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第1特集
怪獣“紗栄子”が愛される理由【2】

【アイドル評論家・エリンギ】音痴を隠さない正直さにのちの"紗栄子"の片鱗を見た!

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アイドル評論家・エリンギ

1980年、東京都生まれ。雑誌やウェブメディアを中心に、ライター、評論活動を行う。いまの推しメンはモーニング娘。'16の小田さくら。

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『this is me!#02紗栄子×デニム着回し100』(小学館)

 アイドルの歴史を視姦……もとい、俯瞰してきたアイドル評論家的には、紗栄子といえばやはり制コレでしょう。時代は00年代前半のグラドル全盛期。90年代後半にイエローキャブ軍団が世を席巻したあと、小倉優子、井上和香、川村ゆきえら新たな世代がグラドル市場に登場し始めていました。

「巨乳ビキニグラビア」のイメージが強かった日テレジェニックなどのグラビアオーディションと違って、集英社「ヤングジャンプ」が主催していた“制コレ”こと制服コレクションは、ミニスカにルーズソックスというナマっぽさと、その制服を10代女子が脱いで水着になるという背徳感とで、清楚かつエロい、という独特の地位を築いていたのであります。

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