[最終回]【追悼】高須基仁さん「17年間、連載していただき、ありがとうございました」
―― 本誌で2002年5月号から、17年にわたり連載陣としてコラムを執筆してきてくれた高須基仁さんが、9月17日に亡くなった。71歳。肺がんが脳に転移し、体が衰弱している中、誤嚥性肺炎に罹ったことが直接的な...
―― 本誌で2002年5月号から、17年にわたり連載陣としてコラムを執筆してきてくれた高須基仁さんが、9月17日に亡くなった。71歳。肺がんが脳に転移し、体が衰弱している中、誤嚥性肺炎に罹ったことが直接的な...
―― この夏、テレビは吉本興業の闇営業問題とジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川氏死去の話題ばかりだった。それぞれの所属タレントが総出で大パフォーマンスを行った。
―― 全英女子オープンで、20歳の渋野日向子がいきなり優勝を果たした。その快挙もさることながら、終始一貫笑っていることにも驚かされた。天真爛漫な突き抜けるような笑顔。はっきり言って決して美人とは言えないし、...
―― 吉本興業の反社会的勢力に対する闇営業問題。どうってことない。そもそも契約書がないのだから、吉本や周りがとやかく言う話ではない。大﨑(吉本興業ホールディングス株式会社代表取締役会長・大﨑洋)は、反社の排...
―― 右ひじの靱帯再建手術を受け、リハビリを続けてきた大谷翔平が、先月、ケガから復帰した。早速、ビッグフライ(特大ホームラン)を放ち、ボールパークを沸かせている。“働き方改革”なんてどこ吹く風で、急がず休ま...
―― かつて第一次田母神俊雄ブームがあった。2008年、自衛隊幹部でありながら、「日中戦争は米国の策略」「集団的自衛権は容認すべき」などと政府見解とは異なる論文を発表し、航空幕僚長を解任されて定年退官。事実...
―― 医師で満鉄の初代総裁、外務大臣や東京市長を歴任した後藤新平の言葉「人のお世話にならぬよう 人のお世話をするよう そして、報いを求めぬよう」を信条に生きている。
―― 私は電話魔である。1日50件以上電話している。「古めかしい」と言われても、サイゾー社長・揖斐から「高須さんの17時以降の電話は酔っ払っているから絶対に出ない」と言われてもかける。
―― セブン-イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートが今年8月末までに成人誌の販売を原則中止すると発表した。いよいよ、エロ本ビジネスにトドメが刺されようとしている。
―― 2018年は「ジュニアの時代」だった。親の威光、寄らば大樹の陰、そんな言葉が合う現象が至るところに見られた。さかのぼれば昭和の終わり(昭和63年)に若貴兄弟が藤島部屋に入門し、長嶋一茂はヤクルトに入団...
―― 2018年は、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平を強く意識した年だった。彼は芸能プロダクションのホリプロとマネジメント契約をしているという。なんなんだ!? 絶頂期の長嶋茂雄でも、そんなことはなかった。...
―― オスカープロモーションは古賀誠一社長がすべてである。
―― 自民党の杉田水脈による「LGBTには生産性がない」発言に端を発し、新潮社の「新潮45」が事実上の廃刊になった。新潮社の創立者、佐藤義亮の言葉「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事」に準じたのだろう。
―― 1980年にデビュー。「横須賀Baby」「ツッパリHigh School Rock'n Roll(登校編)」といったヒット曲や、バリっとキマったリーゼント、グラサン、革ジャンといった過剰なまでのツッパ...
―― 7月6日、麻原彰晃を含め、オウム真理教幹部7人の死刑が執行された。同月26日にはまた6人執行され、一連の事件で死刑が確定した計13人全員が死んだ。
―― 『ティファニーで朝食を』(1961年)という映画がある。主演のオードリー・ヘップバーンが長いシガレットホルダーにタバコを差して吸っている。全編タバコだらけの映画である。60~70年代に大活躍したアラン...
