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DJ DARUMA & JOMMYの「BLACK PAGE」【5】

【DJ DARUMA & JOMMY】「謎」と「静」で振り返る2020年

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――ダンスフロアからの新たな刺客。DARUMAとJOMMYの画期的音楽探究。

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(写真/岩澤高雄・The VOICE)

――というわけで、2020年を振り返ってもらいます。

JOMMY(以下、J) どうしてもコロナの話になっちゃうけど、とにかく動きが鈍くなってしまう年だったから、アグレッシブに行動はできなかったですよね。自分から生み出したいこと、発信したいことが、どうしてもうまく進められなかった。でも、21年にすぐ行動できるように気持ちやマインド、情報もプールして、それを一気に放出したいなと思ってます。

――今年は、そのプールしたストレスも発散するわけですね。

J それがあんまりストレスはなくって。もともとストレスは溜まらないというか溜めないタイプだからね。

――JOMMYさんは風通しがよさそうな生活を送ってそうですもんね。DARUMAさんはどうでしたか?

DJ DARUMA(以下、D) 常に必死は必死でしたね。けど、やりようがない1年で、ニューノーマルに合わせながら整える作業、って感じでした。それにこうして〝喰らって〟いること自体、日本だけじゃなく世界中のことだから、しょうがないと割り切りながら。

――逆に「最高の出来事」と思えることは、何かありましたか?

D まだ公にできないんですけど、とあるコンペで楽曲が通って、マジで今ブチアガってます。

J 例のアレ? わりとクールな対応だったから、そんなブチアガってると思わなかった。

D いやいや、ヤバかったよ(笑)。だって家で叫んだからね! 意地でも通したいコンペだったから、やりきれない気持ちを一気に巻き返せたし。去年はヘコむニュースが多かった中、2020年の激アツな出来事になったんですが……近々この連載でも話せる機会がやってくると思います。

J 俺はどうかなー。DARUMAくんくらいのブチアガりはなかったかな。ハイライトといったら、去年の2月末の『EDGE HOUSE』の1周年は盛大なパーティになったけど……。

D 盛り上がったけど、あれが最後のクラブDJプレイになってるもんね。

――事前の聞き取りではJOMMYさん、「最高の出来事はサイゾーでの連載スタート」って言ってましたけど、釣りだったんですね。

J ちょ、釣ってよ!

D めちゃくちゃ最高の出来事!

――なんか取って付けた感ありますね。

J 箔が付いたよね! 周りの友達から「ネットで読めるサイゾー、月額登録した!」って言われたし。というわけで俺は『EDGE HOUSE』1周年と連載スタートのワンツーフィニッシュ!

――ありがとうございます。そんな中、JOMMYさんの去年のトピックとして「働き方改革」も挙がっています。

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ダルジョミさんに各々書いてもらった「2020年の漢字」。DARUMAさんが「謎」で、JOMMYさんは「静」。「静」の書き順を静かに間違いながらも、無事に書き上げたJOMMYさん。

J 職場に行かなくてもコミュニケーションが図れることがわかったし、時間の配分や仕事の割り振り方、新しい価値観が生まれたと思う。

D ポジティブに考えるなら、「30分の対面での打ち合わせをするために1時間かけて移動して、それが繰り返される」っていう日常を覆せたというか、短縮できたんじゃん、って感じたよね。僕の場合、リアルに引っ越しも考えたりしてるんですよ。東京じゃなくても都心部までアクセスしやすい土地はあるし、かつ家賃が都内より安い物件もたくさんあるじゃないですか。実際、曲作りはリモートのやりとりでできちゃったりするんで、ネットさえしっかりしてれば環境的には悪くない。もちろん、今でも対面することが美徳と思っている人もいるんだろうけど、今は相手を気遣い会わないことが正義とされてますしね。

