サイゾーpremium  > ニュース  > 大島優子の裸体を知り尽くした監督が激写!? 『優子パイパン濡れ場』の詳細と“のりピー元夫”のシャブをキメた夜

"カストリ雑誌"などと揶揄されながらも魑魅魍魎が跋扈する芸能界において、一服の清涼剤として機能するオヤジ系実話誌の数々。普段は表立って語られないこれら愛すべき実話誌(一般週刊誌含む)の下世話なゴシップを、芸能評論家・三杉 武がランキング形式で解説する、実話誌時評――。

1位 「元夫 高相祐一が事件の真相を本誌に初激白 酒井法子とシャブをキメた夜」(「アサヒ芸能」2月5日特大号)
2位 「先取り!大島優子パイパンラブホ濡れ場」(「週刊実話」2月12日号)
3位 「百田尚樹の正体『殉愛』騒動と『たかじん利権』これが真相だ」(「宝島」2月号)&「百田尚樹のメディア支配 独占スクープ! 疑惑発覚 たかじん未亡人の『週刊新潮』記事改ざん」(「宝島」3月号)

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「アサヒ芸能」 2015年 2/5号

 フランスでは年明け早々、イスラムの預言者を冒涜する風刺画を掲載した週刊新聞「シャルリー・エブド」の本社が武装テロリストに襲われ、編集長、風刺マンガ担当者、コラム執筆者ら合わせて12人が殺害されるという痛ましい事件が起こった。

 偶像崇拝を禁ずるイスラム教徒にとってはその内容以前の問題として、預言者をイラストに描かれること自体が許されざる行為だと聞く。

 とはいえ、武装テロリストの蛮行は決して許されることではない。

 とまれ、イスラム教に対しても、フランスの法律に対しても、ほとんど知識のない小生がこの事件について持論を展開したところで恥をかくだけなので、事件の本質に関しては筆を止めたい。

 その一方で、印象的だったのは犠牲者の追悼に加え、表現の自由を訴える行進にイギリスのキャメロン首相やドイツのメルケル首相などといった欧州主要国を中心とする40人超の各国首脳が参加したことである。

「シャルリー・エブド」といえば、国内外の政治家もこれまで散々過激な風刺画の槍玉にあげられてきたわけで、我が国に例えると、時の首相や政権をボロクソに叩くのが日課の「日刊ゲンダイ」の編集部が何者かに襲撃された追悼イベントに、安倍晋三首相が率先して参加するようなものだ。それだけヨーロッパでは「表現の自由」というものが世間一般的に重要視されているということなのだろう。

 そんな折、何とも考えさせられたのが3位に選んだ「宝島」の記事だ。

 故・やしきたかじんさんの最晩年を妻のさくらさんの証言や看護日記などをもとに作家の百田尚樹氏が書いたノンフィクション『殉愛』に関しては、名誉を毀損されたとして、たかじんさんの長女が版元の幻冬舎に対して出版差し止めを求めて提訴し、法廷闘争の泥仕合と化している。百田氏&さくらさんサイドとたかじんさんの長女サイド、どちらの言い分が正しいのかに注目が集まっているわけだが、同誌によると「週刊文春」と「週刊新潮」の2誌が作家タブーに屈し、一方的に百田氏サイドを擁護する記事を連発しているというのだ。

「週刊文春」「週刊新潮」といえば、普段はジャーナリズム精神を旗印にコワモテな取材方針で数々のスクープを世に放ち、日本の週刊誌業界をけん引している週刊誌界の雄。そんな2誌が、いくら相手がベストセラー作家であり、連載や単行本というしがらみがあるとはいえ、作家タブーという圧力に屈して一方的な擁護記事に終始しているとしたならばとても残念なことだ。

 真偽のほどは定かではないが、「宝島」の記事では両雑誌の編集部内のゴタゴタぶりがかなり綿密に綴られていることから、記事化にあたりそれぞれの雑誌の関係者が情報を提供している可能性が高く、あながち見当外れな内容とも思えない。今後、法廷闘争が進むにつれて「文春」「新潮」がこの騒動をどのように報じていくのか、はたまた黙殺するのか、注視していきたい。
 
 そんな中、続く2位には昭和の時代から脈々と続くブレない攻めのスタンスと魅せる"空中殺法"で一部ファンをトリコにしてやまない「週刊実話」の『先取り!大島優子パイパンラブホ濡れ場』をピックアップした。
 
 これまで「AKB48」の小嶋陽菜のパイパンヌードや沢尻エリカの本番濡れ場など、現実的には厳しいであろう事象を持ち前の"ファンタジー力"を遺憾なく発揮し、記事として報じてきた「週刊実話」。昨今ハヤリの「虚構新聞」の元祖ともいうべき誌面構成を昭和の時代から連綿と続けてきた実話誌界のレジェンドが今回その槍玉にあげているのが、昨年6月に「AKB48」を卒業した女優の大島である。

