2016年もアマゾンからの容赦無い圧力は続くのか……2015年出版流通業界10大ニュース【後編】
―― あ後編に突入ということで、1~5位のランキングは次の通りとなった。やはり1位は栗田破たんと日販の上半期取次業の赤字という取次クラッシュ。2位がその陰に隠れたとはいえ紀伊國屋書店がアマゾンに対抗するため...
―― あ後編に突入ということで、1~5位のランキングは次の通りとなった。やはり1位は栗田破たんと日販の上半期取次業の赤字という取次クラッシュ。2位がその陰に隠れたとはいえ紀伊國屋書店がアマゾンに対抗するため...
―― 年末もいよいよ差し迫り、2015年の総括をしたいところ。そこで今回は今年いろいろと話題の多かった出版業界の10大ニュースを、サイゾーpremiereの「出版ネタ」でお馴染みの佐伯雄大、さらに老舗出版社...
―― 現在、日本のマンガの海外輸出額は、年間5000億円にも上るともいわれている。しかし、宗教的表現規制の少ない日本のコンテンツは、諸外国において、どこまで受け入れられるのか──。ここではアジアにスポットを...
―― グルメマンガの新たな金字塔として注目を集める『孤独のグルメ』。ドラマ化もされ、累計100万部も視野に入ってきたその一方で、今年発売された新刊の評判がすこぶる悪い。一体なぜなのか――? ここでは、売れ線...
―― 著作権侵害罪によって裁判沙汰となっていた「スクエニ vs SNKプレイモア」の間に和解が成立。誰もが泥沼化を想定していた訴訟劇の裏には、いったい何があったのか?
―― 出版業界全体がそうであるように、マンガももはや、「紙」の売り上げのみで勝負する時代はとうに終わった。一部のベストセラーだけに頼るのか、急拡大する電子コミックで勝負するのか、あるいは海外に望みを託すのか...
―― 自らの美や才能を売りに芸能界をサヴァイブする芸能人。しかし、年月を経て芸能界での仕事が減っていったときに、なぜか、自然食やヨーガなどの自然派路線に手を染める。なぜ、彼女たちはロハス志向になるのか? こ...
―― 権力の監視役たる新聞業界に相も変わらず吹きすさぶすきま風。新聞業界のドンは吠えてみせれども、現場記者がドンに向ける視線は冷ややか。1000万プレイヤーの朝日新聞からさえ、“業界脱出”する者が続出だとい...
―― 今回は、自己中に不倫に突き進む女と、なんとなくそれを受け入れてしまう男のW不倫を描いたマンガ『あなたのことはそれほど』をピックアップ!
―― 互いに関係なさそうな2つの要素の、語られざるつながりを世に知らしめること。それはワシの特技であり、生き甲斐でもある。マーティン・ルーサー・キング牧師と『スター・トレック』、『ワイルド・スピード』とファ...
―― 本稿では、「イレズミと信仰の関係」についてひも解いてきたが、イレズミはこれまでに、哲学や文化人類学など、さまざまなアプローチで研究が行われてきた。そんな中、東大医学部では、“コレクション対象”として扱...
―― 今回は、アラフォー女性が、東京での生活に疲れ、戻った地元で恋をするマンガ『姉の結婚』をピックアップ! この8月、俳優・山本耕史(38歳)と女優・堀北真希(26歳)の結婚が報道された。ここで特に話題にな...
―― 丹下健三やル・コルビュジエといった世界的な建築家にも、実は黒歴史的な出来事や、イメージとは異なるスキャンダルがあったりする。あるいは、黒川紀章のように人柄や経歴を含めて有名な人の場合は、よくよく調べる...
―― キング・オブ・深夜の飯テロでおなじみ、ドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京)待望の第5シーズンが、10月2日よりスタートする。松重豊演じる井之頭五郎が、さまざまな名店で「ひとり飯」を楽しむ人気シリーズだ...
