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第1特集
皇室メディアと宮内庁の対立【2】

天皇陛下の祭祀は年30回以上――『昭和天皇実録』で知る宮中祭祀の“伝統と今”

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――今年3月から刊行がスタートした『昭和天皇実録』(東京書籍)。周知の通り、昭和天皇の生誕からの事蹟を膨大な資料でまとめたものである。ここに描かれているさまざまな祭祀を見ていこう。

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『昭和天皇実録 第一』(東京書籍)

 全18巻と索引を合わせ、平成31年までをかけて刊行されることが決定している『昭和天皇実録』。幼少期をまとめた第一巻には、当時の陛下がどのような遊びをしたかまで詳しく書かれている。ただ、全巻を通して頻繁に現れるであろう事柄は、宮中で行われるさまざまな祭祀だ。

 例えば、明治38年(1905年)、4歳のときの2月11日の記述にも、「紀元節につき、天皇・皇后、昌子内親王、房子内親王、允子内親王、聰子内親王へ祝電を発せられる。また、天皇・皇后より酒饌料を賜る。午前、雍仁親王と共に沼津御用邸に御参邸になり、皇太子に紀元節の祝詞を言上される。皇太子より興津鯛を賜わる。」と宮中行事の様子が記録されている。

 紀元節とは、日本書紀によって神武天皇の即位日とされていた日で、かつては重要な国民の祭日でもあった。1948年に廃止され、現在その日は建国記念の日となっているが、宮中では「二月十一日臨時御拝」として祭祀が行われているという。

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