サイゾーpremium  > 特集  > エンタメ  > 教えて! 大﨑洋さん!! 逆風での船出「大阪万博」の愉しみ方
第1特集
大﨑さん!ぶっちゃけ どうなんですか?

分断の時代に問われる 大阪万博の楽しみ方

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4月13日の開幕が迫る大阪・関西万博だが、工期の遅れや展示内容のわかりづらさなど、
ネガティブなニュースが目立つ。2350億円もかけたのだから、期待できる話題もあるはずだ。
どうせなら、万博を楽しんでみようではないか! そう考え、大阪・関西万博催事検討会議の共同座長を務める大﨑洋氏に直撃してみると……。

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背景写真/Getty Images

大﨑 洋(おおさき・ひろし)
1978年吉本興業(現・吉本興業ホールディングス株式会社)に入社、お笑いコンビ「ダウンタウン」の初代マネージャーを務める。2009年代表取締役社長就任、19年代表取締役会長就任。23年の取締役退任後、日本国際博覧会協会の『大阪・関西万博催事検討会議』の共同座長に就任。内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局 「わくわく地方生活実現会議」委員。内閣府知的財産戦略本部構想委員会委員。

「太陽の塔みたいなレガシーになるんちゃう?」

2月28日に完成した大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」の屋上に上ったときの心境を、大﨑洋氏はそう振り返る。

「思わず『おぉ、やば!』と言っちゃいました。会場がある『夢洲』は大阪湾に突き出すように造られた人工島。大阪、兵庫、和歌山と関西の街をぐるりと一望できて、海の香りがする風が気持ちいい。世界中の人が集まる活気の中で、あの風景を眺めたら、関西、いや日本のイメージも新しいものになるんじゃないかな」

伝統的な「貫」という木組みで造られた大屋根リングは全周約2025メートル。会場を一周する円の形には「多様でありながら、ひとつ」という理念が込められ、3月4日には世界最大の木造建築物としてギネス世界記録に認定された。

大﨑氏が共同座長を務める万博催事検討会議は、万博を彩るイベントの案や編成方針を話し合うためのもの。吉本興業会長の退任と前後する2023年5月から大﨑氏は万博の顔役として情報発信に注力してきた。取材を行ったのは3月初旬。開催まで約1カ月となり、着々と準備が整いつつあるが、「万博のよくない評判ばかりが目立っていてね」と大﨑氏はこぼす。いわく、その要因のひとつは「目玉となるパビリオンの展示内容が、現時点でも一般の人にはわからないこと」だという。

「情報発信が遅れているのは、催しとしてよくないね。何を見られるかわからなければ、お客さんは期待しようもないですから。ただ、出展者側の気持ちも理解できます。国や地域を背負っているから、情報を出すにしても万全を期したいという気概が強い。だから、いざ始まれば、そうした気概に引けを取らないものを見てもらえます」

確かに現状では具体的な展示内容は把握しづらい。ネットで世界中の情報が得られる時代に、大金をかけて万博を開催する意義はあるのか?という疑問が市井から発されるのは無理もない。

だが開催の意義を語るとき、大﨑氏が描くビジョンは明確だ。個人主義の尊重や価値観の多様化、SNSによる情報の断片化とフィルターバブル||20世紀末からのこうした変容によって、「豊かさ」や「未来」という言葉から思い浮かべる風景が人それぞれ異なるのが当たり前になった現代。そこで一度立ち止まり、共に生きるために分かち合える地盤を模索すること、これが万博にかける大﨑氏の願いだという。

おすすめパビリオン3選
160を超える国や国際機関のパビリオンが立ち並ぶ万博。大﨑氏が独断と偏見でピックアップ!

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①関西パビリオン

「いのち輝く関西悠久の歴史と現在」をテーマに、福井県の恐竜、徳島県の阿波踊り、鳥取県のマンガなど、9府県の特色に応じた展示を行う。歴史上長らく文化の中心を担った西日本の文化を掘り下げ、未来へつながる価値を模索する。「今回の万博は、大阪、そして西日本全体がさらなる躍進をしていくための転換点になるはず。ここでは皆さんが知っているようで知らない関西の魅力を見てもらえます」。


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②よしもと waraii myraii館

メインエントランスの、笑顔が描かれた巨大な球体に度肝を抜かれる。世界のクリエイターとのコラボ、プロジェクションマッピングなどを活用した多彩なショーで「文化や言葉を超えた笑い」を提供する。「笑いは世界の共通言語です。未来の子供たちに届く、笑いの今をご覧ください。オススメはアーティスト・尾崎勝さんの作品。感銘を受けました」。


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③スイスパビリオン

ロボティクスや生命科学、サステナビリティがテーマ。マスコットとして『アルプスの少女ハイジ』が採用され、同作品を題材とした立体切り絵、郷土料理を楽しめるカフェにも注目。「スイスは先端技術でも魅力のある国。海外のパビリオンは万博の花形です。誰もが知っている国も、渡航する機会が少ない国でも、展示を通じてきっと新しい発見が待っています」。


※画像はYouTube「Expo2025 大阪・関西万博」チャンネル(https://www.youtube.com/@Expo2025Japan)より抜粋


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