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第1特集
【ポケモンと宗教のカンケイ】サウジアラビアでは「ポケモンカード」が禁止!

最大の問題は「進化」するから!? ポケモンを批判する世界の宗教

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最近は反出生主義の観点で語られがちなミュウツー。映画の内容も重い。(写真:杉山慶伍)

――1996年に誕生して以降、世界中で愛されている『ポケットモンスター』。かつては「反イスラム的」という理由でカードゲームが禁止されるなど、各国の宗教界から非難されてきた。異文化を受け入れられないのはわかるが、なぜここまでいわれのない非難を、それも宗教界から受けてしまうのだろうか?

『ポケットモンスター』シリーズの最新作『Pokémon LEGENDS Z-A』が今秋発売される。

今でこそ世界中で愛されているシリーズだが、その人気ぶりが時に恐れを招き、批判の対象にもなってきた。それも、キリスト教やイスラム教など各国の宗教団体からである。

理由のひとつは、ポケモンの「進化」という概念だ。作中でポケモンたちはレベルアップのたびに姿を変えていくが、キリスト教の福音派たちは「神が世界を創造した」という「創造論」を信じている。そのため、2~3回も進化するポケモンは「キリスト教の教えに反する」として、かねてより非難されてきた。

また、イスラム教では、進化論に加えて「ギャンブル性がある」といった理由から、2001年にはサウジアラビアでポケモンカードを禁止する「宗教令(ファトゥワ)」が発令されている。

これらは90~00年代の出来事だが、言ってみれば「海の向こう側の話」として、多くの人は「インターネットの都市伝説」程度に受け止めていた。

しかし、16年に『ポケモンGO』が配信されると、世界各国で人気が過熱するのと同時に、各地の宗教団体も反発したことで、改めて「ポケモンと宗教は相性が悪い」という事実が浮き彫りになった。

なぜポケモンは波紋を呼ぶのだろうか? 『ポケモンGO』がブームだった当時、『スマホが神になる 宗教を圧倒する「情報革命」の力』(KADOKAWA)という書籍を上梓した宗教学者・島田裕巳氏の話をもとに、その背景を見ていきたい。

「『ポケモンGO』はゲームという仮想世界を使って人々を動かしたことが、現実世界に大きな影響を与えました。特に問題とされていたのが、〝ポケストップ〟の場所です。モンスターボールを入手するためには、街なかに設置されているポケストップに行かなければならないのですが、それが宗教施設に設置されているケースが世界各地にあったのです。移り変わりの激しい商業施設ではなく、宗教施設という永続的な場所に設定したかったのだと思いますが、聖なる空間に大勢の人が押し寄せてくるとなると、さまざまな意見が出てしまうものです」

国内外の宗教をテーマに、数々のヒット作を世に送り出してきた島田氏だが、実はポケモンとも縁が深い。

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