【明治・大正期の日本人とおっぱい】写真技術の浸透と、海外から流入した「セックス・シンボル」の認識
―― 明治維新を迎え、新政府は欧米列強に追いつこうと躍起になる。鎖国が解かれ海外から「アートとしてのヌード」が徐々に流入してはきたが……
―― 明治維新を迎え、新政府は欧米列強に追いつこうと躍起になる。鎖国が解かれ海外から「アートとしてのヌード」が徐々に流入してはきたが……
―― 江戸の春画では、女の乳房が性的な対象として描かれることは少ない。そんななか、上図のような春画もある。
―― 江戸時代に発達したエロ本である春本に描かれた春画を見てみると、乳房をきちんと描いたものは案外少ないという。その理由とは……?
―― フィギュアスケートの世界選手権の開催中、案の定、私はテレビの前に座り込む勢いで試合を見ておりまして、原稿がたまりにたまってしまいました。サイゾー以外の会社で新しく連載も始まるというのに、この体たらく。...
―― 江戸期の春画等を見てみると、近世以前の日本人には「女性のバストに性的魅力を感じる」という感覚はあまりなかったのではないか、と考えられるのだという。それが、いまでは雑誌の表紙やグラビアだけでも巨乳が氾濫...
―― 私は翻訳家ですが、出版社からの依頼ではなく、こちらから作品を提案し、同意を得た上で邦訳を進めています。また、ラテンアメリカ文学研究者という立場から、売れる/売れないの観点からでなく、“邦訳する価値のあ...
―― 「もし、南北戦争で南軍が勝っていたら」――そんな世界的歴史を題材にした“歴史改変文学”なるジャンルがある。ここでは本誌連載でおなじみのライター・丸屋九兵衛氏が太鼓判を押す未邦訳作品を解説。さらに3人の...
―― 読者のみなさんは死刑制度に賛成でしょうか、反対でしょうか?
―― 2015年4月、『下妻物語』(小学館)などで知られる小説家・嶽本野ばらが、麻薬取締法違反で逮捕された。薬物による逮捕はこれで2度目。やめられなかった薬物への未練と、文学界の巨匠たちへの憧れ、そして清原...
―― 日本が抱える問題の中でも、最も深刻なもののひとつに「人口減少」が挙げられるだろう。財政赤字から経済成長、さらには移民政策の是非にまで、その背景には人口の減少問題があるといっても過言ではない。その原因に...
―― 麻薬文学の代表的作家として挙げられるのが、これらの人物かもしれない。彼らの作品を読めば、ドラッギーな“名文”に出会える!?
―― 麻薬と文学と聞いて、バロウズやギンズバーグのようなビートニクを思い浮かべる読者もいるだろう。だが、それだけでなく、フランス文学や日本文学においても、ドラッグと密接な関係の作家・作品たちを挙げることがで...
―― 1995年3月20日、地下鉄サリン事件が起きた。犯人グループであるオウム真理教の中で、麻原彰晃に次いで最も名を残したのは上祐史浩であろう。国土利用計画法違反事件で懲役3年の実刑判決を受けて出所した後、...
―― 日本語ラップのヘッズなどの間で話題となっている、ニコニコ動画の音楽バラエティ・チャンネル「サイゾー動画(c)」。そのチャンネル内の〈PARALLELZ〉という番組は、毎月、気鋭のラッパー/クリエイター...
―― イスラム文化圏に滞在する日本人に対して、注意すべきマナーや、現地の食事、ラマダンなどの基礎知識を紹介する記事は多くあるが、本稿ではより社会のホンネに近い部分を調査。現地滞在経験のある商社マンや大使館員...
―― 昨年末より開始された僕、ヘンリー塚本のこのコラムも、今月でいったん終了となります。最後にご紹介する我がFAプロ30周年記念作品のテーマは、「熟女」。世にある熟女作品には20代、30代の若い女優さんが出...
―― イスラムの戒律において麻薬は酒と同様に禁じられている……ようにも見えるが、その一方で、イスラム圏にはアフガニスタンのようなアヘンの一大産地もある。また、最近は、あのイスラム国の戦士たちが士気高揚のため...
