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カルチャー

たどりついたのはヒップ"ポップ"!?

【やけのはら】──暗〜い気持ちをリセット!?「ただ、いい曲」で戦う!

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 昨年9月に七尾旅人とのユニットでリリースした「Rollin'Rollin'」が、"ゼロ年代最後の「今夜はブギーバック」"と言われ熱い支持を集めたDJ、やけのはら。グループでキャリアをスタートして約7年、コアな音楽ファンの間でその名を轟かせてきた彼がついに、8月に初のソロアルバムをリリースするという。あれ? でもやけさんてラッパーだったような......。しかも、"初のアルバム"?

「このまま、ただ"DJの人"って思われるのもなんかしゃくだし、最初に自分名義で出すものは、さらっとつくったダンスアルバムとかじゃなく、ポップス的なフィールドというか、自分の中で広がりがあるベクトルの表現を出したいなっていうのが、ずっと宿題だったんですよ。それが、たまたま今のタイミングで出来上がって」

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カルチャー

電子書籍の意外な対抗馬となるか!?

【アートブックフェア】──"現場"から見える新しいモノの売り方・買い方

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昨年開催時の会場内の様子。混み合っているが、
販売・展示されているアートブックを思い思いに手
に取って見られた。(写真/高橋宗正)

 iPadの国内販売も始まり、ますます注目を浴びている電子書籍。手軽に「本」を買う行為が今後どれくらい浸透するのか議論を巻き起こしているが、そんな流れとは逆行するかのように、手作りの本=ZINE(ジン)をめぐる動きが、今ひそかにアツい。

 昨年開かれた、プロ・アマ問わずさまざまなアーティストが自身のZINEを対面販売するというイベント「THE TOKYO ART BOOK FAIR 2009」では、3日間で合計約8000人を集めたという。しかしこの盛り上がり、一体どこから来るのだろうか。

「前回はちょうど商業誌の休刊ラッシュ時期での開催だったので、逆に注目を浴びたということもあるかもしれません。またアートファンに限らず、"紙の本"自体に愛着を持つ一般の方にも、たくさんご来場いただきました」(イベント主催、ZINE'S MATEの広報担当)

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連載

脱力・ニュースジャパン

【今月の教訓】ワルになるにも才能が必要

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「オレも若いときはヤンチャしてさ~」とかいうオヤジのワル自慢ほどウザったいものはない。しかも、そういうことを吹聴するヤツに限って、実はパシリに使われてただけだったりするものだ。が、そんなワル自慢をしたがるのは、オヤジだけじゃない。【記事A】の母親(37)も、どうやら同類のようなのだ。

この母親、中1の次女らに学校で暴れるようにそそのかしたとして暴力行為教唆の疑いで逮捕されたのだが、そのアオリ文句がイカしてる。
「私のときは消火器をまいたり、窓ガラスを割ったりした。学校がうざいなら、ぶち壊してきな」って、アンタは三原じゅん子(@『3年B組金八先生』)か! ていうか、37歳といえば年齢的に中学時代がちょうど尾崎豊の全盛期と重なるわけで、『卒業』の歌詞とかが脳裏に刷り込まれていたのかもしれない。

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カルチャー

憧れの超能力を疑似体験できる!?

【脳波トイ】──この夏、念じて遊ぶ新感覚のおもちゃがやってくる!

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プレイのポイントは、脳波をうまくコントロ
ールしてボールが浮く高さを調節すること。
障害物を組み替えれば、難易度の調整も
可能。念じるように遊ぶさまは一見怪しいが、
科学的技術に裏打ちされた玩具。

"ヘッドギア"に似た装置を頭につけたガイジンの男性が、浮かぶ青い球を念じるように凝視する──。ネット上で偶然にもその動画を見つけたときは、新興宗教の修行映像かと一瞬思ったが(失礼!)、程なくして彼は玩具で遊んでいることが判明。それが、今夏セガトイズから発売されるマインドフレックスだった。

 そもそもアメリカの玩具メーカー・マテル社から昨秋発売されたこの"脳波トイ"は、これまで医療の現場でしか着目されていなかった脳波で遊ぶというおもちゃ。その仕組みと遊び方はこうだ。頭につけたヘッドセットのセンサーが脳波を読み取り、計測データを本体へ送信する。そのときの集中の度合いによりファンの回転が変わり、より集中すればボールは高く浮かび、リラックスすればボールは下がる。そうして脳波でボールをコントロールしながら障害物をくぐり抜ける、というもの。

 そんなマインドフレックスは、本国アメリカでは大ヒットし、子どもから大人まで遊んでいるそうだが、日本でも広く受け入れられるのか。

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社会

メディアが報じない紛争地の真実とは?

