ノマド論争が喚起するもの
―― 「ノマド」という言葉が今、再び注目を浴びている。本来は遊牧民を意味するこの言葉は、かつてバブル経済の頃に(日本的)コミュニティにとらわれない思想・文化運動の担い手=自立した主体のひとつの理想形として、...
―― 「ノマド」という言葉が今、再び注目を浴びている。本来は遊牧民を意味するこの言葉は、かつてバブル経済の頃に(日本的)コミュニティにとらわれない思想・文化運動の担い手=自立した主体のひとつの理想形として、...
―― 「乾坤一擲。一期一会のつもりで説明したいと思います」野田佳彦首相は、5月30日の小沢一郎・民主党元代表との会談を前に、こんな四文字熟語を並べて自らの心境を明かした。
―― 今年のゴールデンウィークは、『テルマエ・ロマエ』【1】と『宇宙兄弟』というマンガ原作映画が重なり、ファンや業界関係者などの間で話題を集めた。
―― 今、国際的に有力な家電メーカーといえば、韓国のサムスンとLG電子という意見に疑いを持つ者はいないだろう。日本でも同社がリリースするスマートフォンが人気だが、韓国の両社社員は、ソニーとパナソニックの凋落...
―― サイゾーだってオシャレになりたい。サブカル誌だって言われるのはもうイヤだ!!というわけで、日本一のおしゃれエリア、原宿に事務所を構える、むしろ「ブルータス」に出ておられるほうが自然なくらいの3氏に、「...
―― 須藤元気率いる7人組のダンスパフォーマンスユニットWORLD ORDERが、ニューアルバムをリリース。タイトル『2012』に込めたメッセージとは?
―― 野田佳彦首相が、福井県大飯原発を6月下旬に再稼働させると発言し世間を賑わせているが、全炉停止中の中部電力浜岡原発でも、再稼働をめぐる議論が再燃し、市民から不安視されている。
―― “女医が教える最高のセックス”とか、”銀座ナンバーワンホステスが語る女をオトす方法”とか、セックスにせよくどき文句にせよ、男は女に教えを乞おうとする風潮がございます。モテ本には「とにかく女の話の聞き役...
―― 喫煙をきっかけに、東京大学の職を失った文学者・小谷野敦氏。あまりにも過剰すぎる禁煙ファシズムについて、持論を聞いた。
―― ここまでは行政の規制のあり方から禁煙・嫌煙ブームを検証してきたが、その本質はどこにあるのだろうか?本誌連載陣のひとりでもある、津田塾大学准教授の萱野稔人氏が解説する。
―― 日本は再び世界のIT市場で後れを取る──不吉な予言は、昨今話題の「ビッグデータビジネス」に端を発している。日本企業の躍進を阻むものは何か? グーグルのプライバシーポリシー変更から火がついた、”プライバ...
―― 前章までで論じた、雅子妃の「ご病状」に関するメディア分析。本章ではそれを踏まえ、現役精神科医に雅子妃の症状を分析してもらった。雅子妃の担当医である大野裕医師による治療の妥当性も含め、雅子妃ご回復の可能...
―― メディアが雅子妃をどう報じ、雅子妃にどんな影響を及ぼしてきたかについては前ページまでで論じた通りだ。雅子妃を今日のような苦境に追い込んだ責任と批判を、メディアは回避し得ないだろう。
―― 12年目を迎えた『マル激トーク・オン・デマンド』。メインパーソナリティであるビデオジャーナリスト・神保哲生と社会学者・宮台真司の2人が、迷走を続ける日本社会の問題を看破する。
―― 宮内庁が”雅子妃のご病状に影響を与えた”というマスコミの報道。その裏にはどのような構造が隠れているのだろうか?ここでは、皇室報道の内実と雅子妃報道の各誌の傾向について分析する。
―― 大阪の橋下徹市長と彼の率いる政治団体「大阪維新の会」について、意見を求められることが最近とても増えた。市民運動団体の機関紙から大新聞まで、バラエティは様々だけれども、質問内容はいつも一緒だ。彼らは氏の...
―― クラブやストリートを神聖視するヒップホップという文化。ラッパーたちは、そんな”現場”で大仰に握手しながら、ローカルな絆を深めてきたように見える。ところが現在、ネットもラッパーたちの現場となった。そして...
