羽生結弦、宇野昌磨、ボーヤン・ジンの「切り開いた世界」を考えてみた/スケオタエッセイスト・高山真が見たフィギュアスケート世界選手権
―― とんでもないものを見ちゃった…。フィギュアスケートの世界選手権、男子の最終グループをテレビで観戦したあと、私は朝まで眠れなくなってしまいました。すべての選手について、書きたいことが山とあるのですが、涙...
―― とんでもないものを見ちゃった…。フィギュアスケートの世界選手権、男子の最終グループをテレビで観戦したあと、私は朝まで眠れなくなってしまいました。すべての選手について、書きたいことが山とあるのですが、涙...
―― インスタグラムをはじめ、写真を共有するSNSが隆盛を誇っている。ツイッターやフェイスブックにも、日々大量の写真が流れ込んでくる。かつて写真は、記録を目的としたメディアであった。だが今や、その機能は薄ま...
―― 「通信の秘密」を制限しかねない通信傍受法、集団的自衛権を認めた安保法制、そして現在国会にて審議中の「共謀罪」法案──。いま、「法」にまつわるニュースが世間を騒がせている。「悪法」だとの批判も多いこれら...
―― ケイ&ピールというお笑いコンビが面白い。テレビ版『ファーゴ』で、どうしようもないバカタレのFBI捜査官を演じた2人組がそうだ。ノッポでギョロ目のスキンヘッドがキーガン・マイケル・ケイ。デブチンでメガネ...
―― 雑誌では毎年一定数、新宗教の報道が行われているが、記事の内容は実は今も昔も切り口は変わらない。むしろ、昨今は記事の質は落ちてきたと見識者は語る。その理由とは、一体なんだろうか? ここでは新宗教の報道...
―― ニューヨーク在住の友人から告発があった。東北大学病院卒後研修センターのT医師が、酔ってニューヨークの有名レストランで大暴れしたという。
―― 欧米のファッション誌というと、「VOGUE」や「ELLE」といったモード誌を思い浮かべる読者もいるだろう。だが海外では今、そうした雑誌では味わえない尖った写真や記事が炸裂するファッション誌が増殖中!?...
―― 傘下の幼稚園でなされていた幼児教育の異様さ――「教育勅語暗唱」「中国や韓国を批判する選手宣誓」等々――もあいまって、一気に盛り上がりを見せている、学校法人・森友学園にまつわる疑惑報道の数々。一連の報道...
―― 「BLとの出会いは『ビックリマンチョコ』で、『キャプテン翼』や『キン肉マン』でモンモンしてました!」と語る、ガチ腐女子のAV女優、井上綾子。オタクを標榜するアイドルやAV女優は珍しくなくなったが、彼女...
―― 沖縄の本土「復帰」後、東松照明は沖縄に移住して離島や東南アジアを含めた広範囲を精力的に撮影し、1975年に写真集『太陽の鉛筆──沖縄・海と空と島と人びと・そして東南アジアへ』を上梓した。その東松に導か...
―― 今年1月、日本経済新聞が決算報告に関する記事をAIに作成させたことが一部で話題になった。「AIが人間の仕事を奪う未来は近い」と震撼させられる出来事であったが、その手前の段階として、業務の効率化を目指し...
―― ある人物や企業、組織などが発信した内容、行った行為に対し、SNSなどで批判的なコメントが殺到する現象を“ネット炎上”と呼ぶ。芸能人の不倫、組織の不正や汚職といったスキャンダルなど、内容は多岐にわたるが...
―― 篠山紀信、渡辺達生、野村誠一……。グラビア写真界にはそのような大御所カメラマンがいるが、やはり一般的には被写体であるアイドルやタレントのほうに目を向けられることが多いだろう。では、その世界で活躍する写...
