進出を邪魔するのは上沼恵美子の存在!? バラエティのサンクチュアリ・在阪テレビ局のマツコ需要
―― これだけブレイクしているにもかかわらず、関西のテレビ局制作の番組には出演が一切ないというマツコ・デラックス。大阪には関西の大物おネエ、ナジャ・グランディーバの存在があるがゆえに、必要ないのか──と思い...
―― これだけブレイクしているにもかかわらず、関西のテレビ局制作の番組には出演が一切ないというマツコ・デラックス。大阪には関西の大物おネエ、ナジャ・グランディーバの存在があるがゆえに、必要ないのか──と思い...
―― 悟りのための智慧が凝縮したような、無のなかで作られた宇宙の始原の始原が掌の中にあることの恍惚と不安に頭が痺れ、周りが、周りの景色が音となって、オーム、オーム、と響いて耳を聾し、周りの音が色彩となって明...
―― 長い思索と行動の果て。あるときは懊悩し、また、あるときは神変不可思議としか言いようのない般若の智慧に導かれて新大阪駅構内の元祖・イカ焼にたどり着いた私は、いよいよイカ焼を註文した。
―― 駅構内のイカ焼屋の店構えから、満艦飾、といった感じの宣伝POPについて話していたが、包装紙の工夫について記したPOPのその内容があまりにも特色的で印象深かったのでそのことについてはなして、店構えの話し...
―― 突然、足が勝手に歩き出して抑制が効かなくなり、このままでは足を切り捨てるしかないのか、と覚悟しつつ、しかし足に抗えず歩いてふと目の前にイカ焼屋があったというのはどういうことであろうか。
―― 南へ下る道路には避難民があふれ、僕は10トントラックで大阪へやってきた。というのは友部正人の「大阪へやってきた」という楽曲の歌い始めの文句である。
―― 食うつもりで食われているつもりで食う。そんなことを思いながら私は三種のイカ焼を次々と食べた。いか焼、デラバン、和デラ、である。いずれも、曰く言いがたいモチモチ感とコーティングされた感じ、そして独特のソ...
―― 奇怪な海洋生物の女性が教えるところにしたがって、プッシュー、と音がするまで電子レンジで加熱して食したイカ焼の、その味はどんな味だったか。それは間違いなく少年の頃の記憶の味であった。どんな感じかを具体...
―― 子供の頃はピンポンダッシュということをよくやった。見知らぬ他家の呼び鈴を押し、その家の人が出てくる前に脱兎のごとく駆け出して門前から逃走するのである。
―― 廃ったものと思っていたイカ焼が実は廃っておらず、隆盛を極めていた。この事実によって私の心は千々に乱れたが、なぜ私はそのように動揺したのか。一晩経って考えてみれば、それはすなわち非常に恥ずかしい思いをし...
―― いい加減な魂の軛から解放され、無責任で甘ったるい郷愁に浸り、軽田君と入ったイカ焼屋のことを思い出した私は、この記憶の味を再現し、郷愁に浸って涙とか垂れ流してやろうか、いやさ、いっそのこともっとだらし...
―― いい加減な魂のくびきから解放されて清々した。しかしこれでやっと人並みの郷愁に浸ることができる。いっぺん小学校の同窓会にでも行って、「俺なんか原宿でサル飼っちゃっててさ」など東京弁で吹かしてみんなに嫌わ...
―― 前の戦の後、あまり言わなくなったが、その前は大和魂ということが随分と言われたらしい。それは日本人だったらだれでも持っている魂で、大体のことは大和魂で乗り切れる、と信じられていた。それほどに大和魂とい...
―― 小説家なんてものはいい加減な連中で、十分にものを考えないで、刎頸の友、なんて書くが、もちろんそんなこと、すなわち、こいつにだったら首をはねられても後悔しない、とお互いに思い合うような友、ということが現...
―― 白味噌を入れすぎたためゲサゲサになってしまった土手焼きを前に私は方途に暮れていた。足りなければ足せばよいが、入れすぎたものを引くことはできない。というか、一度、入れてしまったら自ら責任を取らなければ...
