誰も語らない「尖閣諸島問題」の暗部を激論! 小西克哉(国際ジャーナリスト)×武田一顕(TBSラジオ国会担当記者)
―― 9月11日の尖閣諸島国有化の閣議決定は正しかったんでしょうか? 武田 うーん……。もう少し状況を見ないとわからないですね。外交は外国と仲良くすることだけではなくてケンカ。武器を使わない国と国のケンカな...
―― 9月11日の尖閣諸島国有化の閣議決定は正しかったんでしょうか? 武田 うーん……。もう少し状況を見ないとわからないですね。外交は外国と仲良くすることだけではなくてケンカ。武器を使わない国と国のケンカな...
―― 産業規模の大きくなったIT業界は、個人が働く場としても人気を高めている。しかし、そのスマートなイメージの裏で、いわゆる”ブラック企業”の存在が取り沙汰されたり、著名企業であっても実態は散々なもの……と...
―― 尖閣諸島の国有化をめぐり、中国と一触即発のピリピリした状況が続く中、「防衛出動」を託されている防衛省・自衛隊がとんでもない「2つの事件」を抱え、内憂外患に揺れている。
―― 10月頭より施行となった、いわゆる違法ダウンロード刑事罰化。ネットユーザーからは大きな反発とおびえの声が上がっているが、そもそも誰のどのような目的によって、この改正著作権法は成立したのか?
―― 電子書籍元年!……といわれてはや数年。実際には電子書籍はいまだ普及しておらず、それらを読む端末も浸透していない状態だ。電子書籍が今後、一般層に浸透することは間違いない中で、アマゾンやグーグルなどの外資...
―― 9月の民主党総裁選への出馬こそ見送ったものの、橋下徹・大阪市長と並んで「将来の首相候補」との呼び声も高い細野豪志・民主党政調会長。若き政界プリンスの “泣き所”を探るべく、週刊誌を中心とする各メディア...
―― 小栗旬と石原さとみ主演で、IT企業を舞台にした恋愛ドラマ──それが本作の大枠だ。これをフジテレビの月9でやるとなると、おサムいことになりそうなものなのだが、しかし、なかなかどうしてこれがクセモノの良作...
―― 当特集【2】まではアップルを中心に見てきたが、ではそのアップルと怒涛の裁判闘争を繰り広げるお隣・韓国の巨大企業サムスンを、当の韓国メディアや国民たちはどのように見ているのか?
―― 母親の血液を解析するだけで、妊娠中の胎児に「ダウン症」などの染色体異常があるか否かが、99%の確率でわかる出生前診断。この秋から日本国内の約10施設で、新しい検査法の臨床研究が始まろうとしているが、そ...
―― この号が出る頃、自由民主党の石破茂さんとの共著『こんな日本をつくりたい』(太田出版)が発売になっているはずだ。企画の発端は昨秋、僕が出演したNHKスペシャルだ。「政治漂流」をテーマにしたその番組の出演...
―― 中島知子、持田香織と、占い師・霊能力者による芸能人の洗脳が話題となった。時に財産をむさぼり、社会的な生活を送ることすら不可能にしてしまう、そんな恐怖が、この”非科学的”な力には見え隠れする。
―― 今月のはてなブックマークでは、f誤報”を元にした報道や政府広報のお粗末さなど、”社会的な公器の傲慢さ”を指摘する記事に、人々の批判的注目が集まりました。前者の記事で産経新聞に名指しされた豊島区は、二度...
―― 原子力の利権に群がる人々を指す「原子力村」という俗称があるが、同様の構造は「携帯電話電磁波」にも存在する。国際機関がその危険性を指摘し、国内でも被害の声が出ているのに、なぜその情報が国民に届かないのか...
―― 「MB、独島(竹島)を電撃訪問」──。 終戦記念日を目前に控えた8月10日、MB【編註:明博(Myung-Bak)のイニシャルから韓国でこう呼ばれる】こと李明博大統領のとった行動は、韓国メディアにとっ...