―― グラビア写真についてあれこれ語りたいなら、被写体のアイドルだけでなく、大御所カメラマンの経歴もざっと知っておいたほうがいいかもしれない。
―― 「東京新聞論説副主幹」という肩書でテレビ出演している長谷川幸洋。『そこまで言って委員会NP』(旧『たかじんのそこまで言って委員会』/読売テレビ系)では、“リベラルな東京新聞において、保守本道の私はほと...
―― グラビア写真について改めて考えてみれば、選挙中のみならず、定期的に街中にバストアップの写真が大々的に掲示され、不特定多数、たくさんの人に凝視される職業は、もしかすると政治家以外、ないかもしれない。そし...
―― 1960年代から日本の米軍基地周辺を被写体にした「占領」シリーズを撮影していた東松照明は、69年に極東最大の軍事基地を有する沖縄へと向かった。同年「基地の島」としての側面に焦点を当てた『OKINAWA...
―― 経済誌の年末の風物詩である“未来予測”特集。翌年の展望を占う予測は、読み手の興味を引く。ただ、現在の科学力で正確な経済の未来予測などは事実上不可能だ。それでは、各誌の編集者たちは、どのようにして、これ...
―― 「週刊ダイヤモンド」「週刊東洋経済」等は、実は戦前からある歴史ある雑誌。そして、それらの雑誌の「経済予測記事」も、戦前からよくある名物記事であったという。メディアによる「経済予測」の歴史と、経済学にお...
―― 例年、年末年始になると、あらゆるメディアで新年の予測記事が乱発される。なかでも経済誌では「経済予測2017」などと表紙にぶち上げ、株価や各業界の動向を特集している。だが、これらは本当に当たっているのだ...
―― 日本のネット空間では、特に東日本大震災以降「デマ」の横溢が問題視されている。そしてこうした動きはもちろん、日本国内に限った話ではない。アメリカでも現在、ニュースの分野においてフェイクの横行が問題になっ...
―― サンタクロースは誰のところにもやってくるわけではない。家々で歓声が上がるクリスマスの朝、ある種の子どもたちは疎外感を味わうことになる。例えば、戦前、川崎臨海部の湿地帯に朝鮮人労働者が建てたバラック群が...
―― 2013年、NSA(国家安全保障局)の職員だったエドワード・スノーデン(当時29歳)が、アメリカ政府が国民の電話やメールを監視するプログラム「プリズム」の存在を暴露し、ロシアに亡命した。スノーデンは良...
―― 昨年末、カジノ設置を謳うIR法案が衆院を通過、国会で成立した。賭博を禁止する刑法に例外をもたせ、新たな市場を創出すると目されているが、それ以前に慎重な精査がまるでなされていないと鳥畑与一氏は警鐘を鳴ら...
―― SMAPの解散騒動に、ベッキー&ゲスの極み乙女。の川谷絵音をはじめとする不倫騒動、人気俳優・成宮寛貴を電撃引退に追い込んだ薬物疑惑など、近年まれに見る芸能スキャンダルバブルにわいた2016年。
―― 正月の風物詩ともいえる箱根駅伝。関東圏の大学のみが出場するこの競技会だが、全国放送され視聴率も高い。一方で、数年前から途中棄権者の数が増加傾向にあり、競技者側からはルールの見直しが求められているが……...
―― Johnny's net「Message from Smap」より A:写真週刊...
―― 誰もが読んだことがあるだろう新聞や週刊誌の4コママンガ。実は僕らが知らないだけで、そこには規則やタブーが隠れているのでは……?そんな疑問を解消すべく、現在も朝日新聞夕刊に掲載中の4コママンガ『地球防衛...
―― “小池劇場”で東京都政が注目され、東京都下の利権が次々と暴かれている。しかし、その種の利権構造に関していえば、むしろ地方のほうが問題は根深いという。それはなぜなのか? 地方自治体と地元企業、そして地元...
