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第1特集
進化しすぎたマッチングアプリ【2】

バーチャル媒酌人が取り持つ!?――中国マッチングアプリ事情

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――急速に進化するテクノロジーは、古来の慣習さえもうまく取り込んでいるようだ。

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コロナ禍によるリモートワークで、複数動画通話も一気に加速した?

 中国で異色のマッチングアプリが好評を得ている。ビデオチャットに特化した「伊対(Yidui)」と呼ばれるこのアプリの最大の特色は“媒酌人”がいることだ。互いのプロフィールを見て気になった相手とビデオチャットをする場合、まったく関係のない第三者と3人で会話するシステムがあり、これが爆発的にヒットしたのだ。

 スマホの画面には「月老」「紅娘」という男女のオンライン媒酌人たちが映し出され、2人のビデオチャットに“同席”するという仕組みだ。媒酌人は緊張をほぐしてくれるだけでなく、冷やかしやセックス目的でのユーザーも排除してくれる。特に女性ユーザーにとっては安全・安心の機能ということで好評を得ているようだ。

 現在、伊対のユーザー数は1000万人(MAU)を超え、月に300万組がマッチングしているという。媒酌人の登録者数は4万人に上るようだ(「消費日報」5月6日付)。媒酌人の報酬は、ユーザーが行う投げ銭で、恋人を探しているユーザーが逆に媒酌人として他人のビデオチャットに参加することもあるという。

「日本では恋愛結婚が主流になって久しいですが、中国では今でも内陸部ではお見合い結婚が主流で、都市部でも00年代まではそうでした。仲人や媒酌人の存在は身近なので、若者が利用する最新のマッチングアプリ上でも違和感なく受け入れられるのでしょう」(20代の在日中国人女性)

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