―― 2016年3月まで『ニュース23』(TBS系)でリベラルな発言を繰り返していた毎日新聞特別編集委員の岸井成格。5月15日、肺腺がんで死んだ。享年73だった。
―― 荒木経惟が、かつてモデルを務めていた女性から不本意な関係を強いられたとインターネットで告発されている。
―― 今年1月、この連載をまとめた『乾坤一擲わんざくれ』(小社刊)が発売されたが、まだ在庫がある。だから宣伝する。買ってくれ。
―― 平昌オリンピックを見ていてしみじみ思った。東京主導ではなく、長野県と北海道の名も知れない町の出身選手たちが活躍している点がおもしろい。冬季オリンピックは東京ではありえない。日本は狭いようで南北に長い国...
―― 1月21日、評論家・西部邁が多摩川で入水自殺し亡くなった。
―― 身内が証券番組のMCをしており、末弟が長く証券会社に勤めていることもあるせいか、確信をもっていることがある。2018年3月以降、バブル好景気が間違いなく始まる! 80年代の半ばに全身の皮膚で感じたもの...
―― いまや、二重手術くらい受けている子は珍しくない。テレビでも美容整形のCMがあふれ、その需要の高さを感じさせる。それでもネットでは、まるで罪や欺瞞であるかのように、タレントや女優の「整形疑惑」が囁かれる...
―― 私がプロデュースした里美ゆりあの本『SEX&MONEY 私はそれを我慢できない』(展望社)が発売になった。里美は、14年に国税に所得隠しで1億7000万円もの追徴課税をされ、その上で「2億円以上の報酬...
―― 火の国・熊本を中心にいま、九州の格闘技界に新風が巻き起こっている。「The Dream」。九州各地のアマチュア格闘技や地下格闘技の団体が集結し、盛り上がっているイベントだ。さらに、来年はそこから派生し...
―― これまで「不道徳」「非常識」「没倫理」の生き方をいいと思ってきた。さらに「破天荒」「破廉恥」が重なった3+2の人たちをこよなく愛し続けてきた。
―― ライブハウス「ロフト」やトークライブハウス「ロフトプラスワン」などを運営するロフトプロジェクト代表・平野悠がロフトの舞台ウラを綴った『TALK is LOFT 新宿ロフトプラスワン事件簿』(ロフトブッ...
―― 罵詈雑言、口汚く罵る。物心ついたときからそれが日常茶飯の世界に生きてきた。祖父が営む商売には住み込みの人もいて「このやろう」「殺すぞ」程度のことを雇人に言うのは、商人、職人の世界では当たり前。小学校で...
―― 写真集業界にオバケが出た。忘却の彼方から加納典明が出たのだ。LiLiCoの新しい写真集が5月26日に発売になると知ったのは、その数日前のことだ。
―― 半グレ集団(準暴力団)「怒羅権(ドラゴン)」内部で激しい権力争いが起きている。実質的なトップを務めていた半グレのビッグネーム・馬場義明氏が、昨年、怒羅権幹部を狙って襲撃未遂事件を起こしたのだ。馬場氏は...
―― 拙著『病める海のまち・闇』(展望社)で宮城県石巻市の復興マネーの闇を糾弾してきた。本に書いたが、たった15万人ほどの市なのに、復興予算が100万都市並み。不透明な金銭の流れがある。そんな疑惑を残したま...
―― ニューヨーク在住の友人から告発があった。東北大学病院卒後研修センターのT医師が、酔ってニューヨークの有名レストランで大暴れしたという。
―― 「東京新聞論説副主幹」という肩書でテレビ出演している長谷川幸洋。『そこまで言って委員会NP』(旧『たかじんのそこまで言って委員会』/読売テレビ系)では、“リベラルな東京新聞において、保守本道の私はほと...
―― 2016年12月、統合型リゾート整備推進法(カジノ法)が可決された。私はここで賛成・反対を論じるつもりはまったくない。パチンコ、競馬だってこれだけ一般的になっている今のありさまを見たときに、カジノ法が...