―― 繰り返される、学校現場でのいじめによる重大事件。そのつど巷では、厳しい刑事罰を求める議論が加熱し、いじめは犯罪である、とのお題目が繰り返されます。被害者がいじめを苦に自殺したのなら、それは加害者やその...
―― 人工知能の日進月歩の成長が、日々ニュースになっている。生活に密着する分野から囲碁や将棋のようなゲーム、そして今やそれは金融の世界で莫大な数字を稼ぐものにもなった。今回の本連載では、AIの進化が世界の金...
―― そこは、ネズミ色の世界だった。川崎駅の東口を出て、通称・市役所通りを1キロほど行くと川崎競輪場にたどり着く。エントランスは平日の昼間だというのにごった返している上、誰もが一様にくすんだ服を着ており、見...
―― 若者や子どもの貧困が取り沙汰される時、決まって「悠々自適な年金生活を送る老人たちが、社会保障財源を食いつぶしている」ことにその原因の一端があると指摘されることが多い。しかし、現実には老人の貧困が、深刻...
―― ファンタジーやノンフィクションなどで、ドラッグを取り扱った文学は多い。かつてはビートニク世代と呼ばれる小説家たちが、盛んにドラッグを文学に取り入れていった。翻って現代日本ではどうだろうか? コンプライ...
―― 社会保障の中で、大きな国民負担となっているのが介護費用と医療費。総額については新聞などでもたびたび報道されている。
―― クラウドファンディングという製作資金集めの手法と、主演ののんをめぐる一連の騒動で、公開前から話題を呼んでいた『この世界の片隅に』。公開後は、内容面への絶賛や批評、議論が活発に行われている。本作が描き出...
―― 年末の音楽の祭典『NHK紅白歌合戦』の出場歌手が去る11月24日に発表された。宇多田ヒカルやKinKi Kidsら10組が初出場、また世界的に「PPAP」がブレイクしたピコ太郎は、企画枠での初出場とな...
―― マルセイユ行きたい…。フィギュアスケートのグランプリファイナルをテレビで見ながら、学生時代に一度行ったきりのマルセイユの街並みを思い出していた私。そんな欲が出てきたくらいに体調も上向きつつあります。
―― 明治維新の混乱期を切り抜けた日本は、1894(明治27)年の対清戦争、1904(明治37)年の対露戦争へと突入する。そのとき兵士の懐中には春画があったともいわれているのだ。
―― 西洋的な「風俗取り締まり」を企図する明治新政府は、矢継ぎ早に法令を発布していく。その流れのなかで春画も取り締まりの対象となり、商品としての魅力を急速に失っていった。
―― 前回は、強姦や交通犯罪などにおいて、加害者が民事賠償によって“刑事責任を免れた”かのように見えるケースは確かに少なくないけれども、それはあくまで結果に過ぎず、実際にはそうではないことを解説しました。 ...
―― 澤田教一の代名詞ともなった《安全への逃避》は、1965年7月にUPI通信社サイゴン支局に赴任してから2カ月足らずのときに、ほとんどビギナーズ・ラックといっていいような形で撮られたものだ。その後、わずか...
―― 現在、ADHDなど発達障害の治療では薬物療法が行われることも。ただ、当然、そこで使われる薬には、長所もあれば短所もある。
―― 近年、発達障害が増えているともいわれる。それと関係しているのか、いつしか“アスペ”というワードが世間に浸透し、アスペルガー症候群のみならず、ADHDなど発達障害全般を一緒くたにした隠語としてネット上に...
―― 手元だけが映る画面の中で、手際良く素材を切り、炒め、ソースをからめる――真俯瞰で撮影された洒落た料理動画を、フェイスブック上で観たことはないだろうか? バズフィードが提供し、言語の壁を超えて流行中の...
―― 日本の大学において映画に関する授業は人気科目のひとつだが、教員や学生に「映画学とは何か?」と聞いても、正解を答えられない人は多いはずだ。また、日本の有名な映画監督を思い浮かべても「大学で映画を学んだ」...