―― 2015年の「ウルトラマン」テレビシリーズは、ウルトラマン生誕50周年を目前に控え、平成ウルトラマンの客演も相次いだ記念すべき作だった。仮面ライダーに比べ、ここ数年は広く話題になりづらかったウルトラマ...
―― 表面化はしづらいものの、9・11以降、アメリカ人によるイスラム教徒への視線に変化はあっただろう。では、こうした中、社会情勢や世論が反映されやすい映画産業では、イスラム教、そしてムスリムはどのように描か...
―― 保坂氏が最後に紹介するのは、今般の中東混乱の要因のひとつともいえる事件である、9・11テロ――2001年にニューヨークの世界貿易センタービルなどが破壊されたアメリカ同時多発テロ事件――を扱った書籍であ...
―― イスラエルやパレスチナ問題同様、近現代の中東世界を考える上で欠かせないのが、石油の存在と欧米列強の干渉だろう。保坂氏は、この分野の本としてはダニエル・ヤーギン著『石油の世紀』(日本放送出版協会)が最も...
―― 次に挙げられるのは、イスラエルとパレスチナの問題だ。現在のパレスチナ地域にかつて王国を持ちながら、迫害され世界中に離散し、20世紀に再びこの地に近代国家イスラエルを建国したユダヤ人と、そのせいでこの地...
―― 保坂氏が最初に挙げるのが、650年頃に編纂されたとされる「コーラン」だ。正確な発音に近づけるならば「クルアーン」、イスラム教の唯一神・アッラーが預言者ムハンマドに下した啓示を書物にまとめたもので、イ...
―― イスラム過激派組織などの伸長により、混迷を極める中東情勢。民族問題、宗教問題が複雑に絡み合うこの地の政治的“見取り図”を正確に把握するのは至難の業。ではあるが、日本エネルギー経済研究所中東研究センター...
―― 赤塚不二夫生誕80年企画として、最高にくだらない講座が開催された。『天才バカボン』に登場する、あの「バカ田大学」が東京大学で開講されるのだ。講師陣は、みうらじゅんをはじめ、宮沢章夫、茂木健一郎、養老孟...
―― 中田氏のインタビューでは、イスラム社会、特にアラブ社会における日本のアニメやマンガの立ち位置、また、それに絡む著作権や文化的背景について解説してもらったが、では、実際に現地の若者はどうとらえているのか...
―― 2015年末、アニメ『ノラガミ ARAGOTO』の製作委員会が本編内において、イスラム教にかかわる音声の不適切な使用があったと謝罪した。宗教的、文化的違いから、日本のアニメのイスラム圏への進出の難しさ...
―― 賛否渦巻く『フォースの覚醒』だが、根っからのSFファンはどう見たのか? SF作家で脚本家の堺三保氏に聞いたところ「昨今の批判には、娯楽映画の中のSWという視点がまるでない!」と嘆いた。映画史における...
―― このほど公開された映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。第1作の公開が約40年前とあり、年季の入ったファンが多い同作。本作からディズニーが配給となり興行成績の記録を更新すると意気込み、世間でもお祭...
―― 夏頃から尋常でない量の広告展開がなされ、満を持して昨年12月に公開された『スター・ウォーズ』エピソード7。生みの親であるルーカスが手を引き、J.J.エイブラムスが新たに監督の座に就いた本作が見せたのは...
―― アベノミクスと謳われる経済政策、そして空前の金融緩和により、数字の上では日本経済は上向いているかに見える。だが、その富は大企業や一部の富裕層に集中し、中間層は疲弊しているのが現状だ。世界史を紐解くと、...
―― 嫌煙ブームにより、ますます肩身が狭くなってきている喫煙者。特に芸能界では、女優の喫煙はタブーとされており、そうした影響なのか、写真週刊誌が女優の喫煙姿を報じることもある。未成年ならともかく、法律的には...
―― こんなにいました、ニッポンのサブカルアイドルたち。
―― しょこたんがマンガ好きをアピールしていれば注目されていた牧歌的な時代はもはや遠い過去。ただのオタクだけでは見向きもされない現代芸能界で、マニアック趣味をアピールする女性タレントたちを一挙にご紹介!
