宅八郎の逝去から、オタクの歴史を考える……幽霊、批評家は文化的背教者なのか。
―― ほんの一瞬だが、宅八郎が亡くなった件が騒がれていた。90年代悪趣味サブカル文化の衰退後、表舞台から姿を消していたから、そりゃそうだろうな、と思ったが、よく見ると反応の温度差は激しかった。
―― ほんの一瞬だが、宅八郎が亡くなった件が騒がれていた。90年代悪趣味サブカル文化の衰退後、表舞台から姿を消していたから、そりゃそうだろうな、と思ったが、よく見ると反応の温度差は激しかった。
―― 近年、欧米ではポルノ批判が顕著だ。理由はPornhubなどでオンラインポルノを視聴することで、現実でセックスを求めなくなり、さらに実際にセックスをしたところで、ポルノ視聴以上の快楽は得られず、そのこと...
―― というわけで、2020年を振り返ってもらいます。
―― 2019年1月、YouTubeで公開された「AV男優を目指す男の密着ドキュメンタリー」動画がネットで話題となった現在進行形の若手ポルノスター、井田裕隆。「AVにも出てるし、YouTubeで性にまつわる...
―― 2020年12月初旬、ニューヨークの五番街。例年ならクリスマスシーズンの彩りの中で、たくさんの人がショッピングや食事を楽しむこの目抜き通りも、まるでゴーストタウンのような静けさに包まれていた。
―― 多くの女性ファンを魅了してきたジャニーズ事務所だが、そのジェンダー観は「前時代的」とたびたび批判されている。
―― 半世紀にわたり、数々の多彩な男性アイドルたちを世に送り出してきたジャニーズ事務所。彼らは時代時代のスーパースターとなり、女性ファンの歓声を大いに浴びてきた。近年は退所のニュースが立て続いているが、今も...
―― Netflixで配信中のドラマ『今際の国のアリス』で、坊主頭の屈強な野郎を演じている青柳翔。LDHの俳優部門「劇団EXILE」の中心人物であり、その端正なルックスで異性からの黄色い声をほしいままにする...
―― 日本独自基準の軽自動車はどのようにアニメやマンガ作品で描かれてきたか――?
―― 車は単なる道具ではなく、ステイタスを表すシンボルとしても機能してきた。その中で、男女の恋愛に関するアンケートなどで「軽自動車で迎えに来られるのは恥ずかしい」といった結果がもてはやされてもきたわけだが近...
―― 2020年初には予想だにしなかったコロナ禍。当初は対岸の火事だと思いきや、日本どころか世界中に延焼して、収束のめどがまったく付かないありさま。その他にも東京五輪が延期になったり、米大統領選挙でトランプ...
―― サイゾーで「鍋」といったらこの人、Young Hastle(以下、ヤンハス)である。2017年5月号掲載「俺が筋トレをする理由」企画においても、筋量を増やすための鍋料理を紹介してくれた彼に、今年もコロ...
―― 前記事では男性ラッパーたちを取り上げたが、近年、日本で才気あふれる女性ラッパーが次々と登場している。
―― 悪そうでイカつい男たちが絆を確かめ合いながら、「ビッチ」「プッシー」「ファック」とラップする――。ヒップホップにそんな印象を抱く読者もいるだろうが、この音楽文化を享受している女性リスナーも多い。では、...
―― 男性優位で異性愛主義の宗教とされるキリスト教だが、近年は同性愛者の牧師も誕生している。本稿では、そのような牧師3人に登場してもらい、「なぜキリスト教は同性愛を否定してきたのか」を問うてみた。その背景に...
―― 日本人は牛肉を食べることが大好きだ。牛丼、焼肉、しゃぶしゃぶ、ステーキ……。街を歩けばあらゆる牛肉料理の店を見かけるし、個人でも小売店やネットを通じてあらゆるタイプの牛肉を簡単に入手できる。また、国産...