―― 東幹久のアムウェイCM出演に、楽しんごのモナヴィー販売員疑惑と、”マルチ商法”といわれる企業の存在がにわかに目立ちはじめている。過去の問題は”なかったこと”のように広まるこのビジネスモデル。果たして、...
―― テレビ朝日毎週日曜7時半~8時のスーパー戦隊シリーズと、同じく8時~8時半の仮面ライダーシリーズ。共に40年余りにわたって続いてきた、東映が手がける2つの特撮ドラマが、今春劇場で大激突!ある種の”お祭...
―― 特集【1】でも述べたように、メディアで華々しく発言するような社長の経営する企業が、実はブラックであることも多い。そこで、ブラック企業が多いといわれる3業種の、カリスマ的経営者たちの名言(迷言?)から、...
―― 特集【1】では社員にとってのブラック企業について、論を進めてきた。ここではあまたあるブラック企業の中でも、目に余る悪行を行っている企業を、新田龍氏に選出、解説してもらった。
―― 過酷な労働や違法性の高い事業などを行う、いわゆる「ブラック企業」は、これまでも幾度となくネットや週刊誌などで注目を集めてきたが、こうした企業がなくなる気配はない。なぜ、現在の日本において「ブラック企業...
―― 本誌5月号でも既報だが、朝日新聞のスクープに端を発した読売ジャイアンツの契約金問題や、タレント・猫ひろしのカンボジア国籍問題など、ロンドン五輪を前に、露呈したスポーツ界の不正報道。
―― 「島田紳助久々登場」から「二股男騒動」まで、ここ1カ月に話題になった芸能ネタを、週刊誌記者(A)、スポーツ紙記者(B)、フリーライター(C)が振り返りつつ、その舞台裏を明かす座談会を開催。なぜ塩谷瞬は...
―― 4月1日にスマートフォン向けのマルチメディア放送局「NOTTV」がスタートした。AKB48のメンバーが登場するテレビCMや全国紙での全面広告など、大規模なプロモーションを展開したことから「名前は知って...
―― 沢一郎はなぜ、新聞各社に叩かれるのだろうか。「結論はシロだが、『潔白』ではなく『灰色』という司法判断だろう」(読売新聞)「証人喚問に応じ、説明責任を果たすべき。このまま政治的に復権することは許されない...
―― 低迷する日本経済の中で、それでも輸出ナンバー1を誇るトヨタ。だが、その裏では、国内外で労働争議が起こっているのをご存知だろうか。実はこうしたニュースが、日本で報じられることは少ない。ここでは、国内外の...
―― ノンフィクションや報道では暴けなかった企業社会のタブーを描いた優秀な経済小説は、古今東西数多く存在している。労組の腐敗、金融合併の内幕、世界を股にかける商社マンの逸脱と堕落、広告代理店の傲慢……。ドキ...
―― 日本で3番目の発電量を持つ福井県の大飯発電所。11年に原子炉を停止した同発電所の再稼働問題が騒がしい。この問題によって、世の中の関心は東京電力から関西電力へと向けられているが……そんな中、地方の電力会...
―― 「スラップ=SLAPP」とは、「市民の公的意見表明の妨害を狙って提訴される民事訴訟」のこと。これまでも、上関原発の反対派住民を中国電力が提訴した件など、電力会社は、“裁判”という形で市民の言論を封じて...
―― 自ら福島第一原発に潜り込み、混乱する内部の様子を克明に書き記した、ジャーナリスト鈴木智彦氏による『ヤクザと原発』(文藝春秋)。原発を地元の産業として受け入れながら育ち、自らもそこで働く若者に迫ったルポ...
―― 福島原発の事故により東京電力の経営実態が明るみになってきたが、依然として原発事故処理の実態が大手メディアで報じられることはない。原発の経営と同様に、原発事故処理は、電力会社と裏社会だけが行っているので...
