サイゾーpremium  > 特集2  > 【葵揚】夜のブクロで過ごした青春
第2特集

MEN IN BLACK 葵揚、 夜の池袋を歩く

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――NHK朝ドラ『舞いあがれ!』でねじ工場の職人を爽やかに好演する注目の俳優は、夜の街の闇に溶け込むと、思案深げな表情を見せた。

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(写真/永峰拓也)

放送中の朝ドラ『舞いあがれ!』で、ヒロインの実家が経営するねじ工場の職人を演じるほか、2月10日公開の窪塚洋介主演映画『Sin Clock』に出演する葵揚。27歳、新鋭の役者として注目される存在だ。

4年前、俳優デビューする以前は、今回の撮影地となった西池袋にある立教大学に通っていた葵。「当時は、まさか芝居の世界に飛び込むとは思ってもみなかったです」と、感慨深そうに呟く。

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(写真/永峰拓也)

卒業後は就職せず、千葉県の海沿いの町へ移住。両親が台湾人ということもあり、自身のルーツを追求しようと中国語の勉強に明け暮れながら「毎日同じものを食べて、同じところを歩いて」過ごしていたという。「修行のような日々ですね」と伝えると、はにかんだ葵は、こう続けた。「日常というのは、本来の自分を保ちつづける修行だと思っています」。

どういうことなのだろうか。「本来の自分」というキーワードは、最新出演映画『Sin Clock』が描く鬱屈とした感情について聞いたときにも現れた。

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(写真/永峰拓也)

「どうにもできない過去に執着することで、本来の自分を見失ってしまうことが嫌で。ネガティブな感情に呑まれそうになっても、なるべく感情的にならないようにしています」

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