―― 鍋といえば家族や仲間うちで囲むもの。しかし、また違ったかたちで活躍する場面がある。それが被災者へのボランティの代表例ともいえる炊き出しだ。
―― 2040年、日本の人口の約半分が独身者に! 急速に進んでいく“ソロ社会化”。 何が日本社会にソロ化をもたらしたのか、いま何が起こっているのか、そして未来は――。独身研究家・荒川和久氏と語る。
―― 「男性学が今アツい」と言われたところで、これまで継続的にジェンダー問題に関心を向けていなかった男性からすれば「なんのこっちゃ」という向きもあるだろう。そこで本稿では、日本における男性学の潮流を追いつつ...
―― 男というのは、いつの時代も変わらない。しかし、近年は「オトコのあり方」というものが、社会の変容によって崩壊しつつあり、男たちもそれに順応しようとしてきているが、そもそも「男らしさ」とは一体何なのだろう...
―― 欧米諸国の100分の1程度の感染者数にもかかわらず、早くも医療逼迫や医療崩壊が騒がれている日本の新型コロナ対策。世界屈指の病床数を誇っているものの、なぜこのような事態に陥っているのだろうか。その背景に...
―― 2021年の新たなサイゾーの巻頭グラビアを飾るのは、“この人物はフィクションです。”というコンセプト(?)のもと、2・5次元のグラビアモデルとして活躍しているあまつまりなさん。本日の撮影はいかがでした...
―― 事務所移籍で心機一転した彼女の2021年の目標は「生き様が格好いい」と言われること!
―― 昨年、何度も本誌で紹介してきたグレイテスト・ラウンドガール。彼女たちは元世界王者の戸高秀樹氏が会長を務める戸高秀樹ボクシングジム主催の「ザ・グレイテストボクシング」の会場を盛り上げる存在であり、さらに...
―― クリスマスシーズンの風物詩となっている、救世軍の社会鍋の募金活動を見たことがある者もいるだろう。ターミナル駅の百貨店の前など人通りのある目立つ繁華街で軍服を身に纏い、3本の支柱で支えられた鉄製の鍋を据...
―― 寄せ鍋や水炊き、ちり鍋、もつ鍋、ちゃんこ鍋、郷土色の強い石狩鍋やきりたんぽ鍋、芋煮など、日本には多種多様な鍋料理が存在する。そんな中、比較的新しい、しかも外来の鍋料理でありながら、いつの間にか定番とな...
―― 鍋料理の中でも身近な存在である「おでん」。はんぺんやつみれなどを製造・販売している紀文食品(東京・中央区)では、鍋のPRを目的におでんや鍋の情報をまとめた報道用資料「紀文・鍋白書」を1994年から毎年...
―― 鹿、猪、熊に始まり、果ては鴉やアライグマまで……! 現在、高田馬場店など3店舗を展開する『米とサーカス』は、この時期、各種取り揃えたジビエ鍋が人気だ。昆虫食でも有名な同店だが、鍋特集の今回はあえてジビ...
―― まことしやかにささやかれ続けてきた「シャブはサウナで抜ける」という都市伝説。まさか昨今巻き起こっているサウナブームは、そんな側面を持ち合わせているというのだろうか……? 確かに芸能人やスポーツ選手など...
―― これまで数々のマンガ作品で、麻薬が登場してきた。しかし、時に麻薬はマンガの中で万能薬のようなイメージで描かれることもあり、かなり飛躍した使い方や描写がされることもある。そこで、通常ではあり得ない「トン...
―― “特殊なお茶”を販売した男性が、麻薬及び向精神薬取締法違反の罪に問われている裁判が、一部で注目を集めている。お茶に幻覚物質が含まれていたというが、植物性の幻覚剤は、しばしば宗教儀礼にも使われてきた歴史...
