パレスチナにおけるジェノサイドと日本の難民問題の深層にあるもの
―― イスラエルによって徹底的に破壊され尽くしたガザの住民を受け入れる考えがある──そんなことを石破総理が口にしたが、その真意はどこにあるのか?ガザは実験場です。二○○七年当時で百五十万人以上の人間を狭い場...
―― イスラエルによって徹底的に破壊され尽くしたガザの住民を受け入れる考えがある──そんなことを石破総理が口にしたが、その真意はどこにあるのか?ガザは実験場です。二○○七年当時で百五十万人以上の人間を狭い場...
―― 4月13日の開幕が迫る大阪・関西万博だが、工期の遅れや展示内容のわかりづらさなど、 ネガティブなニュースが目立つ。2350億円もかけたのだから、期待できる話題もあるはずだ。 どうせなら、万博を楽しんで...
―― ウクライナを罵倒し、ロシアと親密になる──。30年前にこのような光景を目にすることができただろうか?世界各地に火種をばらまく、アメリカのドナルド・トランプ大統領。傍観者として見る分には興味深いが、いよ...
―― 世界を二分していた資本主義・自由主義と社会主義・共産主義の図式は崩れ去り、かつて対立していたアメリカとロシアのリーダー同士が手を組む時代となった。一体、何が起きているのか? 各国で左右の分断が深まる今...
―― 2025年1月24日(金)に電子書籍『なりたい自分になれる 最強の自己プロデュース力』(1,200円+税)を発売します。Kindleほか各電子書籍プラットフォームで配信をスタートしました。 「もっと自...
―― コロナ禍前後から東京・新宿歌舞伎町に関連する書籍はブームの様相を呈している。本の主役はトー横に集うZ世代、推し活の究極系・ホスト、大久保公園の立ちんぼなど。かつて暴力と犯罪が支配した歌舞伎町で進む変容...
―― 日本という国家は、国民主権で運営されているはずなのに、我々にその実感はほぼない。しかも、国民の信託を受けていない人々によって基本的人権は侵害され、トンデモない政策や憲法改正案まで繰り出されていることに...
―― 「ェィョー、ワッツアップ!」──アイドルがステージでフリースタイルを始めることもめずらしくなくなったこのご時世。これまでに生み落とされた星の数ほどの「ラップを採用したアイドルの楽曲」は、今や違和感すら...
―― 岸田首相が総裁選不出馬を表明したことで、9月末には新しい政権が誕生することとなった。ただ、誰がなっても日本が大きく変わりそうもないことを国民は見透かしているのか、総裁選への関心は高くないように見える。...
―― コロナ禍を経て、ライブハウスを拠点に活動するアイドルたちの取り巻く状況は激変。ビジネスモデルは大きく変化し、自転車操業のアイドル運営が増えているという。今の流れが続くと業界は衰退する一途と警鐘を鳴らす...
―― これまで「オタク」と呼称されていたファン活動は、「推し活」というポップでカジュアルな言葉に置き換えられた。前者はアイドルやアニメの熱狂的ファンを指す言葉だったが、後者になるとその分野は果てしなく広がり...
―― 「アマチュアリズム」はとうに失われ、五輪がカネになる一大イベントと化してから、今年で40年がたった。今ではその金脈にあやかろうと、いくつもの都市が開催地に名乗り出ては、関係者に賄賂を渡すことが定番とな...
―― アメリカを代表する音楽プロデューサー、ディディが窮地に追い込まれている。元恋人への性加害をはじめ、性的人身売買や暴行、果てには殺人の疑惑まで――。アメリカのヒップホップ/R&Bシーンに革命を起こし、も...
―― クリエイティブを学び取れ! 気鋭のDTM女子による音楽道場破り 新曲「バズりたガール」リリースしました!と、CMからスタートしてしまいましたが、今月は憧れのシンガー・ソングライターである椎名純平さんに...
―― 近年、性加害問題や性的マイノリティの存在に関連して、性教育の重要性が説かれる機会が増えている。そして日本で性教育が行われてこなかった(ように見える)のは、これまでに繰り返されてきたフェミニズムへのバッ...
―― 視聴率はともあれ、『光る君へ』が“いろいろな意味”で話題だ。大河ドラマとしては久しぶりの女性主人公であり、ラブストーリーの名手である脚本家による同作だが、大河ドラマの歴史をひもとくと「大河」そのものの...
