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第1特集
「女性が働きやすい」職場の嘘

女性社員の生理休暇申請は逆セクハラ!?――化粧品・下着企業は男社会!? 女性活躍を謳う職場の真実

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――経済誌や女性誌などで目にする「女性にとって働きやすい会社」という言葉。産休や育休はお手のもの、女性のための支援制度がきれいに整っている……かと思いきや、果たしてそこは地獄だった――。本誌企画ではおなじみ某女性下着会社に勤務する佐々木先生(仮名)の協力を得て、女性が働きやすい職場の現状を探ってみた。

女性社員の生理休暇申請は逆セクハラ!?――化粧品・下着企業は男社会!? 女性活躍を謳う職場の真実の画像1
「日経ビジネス」(日経BP社)が今年発表した「女性が活躍する会社」総合ランキング。「ジョンソン・エンド・ジョンソン」が管理職登用度やワークライフバランス度などで高い数字をたたき出し、昨年7位から1位にランクアップしている。

[座談会参加者]
…佐々木先生(某下着会社勤務)
B…30代女性 大手化粧品会社勤務
C…30代女性 大手百貨店勤務

「女性にとって働きやすい職場に隠れる落とし穴」――女性が働きやすいといわれ、かつ女性社員が多く働く大手企業に勤務する3人の女性に集まってもらい、本当に働きやすいのかを尋ねる座談会を敢行。本誌の「おっぱい」にまつわる企画ではおなじみの佐々木先生が、会話の口火を切る。

:うちは女性向け商品を扱っている企業ということもあり、女性に対する支援制度は、ひと通りそろってます。ただ、実際に恩恵を受けているとは言い難いですね。

B:その気持ち、わかります。私の会社にも生理休暇がありますけど、実際に使っている女性はひとりだけです。女性に優しい支援制度にあやかったら、それはそれで後ろ指を指されそうで、みんな結局、有給を使って休んじゃうんですよね。特に店頭に立つ販売員は、「自分が休んでしまったら、店が回るのだろうか?」という重圧もあるし、誰かが休めば、他のスタッフにダイレクトにしわ寄せがくる。その分、売場の女性たちは「生理なんかで仕事を休むの?」と、ギスギスしがちなんです。

 それに、大手を振って産休・育休が取れるようになったのはここ10年くらいの話で、それまでの女性社員は妊娠したら退職するのが当たり前でした。最近では早期復職手当制度もできて、規定の産休・育休期間より早く復帰すると、月給プラス1万円が支給されるようになりましたけど、その代わりフルタイム勤務が条件なので、活用には保活が必須です。

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