―― 前回は、どのような理由で合法な暴力と違法な暴力が区別されるのか、という問題を考えてきました。
―― マツコ・デラックスが、一体どんな道のりを経て今のポジションにいたったのか、テレビを見ているだけではあまりわからない。女装家・コラムニストとして世にデビューした直後から現在までのインタビューや執筆原稿か...
―― 山口組元直参組長による回顧録『血別』が小社より発売された。一部の週刊誌では大きく取り上げられたが、同書では、山口組五代目交代劇、中野太郎組長襲撃事件、ミナミの帝王との悪縁など、決して表にはでない近年の...
―― 今回は、強盗を企てた男たちが、身内の中にいるであろう犯人探しをする映画『レザボア・ドックス』を始め、クエンティン・タランティーノの作品をピックアップ! ※本文中にはネタバレがあります。
―― 去る6月26日、出版卸業で業界第4位の栗田出版販売が民事再生を申請した。取引する出版社が約2000社もあったため、出版界はもっぱらこの話題一色に染まった。しかしその裏で、実は同日に、もっと出版界に衝撃...
―― 物も情報もあふれ返る社会にあって、何を選ぶかは楽しい場合もあれば、面倒くさいことでしかないときもある。そうした煩わしさから、テクノロジーの力によって解放されるとしたら? デザインとテクノロジーが次に目...
―― 十数万部超の雑誌がウヨウヨあったのも今は昔、リストラの嵐が吹き荒れ、出版社がどんどん潰れているエロ本業界。そんな過酷な状況の中、どっこい生き残っているエロ本もしっかりあります。撮り下ろしグラビアにこだ...
―― 栗田出版販売(業界第4位の取次)すら民事再生法適用を申請する世知辛い世相と関係があるのかないのか、本誌は毎年恒例の本特集とのことで、担当さんから又吉直樹氏の小説について感想を訊かれた。
―― 月経(生理)にまつわる不調や婦人科系の病気をはじめ、女性の健康問題に訴えかける本は、一定数の読者を持つジャンルだ。しかしこの、男性は知らない女の園では、トンデモといっても差し支えないような説が流布され...
―― かつて日本最大のヤクザ組織である山口組と、そこから分裂した一和会のあいだで、大規模な抗争が繰り広げられたことがありました。1980年代半ばから後半にかけてのことです。当時、その抗争は「山一戦争」と呼ば...
―― 書籍をはじめとしたさまざまな刊行物が取引される古書市場。作家の肉筆原稿や名著の初版本であれば高値も付くだろうが、意外なものが評価されることも珍しくない。その一例が、新左翼の機関紙など、学生運動の関連資...
―― 日本の各地には、その土地独自の文化などを伝える出版社が存在している。その中には、東京の人間にはなかなかアプローチできない、地元ならではのタブーを暴いたものもあるという。ここでは、東京ではお目にかかれな...
―― 韓国では、実は日本ほど悪意に満ちた本は多くないことは本文で見た。そんな韓国の日本関連書籍をいくつかご紹介!
―― 日本に反韓、反中国本があふれているように、韓国にだって反日の本があふれている!? 伊藤博文を暗殺した安重根が現代によみがえって安倍晋三を射殺する!?日本が太平洋に沈んで跡形もなくなる!? 知られざる、...
―― 神戸・酒鬼薔薇事件の少年Aが出版した手記『絶歌』が世間を揺るがしている。週刊誌では毎週糾弾記事が掲載され、ネットでも非難する声は高い。しかし振り返ってみれば、過去にも少年Aより多くの人間を殺した殺人者...
―― 出版業界で、確実にヒットが見込める本。それは、固定のファンを持っている人物による書籍の出版だ。各社新たな金脈として盛んに動き出している様子だが……。
―― 写真集だけでなく、昨今その出版が話題となっているのが、プロレスラーたちの“啓発系”の本だ。気になるその中身を、小誌で連載をしていた「プロレス読闘記」の筆者が徹底レビュー!