―― エンタメ各社がIPビジネスに力を入れる中、出版業界においてダントツの成功を収めているのが「ジャンプ」ブランドを抱える集英社だ。IPホルダーとして絶対的な力を有する同社にタブーはあるか? エンタメ業界に...
―― 今年末、巨匠リドリー・スコット監督による歴史大作映画『ナポレオン』が満を持して公開される。近年、このスケールの歴史大作は結構久しぶりな気がしなくもないが……。歴史映画はなぜ減ったのか? そもそも集客が...
―― 人類とは旅する動物である――あの著名人を生み出したファミリーツリーの紆余曲折、ホモ・サピエンスのクレイジージャーニーを追う! 真田広之 90年、同年代の手塚理美と結婚。95年の映画『写楽』で共演した葉...
―― 2019年、韓国映画『パラサイト』が成し遂げた快挙をはじめ、近年ではアジアン・ムービーが全世界的に評価されている。そんななか、ここ日本でも注目を集めているのがタイの映画作品だ。アクション・ホラー・アー...
―― たった1本の映画が人生に影響を与えた、あるいは人生を変えた、という人は少なからずいるだろう。では、各界で活躍するあの人物は、どのような作品から影響を受けたのだろうか? あらゆる業界の賢人に登場いただき...
―― ゼロ年代とジェノサイズの後に残ったのは、不愉快な荒野だった? 生きながら葬られた〈元〉批評家が、墓の下から現代文化と批評界隈を覗き込む〈時代観察記〉 本誌編集長から「新聞の社説というか、サイゾーの社説...
―― 売春防止法や風営法などの法律により、日本の性風俗産業では、男性器の挿入を伴う性交本番行為は禁止となっている。ところが、ソープランドの存在をはじめヘルスなどでも本番行為が行われてしまうこともある。こうし...
―― 「この企画は、いわゆる、おじさん世代には、読んでほしいカナ(^_^;)」――執拗なまでに打ち込まれる読点と顔文字。こうした文体は通称「おじさん構文」と呼ばれる。このようになってしまう過程を真面目に考察...
―― 人間はどこから来たのか 人間は何者か 人間はどこに行くのか――。最先端の知見を有する学識者と“人間”について語り合う。 人間は利己的なのか、それとも利他的なのか。その根源的な問いから日本の連帯の可能性...
―― ビデオジャーナリストと社会学者が紡ぐ、ネットの新境地 [今月のゲスト]田崎基(たさき・もとい)[神奈川新聞記者] 1978年、神奈川県生まれ。2008年、神奈川新聞入社。デジタル編集部、報道部遊軍記者...
―― 通信・放送、そしてIT業界で活躍する気鋭のコンサルタントが失われたマス・マーケットを探索し、新しいビジネスプランをご提案! 2022年の流行語のひとつだった「Web3」。NFTと合わせて、スタートアッ...
―― 欧米を中心に、資本主義へ反旗を翻す若者が増えている。自分たちが豊かになれない現状を「資本主義の構造的な問題」とみなし、オルタナティブ(代替案)を求めているのだ。一方で、日本のZ世代にその萌芽はまだ見ら...
―― 人間にとって宗教とはそもそも何なのか。そして、無宗教といわれる日本人に特有の宗教観とは。今こそ考えたい宗教と人間、そして日本人の関わりについて宗教学者の島田裕巳氏に聞く。 今月のゲスト 島田裕巳[宗教...
―― 映画『THE FIRST SLAM DUNK』が大ヒット上映中だ。原作マンガも大人気を博し、スポーツにおけるバスケの地位を向上させたが、連載が終わったのは四半世紀以上も前のこと。あれから現実のバスケ自...
―― 甘い、辛い、酸っぱい……日本の食生活で日常的に出くわす味がある。でも実は、“伝統”なんかではなく、近い過去に創られたものかもしれない――。味覚から知られざる戦後ニッポンを掘り起こす! 苦味とおいしさの...
―― 2015年にノーベル文学賞を受賞したスヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチによるノンフィクション『戦争は女の顔をしていない』(岩波現代文庫)や、同作に触発されて書かれた逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』(...
―― 世界的に解禁の流れが進む大麻。主に需要の増大と用途の多様化よるものだが、一般の農作物同様、品種改良が進み、「消費者に支持される嗜好性の高い品種」「大量生産に適した品種」なども誕生している。本稿では、そ...
