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第1特集
「ヒップホップとタトゥー」のあるべき姿

熊谷のならず者【舐達麻】が吐くラップとタトゥーのリアル

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――本誌2019年2月号に掲載された舐達麻のインタビューは、多方面で話題をかっさらい、以降の獅子奮迅たる活躍は明々白々だ。本稿では舐達麻の3人をはじめ、クルーである〈APHRODITE GANG〉の面々、そして長野を拠点とし、メンバーに美しきタトゥーを刻む彫師・信州まなぶ氏にも同席してもらい、ヒップホップとタトゥーの在り方について問うた。

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(写真/cherry chill will)

 俺は輩とは違うラッパーだクソ野郎/たかだか大麻/ガタガタぬかすな――(「LifeStash」より)。大麻でハスリンする歯に衣着せぬリリックで、今や楽曲を発表するだけで瞬く間に巷の話題となり、各方面から引く手あまたとなったレペゼン熊谷ヒップホップ集団、舐達麻。賽 a.k.a. BAD SAI KUSH/G PLANTS/DELTA9KID、三者三様の際立つビジュアルとスタイルに加え、身体に彫られた鮮やかなタトゥーは、さらに彼らの印象を脳裏に色濃く残す。

 本稿では彼らのタトゥーをめぐるライフスタイルに注目し、ヒップホップとタトゥーのアートな関係性を紐解いてみたい。インタビューには舐達麻の3人に加え、彼らのクルーである〈APHRODITE GANG〉のメンバー、そして舐達麻と長き交流を持つ彫師・信州まなぶ氏にも同席してもらった。

――まず、タトゥーに興味を持ったのはいつ頃までさかのぼりますか?

DELTA9KID(以下、DELTA) 俺の場合、昔からタトゥー雑誌とかを見ていて、とにかく入れたいっていう気持ちだけで、中学を卒業してすぐに地元の先輩がみんな彫りに行ってたところを紹介してもらいました。最初は左胸のひかえ(胸から腕のつけ根にかけて彫る型)に虎を入れて、腕は五分(ヒジ上まで)で。次に反対側も同じく、絵柄は龍を入れました(※註:埼玉県では18歳未満の入れ墨は青少年健全育成条例で禁止されている)。

――なぜ五分だったんですか?

DELTA 半袖を着ても見えない部分だからいいかなって。

賽 a.k.a. BAD SAI KUSH(以下、賽) 中途半端な覚悟の表れでしょ(笑)。

DELTA そう(笑)。でも実際に入れてみると増やしたくなって、ヒジ下を継ぎ足す形で手首まで伸ばしました。

――ほかにもまだありますか?

DELTA 背中に筋彫りだけの水滸伝の武松虎退治が入ってます。

 母ちゃん、寅年だっけ?

DELTA よく覚えてるね(笑)。

 最低ですよね、母ちゃんの干支を退治する刺青を背中に入れてるなんて。実の子どもがすることじゃない(笑)。

G PLANTS(以下、G) 虎を彫ったのって、たまたま?

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