高まる老害世代への不満を見て考える……幽霊、テレビで蠱毒となる芸人たち。
―― 今回の特集はNetflixとのことで、『ベスト・キッド』続編の『コブラ会』は絶賛されているが、80年代B級洋画のチープな記憶を掘り起こしながら連続ドラマを観るのは、「映画秘宝」系のボンクラ以外には案外...
―― 今回の特集はNetflixとのことで、『ベスト・キッド』続編の『コブラ会』は絶賛されているが、80年代B級洋画のチープな記憶を掘り起こしながら連続ドラマを観るのは、「映画秘宝」系のボンクラ以外には案外...
―― 昨年、Netflixの『愛の不時着』や『梨泰院クラス』というドラマが幅広い層で話題となり、今は第4次韓流ブームだという。このような盛り上がりを見せる背景と、ほかにも配信で楽しめる刺激的で面白い最近の作...
―― 日本の衆議院議員の女性比率は、世界の193カ国中165位(2019年発表の調査)。2020年12月には、「選択的夫婦別姓」の文言が第5次男女共同参画基本計画から削除され、自民党の女性議員も同制度の反対...
―― ほんの一瞬だが、宅八郎が亡くなった件が騒がれていた。90年代悪趣味サブカル文化の衰退後、表舞台から姿を消していたから、そりゃそうだろうな、と思ったが、よく見ると反応の温度差は激しかった。
―― 1969年から半世紀にわたり放送されている『サザエさん』(フジテレビ系)。読者のほとんどが知っているであろう国民的アニメだが、磯野家の絶対的な家父長として君臨する波平は、家事・育児をまったくしないくせ...
―― 多くの女性ファンを魅了してきたジャニーズ事務所だが、そのジェンダー観は「前時代的」とたびたび批判されている。
―― 半世紀にわたり、数々の多彩な男性アイドルたちを世に送り出してきたジャニーズ事務所。彼らは時代時代のスーパースターとなり、女性ファンの歓声を大いに浴びてきた。近年は退所のニュースが立て続いているが、今も...
―― 「男性学が今アツい」と言われたところで、これまで継続的にジェンダー問題に関心を向けていなかった男性からすれば「なんのこっちゃ」という向きもあるだろう。そこで本稿では、日本における男性学の潮流を追いつつ...
―― 寄せ鍋や水炊き、ちり鍋、もつ鍋、ちゃんこ鍋、郷土色の強い石狩鍋やきりたんぽ鍋、芋煮など、日本には多種多様な鍋料理が存在する。そんな中、比較的新しい、しかも外来の鍋料理でありながら、いつの間にか定番とな...
―― アニメ版『呪術廻戦』は素晴らしいが、映画版『鬼滅の刃』の話題は何を書いても便乗っぽいし、そもそも多忙すぎて観に行く暇もないから書かない。アニプレックスはTYPE-MOONに一生頭が上がらないだろうな、...
―― “角川映画”をプロデュースし、日本エンタメ界に大きな功績を残した角川春樹。その波瀾万丈な生きざまも広く知られているが、先頃、“生涯最後の監督作”といわれる映画『みをつくし料理帖』が公開された。本人に直...
―― 何歳になってもお美しい紀子様がお誕生日を迎えられ、宮内記者会の質問に回答を寄せられました。この1年を振り返ったご感想と、3人のお子様の状況、そして積年の懸案事項である眞子様のご結婚について。「眞子様と...
―― 学校法人ドワンゴ学園によるN高等学校がしばしばメディアで取り上げられ、大きな注目を集めている。この学校を含めた「広域通信制」高校の生徒数がどんどん増えているというが、それはなぜなのか――。実情を冷静に...
―― 今も国民的な人気を誇る一方、夏の酷暑下での連戦や、エース投手が連投・多投を強いられる状況が問題視され続けている春・夏の甲子園。そうした状況下で、ケガや体調不良まで美談的に報じられることは“感動ポルノ”...
―― 『鬼滅の刃』が完結しても『呪術廻戦』と『チェンソーマン』があるから大丈夫だろうと思っていたが、さすがに『チェンソーマン』が8巻で300万部を突破したのは予想外だった。うれしいけど。
―― 政治的に翻弄されているTikTokだが、多くの若者が利用していることもあり、近年はインフルエンサー・ビジネスのプラットフォームになり、中国やアメリカなどでは企業やインフルエンサーのマーケティングの場と...