―― 午前と午後、どちらが仕事が捗るかというと午前の方が捗る。なぜかというと午前中は世間がまだ動き出しておらず、世間に煩わされることなく没頭できるからである。なので私は午前の、それも早い時間に仕事を始め、...
―― 「串特急」に行ってきた。どうだったかというと失敗だった。というのはなぜ私が「串特急」に行ったのかという、その動機に関連していて、端的に言うと私は串特急は串カツ屋だと思っており、ならばその献立には必ず、...
―― 土手焼きを作る。そう決意してから一カ月が経ったがいまだ、土手焼きを作らないでいる。といって土手焼きのことを忘れたわけではない。頭のなかではつねに、土手が紅蓮の炎に包まれて燃えている。焼きたくってたま...
―― 先日。伊豆半島の突端近くの、下田、というところに行ってきた。と言うと、下田というのは、安政三年七月二十二日、アメリカ総領事、タウンゼント・ハリスがアメリカ大統領の国書を携えて上陸した場所として有名で...
―― 皮肉と茶番の混ぜ合わせ丼。白昼。唯々諾々とお仕着せの、万民向けの、真の文化を知らぬ戎夷に向けた解説書きを見つつ。これに従ってお好み焼きを焼く我と我が身の情けなさ。そを噛みしめつつ、訳のわからぬ、きつ...
―― 関東で人が屡々、蕎麦を茹でる、と発音するのを聞き、その都度、強烈な違和感を覚えた。なぜなら蕎麦やうどんというものは大坂では、湯がく、ものであったからである。しかるに関東ではこれを茹でるという人が多か...
―― 三十年以上も関東に生きて、これは果たしてどうなのだろうか。間違いではないのだろうか。と強く思うのは、世の中に充満する、わかりやすさ。である。 その背景には、どんな複雑精妙なことでも人民大衆が容易に理...
―― 大坂の魂を回復するのかなんか知らんが、その後、心のどぶ、を浄化して澄み渡った境地に至ろうとするのかなんか知らんが、SM(スーパー・マーケット)に参ってお好み焼きミックスや鰹節の粉などを購入し、それらの...
―― 若い頃には過剰な欲、功名心、虚栄心、嫉妬心、猜疑心などに自ら苦しみ、また、それによって他を苦しめる、といったこともあるのだけれども、だんだんに年をとってくるとそれらが薄れてくる。例えば若い頃は、同じ年...
―― 隣のおばはんは無茶苦茶だった。ホースで水を 撒き散らし、喚き暴れ、高木によじ登っては飛び降りるということを繰り返し、「そんなことをしたら死にますよ」と注意したのだが、ちっともやめず、そのうち、近所の人...
―― 2月15日、大阪市の橋下徹市長(日本維新の会代表)は市議会に、同市交通局が運営する市営バスと市営地下鉄を民営化する条例案を提出した。なぜか京阪圏以外では詳しく報道されていないが、この民営化の周辺には強...
―― 散髪は最悪だった。というのは、散髪屋のおっさんが人の話をまったく聞かぬ男で、この男には、パンチパーマを当て、僕は普通のこざっぱりした髪型にして貰いたい、と言っているのにもかかわらず、私にパンチパーマを...
―― 豚は辛かった。豚小屋を掃除する際、水が冷たくて手がもげるかと思った。豚は自分勝手で人の気持ちを忖度することなどまるでなく自己主張ばかりしていた。もう養豚の手伝いは二度とやりたくない。今度、頼まれたらな...
―― どぶさらえはつらかった。くっさいし、さっむいし、おもろないし。みんな自分勝手なことばかり言って人の話を聞いてないから、ぜんぜん前へ進まないし。けどまあ、なんとか終わらせた。もうあんなことは二度とやりた...
―― 今から数箇月にわたって、お好み焼き、の話をしようと思っている。それは誰が。私が、である。私が、お好み焼きの話をしよう。と思いながらこれを書いているのである。と、文章が無茶苦茶になるのは自分のなかに迷い...