―― 麻薬をキメているのは、なにも人間だけではない。自然界では当然ながら、動物だって大麻にMDMA、果てはコカインまでも摂取している。人間と同じように動物たちも自身がトリップしている分には問題ないが、時に麻...
―― 現在、「大麻取締法」という法律が、日本の大麻の所持、栽培、譲渡などを規制している。この流れは古く、1930年の「麻薬取締規則」から続いているものだが、その頃にはすでに大麻は吸われていたのだろうか? そ...
―― 雲に隠れた岩山のように、正面からでは見えてこない。でも映画のスクリーンを通してズイズイッと見えてくる、超大国の真の姿をお届け。 「今から4500年前の古代エジプトの遺跡から、ゲイのカップルを描いた壁画...
―― 「宗教2世」によるエッセイやマンガが話題だが、小誌連載陣のひとりでコラムニストの更科修一郎も、とある有名教団の宗教3世だ。しかも、教団の運営する学校に通い、「末は幹部か国会議員か」と期待されていたよう...
―― 安倍元首相の銃撃事件をきっかけに、自民党と統一教会の癒着が次々と明らかになっていった。近代国家では守らなければならないはずの政教分離という原則は、いったいどうなっているのか。フランスにおける政教分離の...
―― 「合法JK」や「Lil 宗教 Jr.」など、過激なリリックで知られるフィメールラッパー〈Marukido〉。宗教三世として育ってきた彼女だったが、祖母や母親が信仰する宗教への違和感から、自ら脱会を決意...
―― 今年2月、ウェブで連載中だったコミックエッセイ『「神様」のいる家で育ちました〜宗教2世な私たち〜』が公開停止になり、波紋を呼んだ。近年、コミックエッセイの世界では、宗教をテーマにした作品が増えている。...
―― 旧統一教会問題をめぐっては「フランスの『反セクト法』を日本も取り入れるべき」といった意見も出ているが、果たして特定の教団を「カルト」と断定することは可能なのだろうか? そこで、海外の事例と比較しながら...
―― 甘い、辛い、酸っぱい……日本の食生活で日常的に出くわす味がある。でも実は、“伝統”なんかではなく、近い過去に創られたものかもしれない――。味覚から知られざる戦後ニッポンを掘り起こす! 甘いものは、なく...
―― 排除アートは本来「アート」の定義に含まれない存在だが、“排除アートを題材にしたアート作品”を制作したアーティストがいた。“排除アートを題材にしたアート作品”を制作・展示したのは小寺創太氏。展示のタイト...
―― スヌープ・ドッグをはじめ、エミネムやジェイ・Z、メソッド・マンなど、一時代を築き上げたヒップホップ・アーティストたちが続々とNFTの分野へ参入している。今年、一気に耳にすることが増えたこの“NFT”の...
―― 「聴く人の背景になれるような、寄り添える曲を作り続けたい」──巷を騒がすであろう、陰と陽を巧みに使い分ける21歳のラッパーの心情を探る。 「なりふり構わない」「荒々しい」「男気にあふれている」──今の...
―― 社会に広がったLGBTQという言葉。ただし、今も昔もスポーツ全般には“マッチョ”なイメージがつきまとい、その世界においてしばしば“男らしさ”が美徳とされてきた。では、“当事者”のアスリートたちは自らの...
―― 甘い、辛い、酸っぱい……日本の食生活で日常的に出くわす味がある。でも実は、“伝統”なんかではなく、近い過去に創られたものかもしれない――。身近な味覚を通して、知られざる戦後ニッポンを掘り起こす! 塩は...
―― 過去から見る現在、写真による時事批評 沖縄の本土「復帰」から50年が経過した。沖縄を舞台にしたNHKの朝ドラ『ちむどんどん』の放送が4月から始まり、「沖縄復帰50年記念 特別展『琉球』」(東京国立博物...
―― 日本では昔から、大人が悪さをする子どもを「地獄へ堕ちるよ」と叱った。ただ、地獄の概念は他国にもある。それは仏教やキリスト教でどのように定義され、日本や西洋の社会でいかにとらえられてきたのか。そして、近...
―― ビデオジャーナリストと社会学者が紡ぐ、ネットの新境地 先の参院選で広島選挙区を舞台に露骨な選挙買収が行われたことが明らかになったが、当時、これは例外的なケースだと思われていた。しかし、実際はそうではな...