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スポーツ誌じゃ読めないマル秘ガイド【3】

金遣いの荒さと人たらしは球界一? 星野ジャパンの人気の影に放蕩癖とマスコミ掌握術

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 7月中旬には、野球五輪日本代表チーム、通称"星野ジャパン"の正式メンバーが発表されているだろう。本稿執筆時にはまだ明らかになっていないが、「サプライズと言えるほどの人選はなく、誰もが"実力通り"という既定路線で選出されているはず」(スポーツ専門誌編集者)だという。
 
 こうして万全の体制で選ばれた星野ジャパンが挑む野球は、"団体競技で最もメダルに近い種目"とされ、世間の注目も高いようだが、それに見合った話も聞こえてくる。
 
「アメリカやキューバ、韓国、台湾といった強豪国のほかにヨーロッパにまで頻繁に偵察に行くなど、星野仙一監督はとにかく金遣いが荒い。しかも、それがスコアラー派遣だけではなく、本人はもとより、田淵幸一や山本浩二、大野豊らコーチも一緒だから、渡航費や滞在費なんかもバカにならない。ですが、これは野球という人気スポーツに多くのスポンサーがつくからこそできるワザ。今回は新日本石油、ミズノ、アサヒビールなどの大手企業がスポンサードし、多額の協賛金を払っているからね」(スポーツ紙デスク)

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スポーツ誌じゃ読めないマル秘ガイド【2】

中国政府の"安全宣言"はウソ!? "本当の北京"に出会える衝撃のマラソンコース案内

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【1】崩壊した胡同内の建物。この中で、人
が普通に生活している。【2】胡同を覆い隠
す壁。【3】急ピッチで作業する土木作業員
のオジサン。【4】白塔寺近くにある胡同の中
のニーハオトイレ。五輪に向けて便器を新
しくしたようで、かなり上等。【5】「鳥の巣」に
続く道に、せっせと花を植える人々。【6】「鳥
の巣」周辺の歩道には謎の穴がいくつかあ
り、ゴミが落ちている。
(写真/アンドン・チーメイ)

 環境に配慮した"緑の五輪"を掲げているはずなのに、開催前から環境汚染や食の安全性が問題視されている北京五輪。最近では、セーリング会場で汚染のたまものである藻が異常発生するなど、不安は増すばかりだ。しかし、以前から大気汚染による選手への健康被害が心配されているマラソンだって、中国政府が"安全宣言"していたし、もう不安材料は政府が全部解消してくれたに違いない! というわけで、本誌女性ライター(26歳/好きなタイプはエディソン・チャン)が、2008年7月1日、期待に胸を膨らませて、北京五輪マラソンコースを散策してみたところ......。

【天安門(スタート) ~前門大街付近】
 順路は、まずスタート地点の天安門広場から南下して、世界遺産・天壇公園や前門大街を通り、いったん天安門に戻る。このエリアで最も注目したいのは前門大街。五輪に向けて、レトロな街並みが復元されるはずなのだが、まだ工事が完了していない。しかも、前門大街の左右にある胡同(北京市内に点在する旧城内の細い路地)は、なぜか目も当てられぬ崩壊ぶり......(写真【1】)。その無残な様子を隠すかのように、おニューの壁で不自然に囲われている様子(写真【2】)は、テレビ中継でも確認できるかも。またこの辺はホテルの建設ラッシュで、砂埃がハンパない。3時間歩いただけで、尋常じゃない黒さの鼻クソと目ヤニが! 北京在住の友人も、「北京で暮らすようになってから、驚異的な速さで鼻毛が伸びるようになった」と話す。有害物質を含むといわれている粉塵が車にも多く付着してるし、こんな調子で無事ゴールにたどり着けるのか、心配......。

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スポーツ誌じゃ読めないマル秘ガイド【1】

発端は日本サッカー協会の怠慢にあり! ブチギレ! 不満噴出! 反町ジャパン空中分解の裏

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──相変わらずな「サッカー協会」のゴーマン招集、好記録が期待できない「マラソンコース」の危険度、さらにはマスコミや開催国、スポンサーの主導で進む「遠泳」「BMX」といった、新競技の選考など、"開幕前に読めば、楽しさ100倍!"な、アノ話を五輪の現場より直送!!