――ただ、正月恒例の帰省ができず、家族や親族間で会えない悲しさ、ってのはありますよね。

D 自分も子どもができて親の気持ちがわかるんだけど、病気をうつす可能性を考えると、会わずにガマンするほうが家族のため、って思えますからね。

J 正月の行事は旅行から全部キャンセルしたもんね。本当は元旦に両家で集まって「木曽路」で食事会をする予定だったんだけど、やめました。

――そしてDARUMAさんの年末トピックには、やはり鉄板の「M-1」。

D マヂカルラブリーさんの優勝は、もともとファンなので最高です。昨年はコロナがあって、芸人さんたちが観客を目の前にしてネタをカケれなかったっていうジレンマがあったと思うんですね。以前だったら、決勝までに何度も何度も試す舞台があって、練りに練って熟成させた漫才を「M-1」で披露してきたと思うんだけど、それが叶わなかった。これまでの「M-1」はそれができていたから、コンマ数秒の差すら微調整して、まったく無駄のないスキルの応酬が繰り広げられていた。番組終了後、「漫才なのかコントなのか」っていう論争もあったけど、ニッキー・ミナージュが「Super Bass」でアワードを受賞したときの「これがヒップホップなのか?」論争と同じで、漫才も音楽と一緒で変化していくものだと僕は思ってるんですね。スタイルの変化を受け入れられない層は、一定数いるんだろうなと。音楽に例えると、昨年までは精密に計算されたEDMやインテリジェンスなテクノなどの芸術性の勝負だったのが、今年のおいでやすこがさんの漫才などはシカゴハウスっていうか。コンプをバーンと効かせたキックで男気グルーヴ作られたら、やっぱり踊っちゃうよねっていう。……わかりにくいか、この例え(笑)。

J 決勝の3組はちょろっと見たけど、マヂカルラブリーの優勝が決まった後の審査員のコメントに感動したなー。芸人が人を笑わせることに命をかけてて、それぞれが持つストーリーを重ね合わせると目頭が熱くなった。

D それは正しい見方だと思う。お笑いも音楽も人生をかけたスタイルウォーズだからね。「今年の若手はどんなスタイルを披露してくれるんだろう?」とか、お笑いの新世代を見るのは、ヒップホップで彗星のごとく登場した若手ラッパーを聴く感覚と似ている。その両者の親和性の高さを楽しんでます。

――親和性といえば、参拝と動画の親和性の高さを証明した「遠隔参拝」にハマってるんですよね、JOMMYさん。

J 去年、伊勢神宮に参拝に行って、あとから内宮をお参りできる場所をネットで調べてたら、YouTubeで「スピリチュアルパワースポット旅ch」っていうチャンネルを見つけたんですよ。日本全国の神社やパワースポットをくまなく参拝している動画で、それを見てたら遠隔参拝はもちろんなんだけど、神社の造りにまでハマっちゃって。これまでDJとかの仕事で全国各地を巡っていたのに、由緒正しき神社を見過ごしてきたかと思うと……悔やんでも悔やみきれない! という思いから、今は遠隔で参ってます。あと、ラッパーの13ELLくんとかが所属している京都のヒップホップ・クルー〈D.C.A〉のメンバーがYouTubeで配信してる「D2LIFE 神社部」も面白い。ヒップホップ目線でお参りを語っているんだけど、今は行きたい神社が増えすぎて困ってるくらい。いつもの日常が戻ったら、御朱印とかもらって自分の足で参拝したいですね。

――今年、コロナの隙を見計らって「ダルジョミ参拝」を行い、良い年になるように祈願しましょう。

(構成/佐藤公郎)
(写真/岩澤高雄・The VOICE)

DJ DARUMA(DJだるま)
ヒップホップの魂を持って世界各国のダンスフロアをロックするDJ/プロデューサー。DJ MAARとのユニット〈DEXPISTOLS〉として、EXILE HIROの呼びかけによって集結したユニット〈PKCZ®〉のメンバー(MAKIDAIとVERBALも含む)としても活躍。
Instagram〈djdaruma

JOMMY(じょみー)
10代からストリートダンスを始め、東京のダンスシーン/クラブミュージックシーンを牽引する存在。〈DJ DARUMA & JOMMY〉として、昨年からスタートした新世代ハウス・パーティ『EDGE HOUSE』のレジデントも務める。
Instagram〈jommytokio

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