドラ『ちりとてちん』は自分の雑誌で特集を組んだほどだ。『咲くやこの花』(...
―― 小栗旬と石原さとみ主演で、IT企業を舞台にした恋愛ドラマ──それが本作の大枠だ。これをフジテレビの月9でやるとなると、おサムいことになりそうなものなのだが、しかし、なかなかどうしてこれがクセモノの良作...
―― この号が出る頃、自由民主党の石破茂さんとの共著『こんな日本をつくりたい』(太田出版)が発売になっているはずだ。企画の発端は昨秋、僕が出演したNHKスペシャルだ。「政治漂流」をテーマにしたその番組の出演...
―― 今夏、クリストファー・ノーラン監督による「バットマン」3部作の完結編が日本でも公開された。前作『ダークナイト』は、人々の想像を超えた驚異的な悪役”ジョーカー”のキャラクターを中心に、賛否両論さまざまな...
―― 『時をかける少女』『サマーウォーズ』と、非ジブリ作品の中で健闘を続け、評価を高めてきた細田守監督の最新作が今夏公開されている。“おおかみおとこ”との間に生まれた子どもを育てる母と、その子どもたちの物語...
―― 映画『ヘルタースケルター』を観た。本作は、基本的には沢尻エリカという「変人」を観るための映画だ。ヒロインと沢尻のスキャンダラスな人生を重ね合わせ、そのユニークなキャラクターの魅力を強調する。私見では、...
―― 2012年4月期のテレビドラマは、いわゆる「大作」は不在のクールだったが、そんな中で異色の輝きを放って話題を呼んだのが法律モノの『リーガル・ハイ』(フジテレビ)だ。堺雅人の久々のドラマ主演作を手がけた...
―― 6月6日、AKB48の第4回総選挙(の開票イベント)が行われた。今回は初めて全国フジテレビ系列でこの開票イベントの中継が行われたため、過去最大の反響を呼んだ。今回の総選挙のポイントは3つある。
―― 08年の連載開始以来、「こんなにはっきり内幕を描いても大丈夫なの!?」と話題を集め、いわゆる”マンガ家マンガ”として人気を博してきた『バクマン。』がついに完結した。傑作『DEATH NOTE』の後で、...
―― 「ノマド」という言葉が今、再び注目を浴びている。本来は遊牧民を意味するこの言葉は、かつてバブル経済の頃に(日本的)コミュニティにとらわれない思想・文化運動の担い手=自立した主体のひとつの理想形として、...
―― 大阪の橋下徹市長と彼の率いる政治団体「大阪維新の会」について、意見を求められることが最近とても増えた。市民運動団体の機関紙から大新聞まで、バラエティは様々だけれども、質問内容はいつも一緒だ。彼らは氏の...
―― テレビ朝日毎週日曜7時半~8時のスーパー戦隊シリーズと、同じく8時~8時半の仮面ライダーシリーズ。共に40年余りにわたって続いてきた、東映が手がける2つの特撮ドラマが、今春劇場で大激突!ある種の”お祭...
―― 3月25日、さいたまスーパーアリーナで行われた3日連続コンサートの最終日、AKB48の前田敦子が同グループからの「卒業」を宣言した。創設時からAKB48の「不動のセンター」として活躍してきた前田の「卒...
―― 「CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評」とは? 本誌連載陣でもある批評家...
―― 「CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評」とは? 本誌連載陣でもある批評家...
―― 「CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評」とは? 本誌連載陣でもある批評家...
―― 『リトル・ピープルの時代』 ──既得権益がはびこり、レッドオーシャンが広がる批評...
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