(本記事は2008年8月号掲載のものを再構成したものです。)

 サッカー五輪代表チームが空中分解寸前である。事の発端は、オーバーエージ枠(以下、OA枠)として、現役日本代表の大久保嘉人(ヴィッセル神戸)を呼ぼうとしたところ、ヴィッセル神戸側が断ったという"招集拒否問題"だった。まず、これまでの事実関係をまとめると、以下のようになる。
 
 2008年6月上旬、OA枠の最有力候補として大久保の名前が挙がる。その後、日本サッカー協会(以下、JFA)が神戸側にメディカルチェック(選手登録するために、ドーピング検査やケガの状態などを確認する医学的検査)の受診の要請を行う。しかし、同月12日、神戸・安達貞至社長が、サッカー五輪代表・反町康治監督に拒否の意向を伝える。14日、反町監督が大久保に直談判をして、本人に五輪出場の意思を確認。すると今度は、21日になって、神戸幹部と大久保が話し合い、招集拒否というクラブの方針に従うことを求める。24日、安達社長がJFAに出向き、田嶋幸三専務理事、小野剛技術委員長と会談。招集を再度拒否。25日、小野技術委員長が神戸幹部に連絡するも、ダメ押しで拒否──。

 この流れを見てもらえればわかるように、神戸側はJFAの再三の要請に対し、ことごとく拒否。いったい何が原因で、神戸の態度がこれほどまでに硬化してしまったのだろうか?

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"セレブブーム"徹底解剖!【4】

デヴィ夫人×辛酸なめ子対談「日本には、ホントのセレブはいないと思いますわ」

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──セレブとは、名声、地位、財産、そして......ここまでは、話題のセレブを取り巻く状況をお伝えした。そこで、最後に真のセレブ、デヴィ・スカルノ夫人と、セレブ・ウォッチャーとして名を馳せる辛酸なめ子の両女史が、現在のセレブブーム、そして社交界の実態といった"セレブとはなんたるか"について語り合う──。

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(写真/渡部幸和)

辛酸なめ子(以下、辛酸) ここ最近、日本では実業家や著名人、政治家の二世や三世が芸能界で活躍するなど、セレブブームが巻き起こっています。いきなりなんですが、"セレブ"とはどのような人たちを指すのでしょうか?

デヴィ夫人(以下、夫人) セレブリティというのは、ただお金持ちであればいいというワケではないんです。まず、老若男女に有名であること、その地位や名誉にふさわしいライフスタイルを送っていることなどが必須条件。日本語で表現するなら......そうね、「名士」が近いんじゃないかしら。よく六本木ヒルズに住んでいる人をセレブと呼んでいますが、あれは大きな間違いよ。それに、日本では真の"リッチ"が育たないんです。島国で大海知らずというか、社交界とはまったく無縁の国なんでしょうね。海外のセレブリティをご覧なさい、日本で言う"セレブ"や"ヒルズ族"とはスケールがまったく違いますよ。

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"セレブブーム"徹底解剖!【3】

関係を持った女性は数千人? マドンナ、ボビー・ブラウンほか、この有名人の暴露本がスゴい!

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『ふぞろいな秘密』(石原真理子著/双葉社)など、日本でも話題となる有名人らの暴露本。では、ゴシップの本場アメリカで、近年話題となった暴露本にはどのようなものがあるのだろうか? まずはここにきて、「不倫だ離婚だ」とゴシップ誌を賑わしているマドンナの実弟による暴露本『Life with My Sister Madonna』【1】。その内容は、マドンナは「子どもの頃からジョークのセンスがゼロだったが、自分に恐ろしいほど自信を持っていた」「強大なエゴを持ち映画スターを夢見ていたが、演技力は全くなかった」などといった微笑ましい(?)エピソードに溢れている。だが、マドンナから受けた虐待の数々なども交え、姉に対する憤りとちょっとした愛情を込めた、身内ならではの愛憎も。マドンナが同性愛者嫌いの映画監督、ガイ・リッチーと結婚して以来、ゲイである彼は姉との関係が疎遠になったとも綴っている。

 マドンナ同様、ミュージシャンでは、日本で"ボビ男"ブームをつくり、80~90年代に全世界で1000万枚以上のアルバムセールスを記録したR&B界の元スーパースター、ボビー・ブラウンの自伝『The Truth, the Whole Truth and Nothing But...』【2】が話題に。昨年離婚した、元妻のホイットニー・ヒューストンとの酒&クスリまみれ(彼はホイットニーの影響でコカインをやるようになったと告白)の、波乱万丈な15年間の結婚生活を中心に、マドンナやジャネット・ジャクソンを含む、数千人(!)もの女性との肉体関係についても言及したスキャンダラスな内容だ。その余波でイメージダウンは避けられないと思われたホイットニーは、この自伝について「彼がそのようなことを言う必要性に駆られたことは悲しいけど、私は自分が正しいと思う道を進むだけ。たとえ事実関係をはっきりさせることになったとしても、娘の父親のことを悪く言うつもりはないわ」と語っている。さすがは大物の余裕!