―― 東電とマスコミの癒着は本文で触れるとして、世界各国では福島原発事故をどのように報じたのだろうか? 日本にはほとんど伝わってこない、各国の主要新聞やテレビ報道の中身を、国の大小問わず取り上げてみたい。
―― ネットを中心とした言論空間では、電力会社の出稿により批判記事が封じられているという言説が流れているが、果たしてそれは正しいのだろうか? 広告代理店関係者、現役の新聞記者らの弁からその構造、さらには原発...
―― 石原慎太郎東京都知事が「都が尖閣諸島を購入する」と突如発表したのは、4月16日。場所は、米国ワシントンの保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」主催のシンポジウムだった。 「この講演で尖閣諸島購入を発表す...
―― 東日本大震災から一年が経ちました。大震災とそれにつづく福島第一原子力発電所の事故は、日本社会にいくつもの大きな問題を突きつけましたが、そのなかの一つに「専門家はどこまで信頼できるのか」という問題があり...
―― 先の見えないテレビ不況の中、各局が報道番組における女子アナの起用をめぐって試行錯誤を続けていることは当特集【1】で述べた通りだが、その一方で、視聴者が報道番組や女子アナに向ける目も変わってきている。メ...
―― 東日本大震災発生後のはてなブックマークが、地震や原発事故、放射線など、震災に関連したエントリーでいっぱいだったことを今でもよく覚えています。あれから1年がたち、はてなブックマークには震災前と同じように...
―― 今月の「ソフトバンクと孫正義」特集では、孫正義氏とその事業について論を進めてきたが、そんな孫氏に振り回された男がいる。元・総務大臣の原口一博、その人だ。原口氏が09年に掲げた「光の道」構想は、孫氏のプ...
―― 福島原発事故以降、これについて発言する多くの専門家や政治家の言い回しに違和感をもった人は少なくないはずだ。東京大学教授・安冨歩氏の著書『原発危機と「東大話法」』では、こうした違和感を丁寧に解説している...
―― どうすれば男にモテるかなんて、よい子のみんなはもう知っているよね! 「すごーい(ハート) えらーい(ハート) こんなの初めて……(ハート)」とか適当に言っておけばいいんです。知ってる。でもやらない。だ...
―― 旬の女優から読者モデル、インディーズバンドまで、あまねく芸能活動(めいたもの含む)を行う人間なら、猫もしゃくしもブログを持つのが当たり前。そしてこの状況をさらに一歩推し進めたのは、ほかならぬAKB48...
―― 総合出版社のソフトバンク クリエイティブやネットニュース大手の「ITmedia」など、ソフトバンクグループはメディア事業においても、その存在感を誇示している。しかし、そこでの報道に親会社であるソフトバ...
―― ソフトバンクHDが35・45%の株式を保有し、グループ会社の中で強い関係性を持つヤフー。創業以来代表を務めた井上雅博氏が退任を発表し、後任の宮坂学氏が4月1日にCEO、 6月には社長に就任する。「宮坂...
―― ソフトバンクグループの事業は、実に多岐にわたる。一大コングロマリットとなった同グループの真の狙いはなんなのか──肥大した全貌を見通し、その先行きを占ってみた。
―― 「週刊ポスト」(小学館)の連載時より大反響を得た、ソフトバンク・孫正義の評伝『あんぽん』(同)。ノンフィクション不毛の時代といわれる中、版を重ね、今や15万部を達成、現在も売れ続けているという。毀誉褒...
―― 3月25日、さいたまスーパーアリーナで行われた3日連続コンサートの最終日、AKB48の前田敦子が同グループからの「卒業」を宣言した。創設時からAKB48の「不動のセンター」として活躍してきた前田の「卒...
―― 私は最新刊の『日本を追い込む5つの罠』(角川oneテーマ21)の中で、TPP、財政緊縮、原発、沖縄、国民の無関心という5つの問題に潜む罠を取り上げました。中でも原発問題に潜む罠は「多種多様な再生可能エ...
―― フェイスブックがとうとう株式上場を果たした。その時価総額は約8兆円。この数字には、ただ単に莫大なだけではない意味がある。そこから見えてくるのは、労働市場のとらえ直しの必要性だ──。
―― 地上波テレビと、ラジオ、自らが企画・構成・編集まで行うDVDと、出演するメディアによってさまざまな顔を見せる伊集院光に、本当に”面白い番組”について聞いた。