―― NHK山形放送局のローカル番組内で、気象予報士の岡田みはるさんが天気予報中に泣きだしたことが話題になった昨年末。「トーク中に泣く」。これだけでも相当なインパクトだが、その後の予報中もずっと嗚咽が続いた...
―― アイドルの歴史を視姦……もとい、俯瞰してきたアイドル評論家的には、紗栄子といえばやはり制コレでしょう。時代は00年代前半のグラドル全盛期。90年代後半にイエローキャブ軍団が世を席巻したあと、小倉優子、...
―― というわけで、記念すべき紙上での初回は映画『マイ・インターン』。映画業界的にカテゴライズするなら、いわゆる「女子がお仕事頑張る系映画」だ。果たして興行側の狙い通り、本作は都市部で働く20~30代女性に...
―― 1980年代の少年誌において大きな流行を作り上げた“エッチなラブコメディマンガ”。しかし、「児童ポルノ追放運動」の魔の手により、表現は自粛を強いられ、有害図書問題にも発展。その規制は、少年誌のみならず...
―― 梶原一騎、小池一夫、武論尊、雁屋哲……。マンガ原作者といえば彼らのような大物たちが思い浮かぶが、最近は多作のヒット作家は目にしない。一方で、ネームまで手がける原作者も増えているという。作業の内容もギャ...
―― 東京五輪の開催を受けて、コミックマーケットが中止あるいは移転を余儀なくされる可能性が上がっている。マンガ界に実りをもたらすイベントが置かれた現状とは?
―― 施設整備や外国人観光客の来日などにより、プラスの経済効果の発生が期待されている2020年東京五輪。一方で法律の側面では、その経済効果を高めるべく、さまざまな規制緩和が進行中だが、そこには多数の問題点が...
―― マクロ経済が專門、近世以降の日本の経済史にも詳しい著名経済学者が語る、戦前リフレとアベノミクスの驚くべき類似性。リフレ政策は日本の景気を一気に好転させる。しかしそれは、あまりにも遅すぎたのであった……...
―― 近代の軍事史・社会史が專門の気鋭の歴史学者が語る、戦前日本の軍隊イメージや戦争イメージ。当時の日本人にとって、軍隊とは手っ取り早い立身出世の手段であった!
―― 先に採決された安保関連法は、公明党がいなければ成し得なかった。だが、平和を最大の理念とする公明党の支持母体「創価学会」の反発はすさまじい。創価学会のカリスマ・池田大作名誉会長の体調不良が囁かれる中、創...
―― 1980年代後半から続いたバブル景気の崩壊後、長期の経済停滞にあえぐ日本では、格差の拡大、ナショナリズムの高揚、中国の台頭への警戒感の高まり等々の問題が噴出しており、そのさなか、強い批判を受けながらも...
―― サイゾーでは“スカトロ先生”としてお馴染みの哲学者・三浦俊彦先生が、久しぶりにカムバック!ますます冴え渡る哲学的直観力を武器に、「自然」という深遠なるキーワードで「スカトロAV」の概念分析を決行!
―― 日本人のノーベル賞W受賞決定に沸いた10月。今回の受賞決定やノーベル賞自体の検証は他稿で行われているので、ここでは本格的な科学や研究はさておき、本当に実現したらノーベル賞だけど、今のところオカルト扱い...
―― 大ヒット作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のメインスタッフが再び集まったことで話題を呼んでいる『心が叫びたがってるんだ。』が見せてくれたのは、彼らのテクニカルな熟達と、それがゆえの環境的な...
―― 毎クール、半分以上のテレビドラマが警察ものになる昨今。本が売れない時代でも相変わらずミステリは売れ続けており、そんな作品が映画やドラマになることも。現代の犯罪捜査の裏には、必ず科学捜査があり、それを司...
―― 相も変わらず炎上やステマがはびこるインターネット。ブログにSNSと新しいメディアが立ち上がっては荒廃していき、また新たに居心地のよいメディアを探し求めるというサイクルが続いている。今回登場する四家正紀...