―― 「観たら、キマる」とうたう山本政志監督の最新映画『脳天パラダイス』は、とにかくハチャメチャだ。出演者のいとうせいこうが、デタラメへの敬意を込めて同作の強度を解く。
―― RIOTとは「暴動」を意味する単語。何やら物騒なネーミングのライオットビールが世田谷区内に誕生したのは、2018年のことである。もっとも、RIOTにはスラングとして「めちゃくちゃ面白い」という意味もあ...
―― 世界では、ドラッグストアだけでなく商店などでもピルが買える国もある。「ピル後進国」である日本がまず、見習うべき国はどこだろうか?
―― 日本で経口避妊薬(ピル)をめぐる議論が進んでこなかった背景には、女性差別や、薬や人工妊娠中絶をめぐる産業が抱える利権構造がある。ところが、菅義偉内閣になってすぐの10月頭、薬局での「緊急避妊薬」(アフ...
―― 予定通りであれば、2025年に大阪では55年ぶり、日本では愛知万博以来20年ぶりの万博が開催されるという。当初の「産業の祭典」という意味での万博が歴史的な役割を終えて久しいこともあり、現代オリンピック...
―― 前記事だけでは満足できないという人のために、こちらではCBDについて詳しく書かれた本を紹介。入門書から専門書まで、多角的な視点をもたらしてくれる4冊をご堪能あれ。
―― 最近、CBDという単語を目にした読者がいるかもしれない。大麻に含まれる成分であるが、ハイになるものではなく、それを配合したオイルやクリームが街中のコスメショップで売られ、オーガニック/ウェルネス志向の...
―― 『シカゴ7裁判』は、『ソーシャル・ネットワーク』の脚本家アーロン・ソーキンが自ら監督した、50年前の理不尽な裁判を描いた実録映画だ。
―― 佳子様は今、どんなふうに過ごされていらっしゃるのでしょう……。2019年の秋はダンスの発表会に出られ、連日、儀式や式典、ご引見など多くの公務にもご参加されてお忙しかった佳子様。令和2年の宮内庁サイト内...
―― 米国ではミュージシャンのプリンスや俳優のフィリップ・シーモア・ホフマンが過剰摂取し、その死亡の原因となったオピオイド。2017年にはトランプ大統領が非常事態を宣言するなど、近年は“オピオイド危機”と呼...
―― コロナ禍で苦境に陥っていた映画界にあって、空前ともいうべき大ヒットとなった『鬼滅の刃 無限列車編』。なぜ、この作品は老若男女を問わず受け入れられたのだろうか? そのほかクリストファー・ノーラン監督の『...
―― 世間的なヒットはできなかったものの、今年の夏クール、薬剤師にスポットを当てた珍しいドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』が放送された。医師や看護師に耳目が集まることはあるが、では今回改め...
―― 断食ブーム、キテるんですよ。僕も最長で1週間、何も食べずに水分のみで断食しました。
―― KISSのジーン・シモンズとヴァン・ヘイレンのベーシストが同一人物だという噂は本当だろうか? 『パタリロ!』第1話でパタリロ・ド・マリネール8世殿下が発する奇妙な独り言。それは78年、KISSメンバー...
―― 有史以前からその存在が確認され、使用されていたという「ドラッグ」。ときに鎮痛効果をもたらし、ときに嗜好品として愛でられ、そして戦争をも巻き起こした“人類の旧き友”に、なぜ我々は翻弄されるのだろうか。そ...
―― 「暴動で丸焼けになった、中古車ディーラーのクルマが並んでいます。まるで、ここは戦場です」
―― 今もっとも注目されているマンガ、『満州アヘンスクワッド』をご存知だろうか。本作は満州という日本の傀儡国家を舞台にした、アヘンの製造と流通がテーマのクライムサスペンスだ。一体、なぜこのような歴史のタブー...
―― 2020年10月2日、「盆踊りでTOKYOカルチャーを世界へ発信する」というテーマを掲げた「東京大盆踊り大会」が開催された。この盆踊り大会は19年に東京・世田谷区の駒沢オリンピック公園で初開催されて大...