米軍の誤爆が続くアフガンの惨状で大統領も暗殺の危機!?

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 本誌4月号など、これまで継続的に報じてきたアフガニスタンの国内事情。いまだ同国内では反政府武装勢力タリバンと、米軍やNATO軍の間で紛争が絶えない。そこで犠牲になっているのは、罪のない一般市民たちだ。日本でも約4500億円もの支援を継続することを菅直人首相が表明したばかり。だが、国内のメディアは現状をほとんど報じず、人々の関心は薄れていくのに反比例して、事態は悪化しているという。今年1月に続き6月も現地に足を運んだというジャーナリスト・西谷文和氏に、アフガンのリアルな今を再び聞いた。

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タリバンによるロケット弾攻撃を受けたカブールは
厳戒態勢に。取材も困難な状態となった(写真上)
戦争による貧困により、病気の娘を治療もできず
に失った母。亡き娘の墓の前で(写真下/いずれ
も撮影は西谷氏)。

──西谷さんは5月31日から6月12日にかけ、ご自身5度目のアフガン取材を敢行されました。そのときの状況をお聞かせください。

西谷(以下、西) 6月2日から4日まで「ピースジルガ(和平会議)」が首都カブールで開催されることになっていたので、そこから取材をスタートするつもりで2日にカブール入りしたのですが、その日にカブールにタリバンによってロケット弾3発が撃ち込まれました。

──ご自身は無事だったのですか?

西 私はそのとき、ピースジルガの会場となるアフガニスタン警察学校の近くにいたのですが、「ドーン」という乾いた爆発音がしたので「あ、やったな」と。前日から「何か起こらなければいいが」と通訳と話をしてはいたんです。しばらくすると、また爆発音と乾いた銃声音。その後はサイレンを鳴らす救急車や軍関係者の車が何台も通り過ぎて、大騒ぎになりました。爆発音が聞こえたのは、最終的に4回です。

──ロケット弾はどこを狙って撃ち込まれたのでしょうか。その影響は?

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特集

マスコミがタブー視するからこそ「真実」は見えづらい!?

部落解放同盟・組坂繁之委員長に聞く差別問題と解放運動の本質がわかる本

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 部落解放同盟──部落差別の解放運動を展開する全国組織だが、かつての同団体による激しい糾弾活動がマスコミなどからは恐れられ、部落問題に言及すること自体が、いつからかタブー視されていった。しかし、そんな事なかれ主義は、差別をなくすことにはつながらないのではないか?そこで今回は、差別解消に役立ち、部落問題を理解するための本を、解放運動のリーダーである、部落解放同盟中央本部・中央執行委員長の組坂繁之氏に挙げてもらった。

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部落解放同盟中央本部・中央執行委員長
の組坂繁之氏(写真/有高唯之)

──まずは、「これを読むと部落問題がよくわかる」というお勧めの本を教えていただけますか?

組坂 ひとつは高山文彦さんの『水平記 松本治一郎と部落解放運動の100年』【1】です。この本は、取材や資料を駆使して、「解放の父」と呼ばれ、部落解放同盟の初代中央執行委員長を務めた松本治一郎先生の人生を描ききった秀作です。そもそも部落問題とはどういうもので、戦前戦後を通じた解放運動がいかに展開されたかが具体的に描かれており、高山さんの文章も魅力的で一気に読み進めることができるはずです。また、解放同盟中央本部が編纂した『松本治一郎伝』(解放出版社/87年)や松本先生の愛弟子であり、私の直接の師匠でもあった上杉佐一郎先生(元解放同盟中央執行委員長)の『上杉佐一郎伝』【2】などは400ページ前後ある分厚い評伝ですが、読んでいただくと非常に参考になると思います。ほかには、戦前からの活動家で2代目の中央執行委員長になった朝田善之助さんの『差別と闘いつづけて』【3】。これは、戦前の強烈な弾圧の時代から、戦後、行政当局の部落問題に対する姿勢が変わっていく姿を描いており、解放運動とは何を目指すものかということを知る上で参考になる本です。それと本にはなっていませんが、ぜひ読んでいただきたいのが水平社宣言ですね。大正11年に解放同盟の前身である全国水平社が創立された際、部落出身者自らの手で解放を勝ちとることを宣言した文章で、まさに我々の原点です。この水平社宣言を受けて書かれた、全国同和教育研究協議会委員長の西口敏夫先生の『詩集・水平社宣言讃歌』(奈良県部落解放研究会/71年)や、部落史研究を行い、同和問題の解決に尽した大阪市立大学名誉教授の原田伴彦先生の『被差別部落の歴史』(朝日新聞社/73年)もお勧めです。まずは、こうした古典から当たっていただくといいと思います。

