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第2特集
"通"が選ぶタブー破りの海外ドラマDVD【8】

NHK・海外ドラマ担当Pが選ぶ「韓国歴史モノから『グリー』まで! NHKが送る話題作」

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【選者】
荒谷紀子[NHKプロデューサー]

 NHKは『刑事コロンボ』(72年~)や『大草原の小さな家』(75年~)の時代から海外ドラマを放送し、この分野の草分けの役割を果たしてきたのは確かですが、実は編成局内の海外ドラマ担当はたった3人、しかも私自身はもともと報道の人間で、長年この分野に携わってきたわけではなく......。けれども、作品選定にあたって視聴者目線にならざるを得ないことが、かえってプラスに働いている部分もあるかもしれません。

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ホームズがスマホを駆使して現代のイギリスに復活!?/Colin Hutton (C)Hartswood Films 2010

 そういう私の視点でこの夏イチオシの作品は『SHERLOCK(シャーロック)』【1】です。『シャーロック・ホームズの冒険』(85年~)や『名探偵ポワロ』(90年~)など、根強い人気を誇る英国ミステリーの系譜に連なる作品ですが、ホームズが現代でスマホを駆使して活躍するという設定が非常に新鮮です。

 オススメ作品の2つ目は、これまた看板コンテンツである韓国歴史ドラマの『トンイ』【2】。朝鮮王朝を舞台にした作品で、韓国歴史モノの人気に火をつけた『宮廷女官チャングムの誓い』(04年~)や『イ・サン』(09年~、現在総合テレビで放送中)と同じ、イ・ビョンフン監督作です。韓国歴史モノは50~70回の長編なので、ストーリーが重層的で見ごたえがあります。

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