―― “昆虫食”というと、日本ではゲテモノ食いの類いか、あるいは長野県などで食べられているイナゴの佃煮や蜂の子のような地方の伝統食というイメージが根強いのではないか。しかし近年、将来の食糧危機が懸念される中...
―― 「週刊文春」8月6日号で『とくダネ!』(フジ)の来春終了が報じられた。ここ数年は改編期のたびに終了の噂が報じられていたが、今回はコロナ禍の影響による広告収入減と制作費削減から、司会の小倉智昭が勇退を決...
―― 最近、ウェブ系の書評記事はタイトルに『鬼滅の刃』が付いているだけでアクセス数が段違いだそうで、関係ない記事でも無理矢理『鬼滅の刃』と絡めればバズるのだ、というノウハウを自慢されて閉口しているのだが、実...
―― 現状では治療法が見つからず先行きがまったく見通せない、未曾有のパンデミックの中にあって、「新型コロナに効く!」と効能をうたった怪しい商品紹介が後を絶たない。それらを喧伝する記事を精査してみると、その裏...
―― まさか緊急事態宣言当日に東京へ戻る羽目になるとは思わなかったが、沖縄から帰ってくる前日、たまたま立ち寄った小禄の食堂で「ヤマトの余所者は食ったらさっさと出ていけ」と言われた。
―― 本誌が出る頃には東京へ戻っているはずだが、所用で沖縄に滞在していたら、新型コロナウイルス禍で、帰りの飛行機がキャンセルになってしまった。
―― 日に日に世界中で感染者が増え続け、いまだ収束の目処が立っていない新型コロナウイルス。毎日のようにテレビではコロナ関連のニュースが放送されているが、一方で週刊誌各誌にはそれぞれの誌面カラーに合わせた独特...
―― 昨年末、映画系サブカル界隈で起きた難儀な泥仕合の最中、映画秘宝の休刊が発表された。実際には経営コストの高騰に悩んでいた洋泉社が宝島社へ吸収合併されたからだが、初代編集長を糾弾した映画研究家も、創刊の功...
―― 最新のAI技術を使って描いた絵画が、出現してきている。そんなAIアートがクリスティーズで約4800万円で落札されたことも話題になったが果たして、それらの作品は人類のアート領域を進化させていくのだろうか...
―― アニメ版主題歌の『紅蓮華』はNHK紅白歌合戦でも歌われ、この年末年始も『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴)は爆発的に売れていた。人気マンガではあったが、アニメ化以前は正直、傍流の作品で、綺麗な『彼岸島』(松本光...
―― 早いもので2019年も終わる。残念なお知らせだが、約3年間続いたこの連載が、今回をもって終了することになった。今まで読んでくれた読者のみんな、ありがとう。
―― 『白竜』や『ミナミの帝王』など男のドラマを世に放ち続けてきた「漫画ゴラク」に今、変革が起きつつあるという。長らく同誌を愛読してきた映画ライター・加藤よしきが、ゴラクの魅力と今後の展望を偏愛交じりに熱く...
―― 創刊50年を迎えた日本マンガ雑誌界の雄「週刊少年ジャンプ」。『ドラゴンボール』や『SLAM DUNK』など、数々の“友情・ 努力・勝利”な大ヒット作を世に送り出してきたが、実は同誌を下支えし続けてきた...
―― 物心ついた頃から週刊少年ジャンプを読んでいた。75年生まれの筆者は79年のガンダムを本放送で観た最後の世代だが、『ドーベルマン刑事』は終了間際で、『こち亀』には入れ墨警官の戸塚がいた。初めて買った単行...
―― 普通に考えれば当然なのだが、この期に及んで、国際オリンピック委員会が猛暑を理由に東京五輪のマラソンと競歩を札幌開催に変更すると言い出した。森喜朗と組んで五輪を招致した慎太郎にしてみれば、子分の鈴木直道...
―― 「日本のドラマにはない攻めた表現だ!」と評価されている『全裸監督』だが、テレビドラマ史を振り返ると、同作に負けないギリギリの表現はざらにあった。〈元〉批評家の更科修一郎が、90~00年代のテレビドラマ...