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連載

連載 宇野常寛の批評のブルーオーシャン 第4回

上半期映像コンテンツを振り返る

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 気がつけば7月になってしまった。2010年も前半戦が早くも終了してしまったのだ。ということで、備忘録も兼ねて今回は上半期のカルチャー総決算、というか中間報告を行おうと思う。

 まず映画だが、日本映画では圧倒的に『告白』(中島哲也監督)が良かった。前号の「カルチャー時評」でも触れたが、原作小説(自意識系ブロガーの垂れ流しのようなもの=セカイ系的独白)への批評的介入によって、そんなプレイヤーたちの自己目的化したコミュニケーションの無限連鎖する(バトルロワイヤル的)状況を、つかず離れずの絶妙な距離感で描き出した傑作だ。プロデューサーの川村元気氏は僕とほぼ同年の31歳。同作の成功は個人的にも大きく勇気づけられる「事件」だった。

 ドラマでは、NHKの単発作『その街のこども』が群を抜いていた。これも前号で取り上げたが、フェイク・ドキュメンタリー的手法と、(『神話が考える』の福嶋亮大いうところの)偽史的想像力の合わせ技で、震災という大きなものにアプローチするコンセプトが素晴らしい。渡辺あやによる二者間のダイアローグも非常に完成度が高く、どこまでがアドリブなのかわからない空間を成立させ、フェイク・ドキュメンタリー的手法の魅力を最大限に引き出している。

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連載

辛酸なめ子のサバイバル女道 第12回

結婚予備校で婚活の盲点を予習

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数々の成婚を見届けてきた
佐竹校長(左)とMさん(中央)と。

「結婚はおもしろいから一度経験してみたら?」とバツイチの高校の友だちにすすめられ、今まであまり願望がなかったのですが、結婚という風習に興味がわいてきました。そこで、少しでもリアリティを感じるために、話題の結婚予備校「インフィニスクール」の門戸を叩きました。婚活力UPに必要なテクを学べるスクールと、お相手紹介機能(登録男性数2万5000人!)を併せ持った強力な機関【註1】です。

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特集

目利きが勧める"ヤバいミニコミ"【4】

ミニコミ専門取次が提言!「ビジネス足り得ないミニコミの将来とミニコミの思想性」

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『書肆アクセスという本屋があった』

"ヤバいミニコミ"はいまだに健在ではあるものの、書店で本が売れないといわれる中で、ミニコミは生き残り続けられるのか?

 日本での勃興期からミニコミ界をよく知り、地方出版や少部数の出版物を取り扱う専門取次である地方・小出版流通センターの代表を務める川上賢一氏は、現状をどう見るか?

──昨今、さまざまなミニコミが乱立していますが、御社に持ち込まれる作品数は増えていますか?

川上(以下、) それなりにありますが、ほとんど断っています。ウチを通して書店で委託販売するには、運営金の供託や書籍の定期的刊行などいろいろな条件がありますが、持ち込まれるものの多くはこれをクリアできていないんですよ。

──ミニコミは、個人単位で細々と活動をしているケースが多いですからね。

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特集

目利きが勧める"ヤバいミニコミ"【3】

制作者が語る本音──ビート文化から生まれたアメリカの出版事情を伝える『ゴスペル』(佐藤由美子さん)

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製本からして、日本のミニコミにはなかなかないつくり
の『ゴスペル』。一冊787円也。

 トランジスター・プレスは佐藤由美子さんが個人で展開する"ひとり出版社"。書籍の発行だけでなく、「ジン」制作を進めていることでも知られている。出版社でありながらジンを制作する意図を聞いてみた。

──ジン制作の動機を教えてください

佐藤由美子(以下、) 15〜20年近く前、ニューヨークでビート文化(50年代アメリカで勃興したカウンターカルチャー)の展覧会が開催されたので観に行ったところ、そこにたった一枚の紙に自分の思いを綴っただけの展示物があったんです。それを見て、「自分の思いを伝えるのに、こんなシンプルな方法もあるのか!」と衝撃を受けたのがきっかけです。

──当時は、何か伝えたい思いが?

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