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"セレブブーム"徹底解剖!【2】

「GOSSIPS PRESS」編集長が語る各国のゴシップ報道とパパラッチらのつば迫り合い

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──セレブをめぐるトホホな状況は前述したが、ここでは、日本初の海外ゴシップ雑誌編集長のインタビュー、そして最新のセレブ暴露本事情など、彼女らの一挙一足を報じるメディアの動きに目を向けてみたい。

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今注目しているセレブは「アメリカでもTV
ドラマの人気が過熱しているので、ドラマ
で活躍中のヴァネッサ・ハジェンズやマイ
リー・サイラスなどの新人セレブです」と語
る、大柳葵理絵編集長。
(写真/辰巳千恵)

 昨年誕生した日本初の海外セレブ専門ゴシップ誌「GOSSIPS PRESS」。同誌の大柳葵理絵編集長に、メディア側から見たセレブの魅力、そしてゴシップ誌には欠かせないパパラッチについて話を聞いた──。

 海外セレブやハリウッドセレブだけを扱う雑誌として、実験的に昨年6月にテスト号を出したんです。アメリカではセレブのゴシップを取り上げた雑誌が、近年、常に売り上げの上位にランクインしているんですが、まだ日本にはその手のものがなかったので、受け入れてくれるかどうかはホントに未知数でしたね。でも、そのテスト号の売り上げが初日から良かったことで、このジャンルでも勝負できるという手応えを得ることができました。

 現在の読者層は9割が女性で、少しずつ男性読者も増えてきています。諸説あるでしょうが、弊誌が取り上げる"セレブ"の定義は、ハリウッドスターにしろ、スーパーモデルにしろ、世界中の人々が憧れる人。中でも読者に人気のあるセレブは、アンジェリーナ・ジョリーとパリス・ヒルトンですね。片やアンジェリーナはブラッド・ピットと70億円の豪邸に住み、一方のパリスは来日したときに渋谷の109でショッピングを楽しんでいる。そんなセレブの意外な素顔や優雅な私生活に、みんな関心があるんでしょう。

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"セレブブーム"徹底解剖!【1】

「パリス・ヒルトンは女子の憧れ!」だけど......生きる集金装置"セレブの作られ方"

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──我々一般人にはうかがい知ることも出来ない絢爛豪華なプライベートを披露して、世の羨望を一身に集めているセレブたち。しかし、そんな彼女たちやブームの裏側をのぞいてみると......。

(本記事は2008年9月号掲載のものを再構成したものです。)

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"お騒がせセレブ"の偉大なるパイオニア

パリス・ヒルトン
1981年2月17日生まれ/27歳(当時)/女性ソーシャライト
曾祖父がヒルトンホテルの創業者であるコンラッド・ヒルトン。父親のリチャードは不動産会社を経営する実業家で、資産は数百億円と言われている。母親のキャシーは女優として、幼い頃から芸能界で活躍していた。パリス自身も高校時代から自家用ジェット機でビバリーヒルズとニューヨークを行き来してパーティーに参加するなど、筋金入りのセレブぶりを発揮していたという。また、セックスビデオの流出、酒気帯び運転などの"お騒がせ行為"も数多く報じられ、良くも悪くも"時の人"として注目を集めている。

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ヤクザ、下町、そして希望格差

映画監督・北野武特別インタビュー 映画『アキレスと亀』で見せた天才の"変化"と"リアル"

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──主演を兼ねた新作映画『アキレスと亀』の出来に手応えを感じているらしく、撮影スタジオに現れた北野武監督は、大物感を漂わせながらも終始機嫌よく、撮影とインタビューに応じた。2007年のベネチア映画祭では前作『監督・ばんざい!』にちなんだ 「監督・ばんざい!」賞が新設され、2008年のモスクワ映画祭では特別功労賞を受賞。海外での評価はますます高まる一方だ。赤字にならない限り自由に作品を撮ることが許されている希有な映像作家・北野武は、今、新しいステージに向かおうとしている。