 前文から「大島の裸身を追い続ける本誌ではエロすぎる『大股開きラブホ濡れ場』撮影の様子を極秘キャッチ」と煽りつつ、大島が「AKB48」卒業後、映画初主演を務める今秋公開予定の「ロマンス」に言及。

 同誌によると、劇中で、大島扮するロマンスカーに添乗する販売員が俳優・大倉孝二演じる映画プロデューサーとラブホテルに宿泊するシーンがあるという。

「大島演じる販売員は、ソツなく仕事はするものの、地味で自分の意思があまりない目立たないキャラ」とし、映画関係者の「そんな役の大島が、いざ"スイッチ"が入るとベッド上で豹変します。パンティーを脱がされ、ブラを外されると、自ら官能的な表情を浮かべつつ大股開きに。大倉の背中を狂おしい雰囲気でかきむしり、唾液を垂らさんばかりの熱いベロチューを展開。正常位で抱き合いAKB時代のダンスで鍛え上げた腰を激しく振りまくったといいます」というコメントを紹介している。

 劇中にラブホテルでの濡れ場があるのならば、確かに"ラブホ濡れ場"の見出しは成立するが、とはいえ、これだけでは大島が“パイパン”であるかどうかは定かではない。

 だが、御安心あれ。ここからが“活字界のファンタジスタ”の「週刊実話」の真骨頂である。同誌は同映画の監督で大島の入浴シーンが話題になった「ミノン」のCMも手掛けたタナダユキ氏の存在に触れて、「タナダ監督は、いわば大島の裸体を知り尽くした監督といえる。それだけに大島も安心して映画の撮影に入れた(以下略)」としたうえで、「信頼するタナダ監督の作品ということもあってか、また元来の露出好きという性格も合わさってか、ベッドシーンは前貼りなしだったとか。一瞬、股間付近が見えてしまった瞬間があったそうなのですが、付け根の恥丘あたりにも陰毛が見えなかったというのです。大島は、逆三角形の黒々としたヘアで知られますが、それが見えないため"濡れ場の邪魔にならないよう剃毛してパイパンで撮影に臨んだのでは"という見方が広まっています」との芸能関係者のコメントを記し、"パイパン"部分に関しても見事に補完。

 その後、「(前略)今後は、昨秋発売の写真集『脱ぎやがれ!』を撮影した蜷川実花氏が監督を務める作品でヘアヌード解禁…というのが規定路線と見られています」(女性誌記者)と畳みかけて、最後は「パイパンのままでもOK」との一文で締めている。

 本筋ではパイパン濡れ場を強調しながらも、何故か最後はヘアヌード解禁の情報も紹介し、「パイパンのままでもOK」なる一文で締めるあたりは、まさにファンタジスタならではのサービス精神の表れで、不粋なツッコミよりも何倍も好感が持てる次第である。

 そして1位は「週刊アサヒ芸能」の『元夫 高相祐一が事件の真相を本誌に初激白 酒井法子とシャブをキメた夜』とした。

 約5年前に覚醒剤事件で夫婦揃って逮捕された酒井法子の元夫の高相祐一氏を『アサ芸』が独占インタビュー。高相氏は自身のドラッグ体験を皮切りに、元妻の酒井との夫婦生活などを赤裸々に明かしている。中でも、のりピーが覚醒剤に手を出すキッカケを振り返っている部分は印象深い。

「結婚5年目ぐらいに、自分が隠れてやっている時に、そこに彼女が現れて見つかってしまったんです。(気化した覚醒剤が酒井や子供のほうに行かないように)キッチンの換気扇の下でアルミホイルに入れてアブっていたから、子供が寝ていた夜だったのかな…。彼女もビックリして『何、それ?』って。それで、とっさに『元気が出るクスリだよ』と答えたんです。バツが悪いのもあったし、気分が高揚していたこともあったのかもしれないけど、つい『やってみる?』と誘ったら、彼女は『うん』と言って…」
 
「全ての責任は僕にあるんです」とかばう素振りを見せつつも、このタイミングでマスコミのインタビューに応じた高相氏の告白は事件以来、仕事面で苦戦が続いているというのりピーにとって吉と出るか、凶と出るか…。

いずれにせよ、世間を震撼させた事件の当事者である高相氏の独占インタビューに成功した「週刊アサヒ芸能」の功績は高く評価したい。

三杉 武(みすぎ・たけし)
大学を卒業後に全国紙で記者を経てフリーに転身。記者時代に培った独自のネットワークを活かして、芸能評論家として活動。週刊誌やスポーツ紙で独自の視点からコメンテーターを務めるほか、スクープ記事も手掛けている。アイドルやアニメ、TRPG、プロレスなどのサブカルチャーにも造詣が深い。2012年には『AKB48総選挙2012公式ガイドブック』にて、10論客として第4回AKB48選抜総選挙の予想および解説を担当。翌2013年にも『AKB48総選挙2013公式ガイドブック』にて、8論客として、第5回AKB48選抜総選挙の予想および解説を務める。

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