―― 今回は、2人の子どもを持つ母親が、田舎でその子を育てる……という細田守監督による・アニメ『おおかみこどもの雨と雪』をピックアップ! ※本文中にはネタバレがあります。
―― みなさんのまわりにもいませんか? 口ではエラそうなことをいうけれど、実際の行動がまったくともなっていない人が。
―― 嘘か真か、週刊実話誌に取り上げられる人気女優のヘアヌード報道。そんな実話誌報道に秀逸な記事はあるのだろうか? 気鋭の芸能評論家がその内容を徹底追及!
―― 今回は、『ダークナイト』を手がけたクリストファー・ノーラン監督のSF映画『インターステラー』をピックアップ!
―― 「リブロ池袋本店(東京)が西武百貨店池袋本店から撤退。跡地の候補はブックファーストか、三省堂書店か」
―― 前回は暴力(物理的強制力)を背景とした権力の特徴について考えてきました。一言で権力といっても、そこにはいろいろなタイプのものがあります。これが前回の大きなポイントでした。
―― 今年3月から刊行がスタートした『昭和天皇実録』(東京書籍)。周知の通り、昭和天皇の生誕からの事蹟を膨大な資料でまとめたものである。ここに描かれているさまざまな祭祀を見ていこう。
―― 去年の10月「古舘伊知郎トーキングブルース2014」に構成で参加させてもらって以来、“トーク”に敏感な体質になってしまった。
―― 今回は、特殊な能力のために塔の中に囚われてしまったお姫さまの物語、ディズニー・アニメ『塔の上のラプンツェル』をピックアップ!
―― 権力とは私たちにとってとても馴染みのあるものですね。「あの人は権力者だ」とか「マスコミは権力を監視すべき」といったように、私たちはよく「権力」という言葉をつかいます。ただ、権力とは何か、と改めて問われ...
―― 写真系の専門学校のみならず、美大・芸大でも基本的には実技系の講義が多いが、それでも座学系の学問もないではない。そこで本稿では、実技系とは違う、「学問として」教えられている写真関連の学術体系のいくつかを...
―― ジブリ崩壊以後も、良作が生み出され続けているアニメ業界。なかなか資金源が確保できない中で、クラウドファンディングを使って挑もうとする片渕須直監督に、話を聞いた。
―― 今回は、妻に失踪された夫の苦悩と絶望を描く『ゴーン・ガール』をピックアップ!
―― 今回とりあげる『マルチチュード』は、イタリアの哲学者アントニオ・ネグリとアメリカの哲学者マイケル・ハートによって2 0 0 4年(日本語訳は05年)にだされた本です。「マルチチュード」とは「群衆」を意...
―― ジャーナリストらがその創業者や初期メンバーから深く取材をし批判も含めて綴った、テクノロジー企業の内実を描くノンフィクションには良書が多い。いま現在テック業界を牽引する企業の本来の姿が描かれたそうした書...
―― 前項までは組織化する売春業とSNSの関係を見てきたが、SNSを使った「やりがい搾取」の拡散が横行中だという。ノンフィクションライター中村淳彦氏は、「介護業界を特に問題視すべきだ」と語っているが――。
―― 先日、米経済誌「フォーブス」による世界長者番付が発表され、1位は前年同様、マイクロソフト会長ビル・ゲイツ。同誌によると、「フェイスブック関連の人物は、CEOのマーク・ザッカーバーグを含めて8人がランク...
―― ツイッターもフェイスブックも米国生まれ。グーグルもアマゾンだってそう。気がついたら日本のインターネットは、米国生まれの企業に席巻されてしまっている。日本で起業やベンチャーが増えたといっても、米国に比べ...
―― 近年、在日特権を許さない市民の会(在特会)などを筆頭に、『嫌韓流』(晋遊舎)などの”ヘイト本”に影響を受けたネット右翼(ネトウヨ)の行動が、社会的な問題となっている。在日コリアンが多い新大久保や大阪・...