―― 8月3日、ACTA(偽造品の取引の防止に関する協定)と呼ばれる国際条約の批准法案が参議院を通過した。同法案は、著作権侵害などを取り締まるという名目で、ネット上での言論の自由を侵害する恐れがあるとして、...
―― 症状は落ち着いているのにもかかわらず、退院することができず、一生を精神病院の中で終える──。精神病患者のそのような不幸な状況を生み出し続けてきた背景には、この国独自の精神保健政策の歴史があった。
―― 日本を代表するメディア企業2社の行動が波紋を呼んでいる。社内スキャンダルを抱えた上、報道機関の生命線といえる「情報源の秘匿」まで投げ捨てるという暴挙を冒したのだ。
―― 世界最大のタブーとして、しばしば挙がる“ユダヤタブー”。その背景にあるのは「世界の経済と金融を動かすのはユダヤマネー」という陰謀論に端を発するが、その真相はいかなるものなのだろうか?
―― 「ユダヤは世界経済を支配している」から「K-POPの流行は韓国政府・産業界の陰謀だ」まで、世にあまねく広がる「陰謀論」をマジメに信じるのでもなく「トンデモ」と面白がるのでもなく、歴史学との関係からまっ...
―― 9月1日、アメリカの株式市場「ナスダック」において、投資家たちがため息を漏らした。今年5月の株式公開後ずっと値下がりを続けていたフェイスブック(以下、FB)の株価が19ドルまで下落、ついに公開価格の...
―― 私は、暴排条例には大きく分けて3つの問題点があると指摘してきました。 第一に、世の中はいろいろな人々で構成されていて、誰と付き合おうと自由であるということ。警察に、「ヤクザとは付き合うな」と言われる筋...
―― 暴力団排除条例の施行によって、雑誌業界ではヤクザ雑誌の終焉がまことしやかに囁かれている。ところが、ヤクザ雑誌が下火になると、今度はウェブでヤクザ情報が飛び交うようになるなど、不穏な動きもたくさんあるよ...
―― ──調査報道とは、いわゆる発表報道と対になる言葉だ。メディア自身が自ら探ってきた問題点を独自に取材・調査して報道するスタイルのこと。調査報道の本質とはなんなのか? その道のプロフェッショナルに話を訊い...
―― アダルトグッズを活用した愛あるセックスライフを提唱してきた当コーナーも、いよいよ最終回。今月はエースゼロワンの代表取締役社長の越野太郎氏が登場し、業界の現状、同社の信念などを幅広く語った。
―― ——長年、読売新聞の運動部に在籍し、読売巨人軍、セ・リーグの運営トップに立った球界きっての論客は、昨今の問題をどう見るのか?
―― 近年いろいろなところで「本が売れなくなった」という声を聞くようになりました。少し前には新書ブームがあり、一時的に出版市場が盛り上がったようにも見えましたが、それもいまや沈静化しています。
―― 滋賀県大津市で11年10月、いじめを苦に男子中学生が自殺した問題は、今年7月になって市教育委員会の不手際が次々と明らかになり、学校への家宅捜索や加害者である同級生の刑事告訴へと発展しました。
―― 13年にわたって都知事の職を務める政治家・石原慎太郎。広く知られてはいないが、彼は、辯天宗・霊友会・世界救世教といった新興宗教の信者だ。彼が宗教にかかわる理由は、集票目的なのか、ガチの信心なのか?
―― いわゆる「中二病」にもいろいろあるが、個人的には異世界系より現実世界で妙な設定に走っちゃってる系が好きだ。ネットでその手のエピソードを集めたページで読んだ「制服にわざと油絵の具で派手に汚れをつけ『なり...
―― 6月下旬、ブラジルのリオデジャネイロで「国連持続可能な開発会議」(通称「リオ+20」)が開催された。20年前に同地で行われた地球サミットの成果検証や将来の目標設定のために開催された同会議だが、閉幕後に...
―― 本誌ではおなじみのライター・速水健朗氏の新書『都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代』(角川ワンテーマ新書)が発売された。この本は、ショッピングモールについて考える本でありな...