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(写真/田中まこと)

 これまで以上に北野監督らしい作品であると同時に、これまでになく北野映画らしくない。矛盾した言い回しになるが、北野監督の通算14本目となる『アキレスと亀』は、そう表現するしかない。北野映画らしく濃厚な血の匂いで彩られながらも、難解さは影を潜め、明快なエンディングが待ち受けている。

『TAKESHIS'』『監督・ばんざい!』と2作続けて映画を破壊する行為に取り組んできた北野監督の内面に、何か変化が起きているのか? 「アートは麻薬」「数学者になるのが夢だった」と語る北野監督の言葉からは、"天才"の人生観がリアルにうかがえた。

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信じるものはダマされる!?

有害添加物、野生動物の死骸......"完全栄養食"ペットフードの罠

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「うちのコがこれを喜んで食べるから......」と飼い主
は特定のフードを長期間与えがちだが、そのフード
に問題物質が入っていると、体内への蓄積を進め
る結果になる。

──使い回しに産地偽装と、食にかかわる数々の問題が人間社会では噴出しているが、ペットの世界でもそれは例外ではない。多様化が進み、ペットフードにもさまざまなバリエーションが登場する中で、その食事が、実は彼らの寿命を縮めているのかも──。

 年間1兆円を超えるといわれるペットビジネス市場。医療費、生体販売、ペットフード、グッズ販売などが、その売り上げの中心だ。そのうちペットフードはおよそ25%、売り上げにして約2400億円を占めている。ペットフードの主体を占めるのは、犬と猫のフードで、全体の9割以上。なかでも猫よりは体が大きい犬のペットフードが、全体の売り上げの6割を占めているのが現状だ。

 だがこのペットフード、実はたくさんの問題を抱えている。原材料、品質、添加物、栄養分など、日本では今年に入るまで、これといった法的規制もなく、メーカーの自主規制任せ。いわば野放し状態で販売されてきたのだ。


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犬より吠える、客にウンザリなんです......

「女性タレントS・Eや女優T・Hは飼い主失格!?」究極のペット業界覆面座談会

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──百花繚乱のペットビジネスだが、犬猫よりも世話が焼けるのは、やっぱり人間だぁ! トリマー、ペットシッター、ドッグカフェオーナーが、放言・暴言言いたい放題! それぞれのビジネス裏事情やワガママ飼い主へのたまりにたまったウップンを、ここぞとばかりにブチまける!!

[出席者]

A......ドッグカフェ経営者(39歳・男性)
B......ペットシッター(58歳・女性)
C......トリマー(29歳・女性)

──本日は、ペット業界で働くお三方にお集まりいただきました。まずは、それぞれの職種と勤続年数、現在のお仕事を始められた動機などを教えてください。

A 都内某所でドッグカフェの経営を始めて2年になります。実家の1階で喫茶店を経営していた父が3年前に他界したので、僕が跡を継ぐことになったのですが、どうせならリニューアルしようと一念発起。そこそこ高級住宅街だし、大きな公園も近くにあるし、ペットブームなので、「ドッグカフェを始めたら儲かるんじゃないか」と思ったんですよ。

B 私はバツイチで、長いこと普通のOLをやっていたんだけど、職場の人間関係に疲れちゃって(笑)。それで5年前、ちょうど子どもが独立したころに、犬猫のお世話を飼い主に代わって行うペットシッターという職種があるのを知って、転職を決意しました。昔から動物は好きだし、このお仕事だったら定年もないし、人ともそんなにかかわらずに済むかも(笑)と思って、あるペットシッターの先生の元で数年修業を積んでから、一昨年に独立しました。

C 私は元キャバクラ嬢で、ひとり暮らしをしながら犬を飼っていたんですが、あるとき、その犬をトリミングに出したら、切り傷を負って戻ってきたんです。それがなんだか許せなくて、「よーし、私がやってやろう!」と思いまして。

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連載
マル激 TALK ON DEMAND
神保哲生×宮台真司の
マル激 TALK ON DEMAND
『ゲストと共に“ワンテーマ”を掘下げるネット発の時事鼎談。』

映画でわかるアメリカがわかる
町山智浩の
映画でわかるアメリカがわかる
『映画を通してズイズイっと見えてくる、超大国の真の姿。』

“超”現代哲学講座
哲学者・萱野稔人の
“超”現代哲学講座
『国家、権力、そして暴力とは何か?知的実践による解説。』


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