―― 「石の上にも三年」とはよくいったもので、人間の我慢の限界は約1000日なのかもしれない。
―― 1964年の東京オリンピック。40年に予定されていた1回目は日中戦争のせいで中止になったので、東京では2回目になるはずだった大会。きらめくスターがたくさんいたが、とりわけ3人の金メダリストに力をもらっ...
―― 10月21日は特別な日である。1966年10月21日、日本労働組合総評議会が「ベトナム反戦統一スト」を行い、ジャン=ポール・サルトルが「世界の労組で初めてのベトナム反戦スト」と讃え、「国際反戦デー」と...
―― 愛川欽也とうつみ宮土理が建てた中目黒の「キンケロ・シアター」で、ミュージカル「赤毛のアン」を鑑賞し、思わず涙を流した。
―― 7月31日に行われた都知事選で鳥越俊太郎が惨敗した。鳥越は「住んでよし、働いてよし、学んでよし、環境によし」と4つの公約を掲げたが、そのウラに4つの罪があった。
―― 高知東生が覚せい剤取締法違反等で逮捕された。高知は高校時代、野球の名門校の球児だった。チームは甲子園に出場(高知は試合には出場せず)したこともある。甲子園出場者から芸能人になった先駆けに山本譲二がいる...
―― 東京に出てきて約半世紀、揶揄、誹謗中傷のるつぼで生きてきた。それでも無名より悪名のほうがいいと考えている。世間は賛否両論、反対意見があるのは当たり前。顰蹙上等、揶揄上等である。いつでも言いたいことを言...
―― 九州で、少しハンサムに生まれ、「合いの子みたい」と言われて生きてきた美少年が生きる道は2つ。ひとつは田舎に残ってスケコマシ&ヤクザになる。もうひとつは、東京に出て一旗あげる。ショーンKこと川上伸一郎は...
―― 覚せい剤取締法違反で逮捕された清原和博と私は6年ほど前だろうか? 不動産会社のE社長の紹介で知り合い、青山通り沿いにある元巨人の選手のバーBでたびたび会っていた。2011年10月号の「サイゾー」では対...
―― 私がインスパイアされ、メルクマールとして判断基準にしていた人たちが、この数年間で次々に倒れた。野坂昭如さん、安西水丸さん……ことごとく逝去してしまった。その一人が、若い頃は伝説的不良で、晩年は総合格闘...
―― 1990年前後、私がおもちゃ業界を辞め、出版業界に乗り出すにあたって考えたコンセプトは、「捲土重来」であった。「捲土」とは、“煙が巻き上がるほど激しい戦い”を表し、「重来」は“もう一度やってくること”...
―― 2015年8月、ロンドンに本部がある人権団体、アムネスティ・インターナショナルが、性産業を合法化し、性的労働者の人権を守るべきだという方針を発表した。無理にやらされているのでないなら、職業としての売春...
―― 1990年代から00年代、K−1の石井和義館長と公私ともに仲良く、当社が「格闘伝説」(その後「リアルバトルトーク」と改称)というK−1に特化した月刊誌を作っていたことがあった。PRIDEでは、亡くなっ...
―― 安保法制の抗議活動を続けてきたSEALDsを評価している。私がかつて安保闘争の際、丸太を持って防衛庁に突っ込んだことより、SEALDsの活動のほうがインパクトがある。今回の件でわかったことは、団塊世代...
―― 反撃反論のあり方の究極を見た。8月23日放送のBS1スペシャル『大越健介 メジャーリーグをゆく~知られざるアメリカの素顔~』のことである。3月まで『ニュースウオッチ9』のキャスターを務めていた大越の2...
―― 8月22日午後2時、BSフジでドキュメンタリー番組『新渡戸稲造の台湾~スーツを着たサムライ2015~』が放送される。プロデューサーは、岩手めんこいテレビ東京支社の営業マン。彼は広告代理店やスポンサー相...