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──福島第一原子力発電所事故の発生を受け、自然エネルギーへの関心が高まる昨今。代替エネルギーを推進する業界の雄を、自然エネルギー政策の第一人者として名高い飯田哲也氏に聞いた。

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[推薦人]
飯田哲也(いいだ・てつなり)
1959年、山口県生まれ。認定NPO法人環境エネルギー政策研究所所長。自然エネルギー政策における第一人者として知られ、資源エネルギー庁の総合資源エネルギー調査会基本問題委員会委員なども務める。近著に『エネルギー進化論』(ちくま新書)など。

 自然エネルギーにおける「革命」というと、環境エネルギー分野のパラダイムを「増大路線から環境を重視した効率路線へ」と変えたエイモリー・ロビンズの著書『ソフト・エネルギー・パス』(時事通信社)が、70年代に槌屋治紀氏らによって翻訳・紹介され、以後日本でも、太陽光や小水力発電といった分散型エネルギーの研究は進められてきました。しかし、政策面においては、私も発足にかかわった超党派による議員連盟が1999年に設立し、02年に「自然エネルギー促進法」が国会に提出されるまで、まともな議論すら行われていない状況でした。

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