―― 2006年に改正された貸金業法について、「見直し」という名の改悪が行われる可能性が出てきた。 改正貸金業法では、借金苦による生活破綻などを防ごうと、利息制限法の上限金利を超えてはいるが刑事罰はなかっ...
―― 8年後の五輪を東京に招致する構想があるが、戦前の東京で五輪が予定されていたことはあまり知られていないだろう。神武天皇即位から2600年目に当たるとされた1940年(紀元2600年)の奉祝事業として東京...
―― 子どもが想像力の羽を広げる絵本。教育のツールにもなるそれは、健全な物語が描かれていなければならないし、我が子に役立つ教訓が説かれていなければならないと多くの親は思うだろう。
―― 映画『ヘルタースケルター』を観た。本作は、基本的には沢尻エリカという「変人」を観るための映画だ。ヒロインと沢尻のスキャンダラスな人生を重ね合わせ、そのユニークなキャラクターの魅力を強調する。私見では、...
―― 野田政権は7月26日、原発行政を監視する新組織「原子力規制委員会」のメンバーに、内閣府原子力委員会の田中俊一・元委員長代理をトップとする5人の委員を内定した。だが、すでに指摘されているように、この田...
―― 2011年に起きた「清武の乱」にはじまる一連の騒動について綴られた『巨魁』が、今年3月に発売された。同書の著者であり、本騒動の中心人物である清武英利氏は、今なお、もうひとりの主人公、ナベツネの標的にさ...
―― 今年2月8日にポプラ社から発売予定だった浅田真央の『大丈夫、きっと明日はできる』が発売中止になったことは記憶に新しい。人知れずひっそりと出版されずに終わっていく「お蔵入り本」はなぜ発生してしまうのか?
―― 『女子柔道の歴史と課題』(日本武道館) ロンドン五輪柔道女子57キロ級で日本勢...
―― ここまでは、楽天の歩みや社会とのつながりなど、外側から三木谷氏を検証してきた。では、実際に社内で働く社員たちは楽天をどう見て、どう感じているのか?離職率も高いといわれる同社の社員に話を聞くと、やはり相...
―― 今回は「三木谷浩史が日本を変えるのか」というテーマですが、まず、現在までの三木谷氏の功績についてはどうお考えでしょう?
―― 楽天を創業し、一代で時価総額1兆円を超える大企業にまで育て上げた三木谷浩史。財界での覚えも良く、このたびの新経連発足で本格的に政界とのつながりを強固にしようとする彼は、果たして日本を変えるのか?
―― 果たして本当に三木谷浩史は日本経済を変えるのか──? その問いを解く前に、彼がこれまでどういったルートを歩み、経済界とどのように渡り合ってきたのか、あらためて振り返ってみよう。
―― 2011年6月、楽天が経団連を脱退することを、同社代表の三木谷浩史氏がツイッター上で発表した。それから1年、同氏はこの6月に、ウェブ事業者を中心にした「新経済連盟」を始動。97年の創業以来、順調に事業...
―― 愛のあるセックスをサポートするため、アダルトグッズの有効性を提唱するエースゼロワンの担当者が、さまざまな業界の有識者たちと性にまつわるトークを繰り広げる当コーナー。今号は、マンガ家やラブホテル評論家な...
―― 「スポーツによる世界平和」という政治的メッセージのもとに始まり、ナチスによるプロパガンダに利用されつくしたベルリン大会、冷戦期の代理戦争としてボイコットが相次いだモスクワ・ロス両大会など、常に政治に翻...
―― 個人的な話からで恐縮ですが、私が大学に進学したのは1989年のことです。そのころの人文思想界ではポストモダンが全盛期で、少しでも哲学や思想に興味がある学生はほとんどと言っていいほどポストモダン思想(と...
―― 7月1日に大飯原発が再稼働を開始した。これに伴い、大飯原発前や総理大臣官邸前をはじめ、全国で反原発デモが巻き起こったことも記憶に新しい。反原発の気運が一層高まる中で、京都大学原子炉実験所の山名元教授は...