―― 小劇場演劇の悪癖を煮詰めたような悪ノリがひどいのは承知の上だが、うっかり『時効警察はじめました』(テレビ朝日系)が面白かったとか言うと、コアな小劇場演劇好きから、まるで幼女を誘拐したペド野郎を見下すよ...
―― 本誌で2002年5月号から、17年にわたり連載陣としてコラムを執筆してきてくれた高須基仁さんが、9月17日に亡くなった。71歳。肺がんが脳に転移し、体が衰弱している中、誤嚥性肺炎に罹ったことが直接的な...
―― Netflixの『全裸監督』が話題だが、80年代のアダルトビデオ(AV)の異様な雰囲気をリアルタイムで知っているのは、たぶん70年代中盤に生まれた筆者の世代が最後だと思う。とはいえ、87年の時点では小...
―― 吉本興業の騒動はブラック企業に勤めたことのある身には「他人事ではない」からずっと見ていたが、結局、有耶無耶になりそうだ。最大の問題は吉本と反社の関係だったはずだが、執筆時点でキーマンのカラテカ入江は雲...
―― 「若者のテレビ離れ」なんて今さら声高に叫ばずとも、YouTubeやAbemaTV、HuluにNetflixなど、着実に広がるネット動画のシェア。そんな状況だから、当然のように情報源としても動画のニーズ...
―― 映画の本場アメリカに迫る勢いで世界随一の映画大国になりつつある中国。しかし、そこには政府による「検閲」という他国にはない事情が横たわっている。この検閲をくぐり抜けるべく、かつて若手映画人たちは死闘を繰...
―― 所用で遠出していたら、学生時代に通っていたゲームセンターの同窓会連絡網から珍しく連絡があった。「あれ、神崎だよ」と。何の話かと思ったら、熊澤という元農林水産事務次官の老人に殺されたニート息子の事件だっ...
―― 欧州や南米から有名選手を、あり得ない金額で“爆買い”することで有名となった中国サッカー・スーパーリーグ。今や、資金力や観客数ではJリーグを凌駕するほどになっている。ただし、あまりの状態に中国政府もやん...
―― かつて、ネットは自由で開かれたものであった。だが、どんどんネットを使う人が増え、企業や公共団体がネットを基盤としたサービスを提供し、そして人や社会がネットの諸々に左右されるようになった現在、もはや「自...
―― 近年、上海ファッションウィークに出展するブランドは中国国内/国外問わず増え続け、世界的に通用し得るハイセンスな国産ブランドが頭角を現している。しかし一方で、ドルチェ&ガッバーナのPR動画が大炎上し、中...
―― 人気ドラマやサブカル映画で話題の若手映画監督が主宰する劇団は、劇団員全員がさまざまな分野で活躍しているクリエイター集団だった!
―― 中国政府はヒップホップ禁止令を出した――。2018年、そんなニュースが日本でもややセンセーショナルに報じられた。しかしながら近年、同国では『The Rap of China』なる超人気番組が存在し、さ...
―― シャーリーズ・セロンはスーパー・ウーマンだ。南アフリカで生まれ、15歳のとき、DVの被害者である母親が父親を射殺するのを目撃した。
―― 先日、幻冬舎が自社の看板タイトルである、百田尚樹『日本国記』を執拗に批判した作家・津原泰水の文庫化を中止し、社長の見城徹がSNS上で津原の実売部数を晒し上げた件は、アンチネトウヨとクリエイターの受難が...
―― 離れたところから電波をつかって、人がいて、動いているのか、または熟睡しているのか、知ることができる技術がある。アメリカ生まれのそんな技術を、日本に持ってきてビジネスにしようとしている丸茂正人氏。日本の...
―― 前記事では海外での童話の規制事情を紹介してきたが、実は創作童話や児童文学の締め付けも厳しいみたいで……。
―― ゲイ雑誌「薔薇族」の読み手には、少数派ながら女性も含まれていた。
―― Gの導入でますます期待が高まるIoT社会の到来。多くの企業が日夜技術を発展させまた、それをメディアが喧伝しており、一般人でもなんとなく新しい社会の到来に期待を寄せるようになってきた。ところが、社会の技...