サイゾーpremium  > 特集  > 宗教  > 【コーラン】って何だ?
第1特集
イスラム世界1400年の歴史を読み解く【2】

政治・経済から日常生活にまで引用される神の教え――イスラム世界の【コーランと法】

+お気に入りに追加

    正確には「クルアーン」。西暦610年頃、預言者ムハンマドがメッカ郊外で受けた神の啓示を、650年頃までにまとめたものとされる。「開端」から「人々」までの全114章から成る「神の言葉」そのものであり、「ハディース」(ムハンマドの言行録)と共に、イスラム教の根幹を成すものである。

    1603_gairon_02.jpg
    世界で16億人ともいわれる信者数を誇るイスラム教の聖典であるコーラン。あくまでも人が書いたものであるキリスト教の聖書と違い、神の言葉そのものである。(写真/アフロ)

     保坂氏が最初に挙げるのが、650年頃に編纂されたとされる「コーラン」だ。正確な発音に近づけるならば「クルアーン」、イスラム教の唯一神・アッラーが預言者ムハンマドに下した啓示を書物にまとめたもので、イスラム教徒にとっての聖典だ。

    「中東やイスラム世界を理解する上では欠かせない一冊であり、最初の1歩。イスラム世界では、宗教的な場のみならず、政治的な場においてもコーランが引用されていることが多いですから」

     アラブ世界においては、政治・経済から日常生活まで、いたるところでコーランが引用される。キリスト教における聖書と比較しても、コーランのほうがより現実的に生活を規定するものであり、その影響力は強い。聖書はあくまで人間が書いたものである一方、コーランは神の言葉そのものだからだ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...
この記事を購入※この記事だけを読みたい場合、noteから購入できます。

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2020年2月号

新しいニッポンのタブー

新しいニッポンのタブー

川瀬もえ、エロくてキュートで清らかに。

川瀬もえ、エロくてキュートで清らかに。
    • 小悪魔【川瀬もえ】が脱ぐ

インタビュー

連載

    • 表紙/華村あすか「イオンで十分なんです」
    • 【桜田茉央】ミスマガ受賞者の箱入り娘
    • 【AV界】期待の新人セクシー下着
    • 【鈴木ふみ奈】タレントと企業のカンケイ
    • 【増田と鷲見】のラブゲーム
    • 【AI】がインターネットを根底から揺さぶる
    • 【五所純子】「ドラッグ・フェミニズム」
    • 【萱野稔人】"殴り合い"はなぜ人間的なのか
    • 機構影響を受けぬ【雪まつり】
    • 【丸屋九兵衛】キアヌ・リーブスを語る
    • 【町山智浩】「リチャード・ジュエル」FBIとマスコミの欺瞞
    • 【薬物事件】をめぐる刑罰と報道の問題点
    • 小原真史の「写真時評」
    • 笹 公人「念力事報」/ゴーンの大脱出
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/「アナと雪の女王」にモヤる理由
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 大手ビールメーカー出身者が【ブルーパブ】を開業
    • 更科修一郎/幽霊、闘争で情念を語る少年マンガ。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』