サイゾーpremium  > 特集  > エンタメ  > J-POPとK-POPを包括したCアイドル【1】/芸能界を変える【中国アイドル】ブーム

――今、中国では空前絶後のアイドルブームが訪れている。日本ではもはや珍しがられることもなくなったアイドル文化も、中国では新鮮な感動をもって熱狂を巻き起こしているという。その実情を追った。

1908_china_01_320.jpg
18年の「今年中国で影響を与えた人物」に、女子アイドルとして初めて選出されたヤン・チャオユエ。かわいい。(写真/Imaginechina/アフロ)

 2018年末、政府系娯楽メディア「中国新聞周刊」が発表した「今年中国で影響を与えた人物」に賛否の声が噴出した。議論の的となったのは、その人選。中国卓球協会会長、国立故宮博物院院長、映画監督など30代以上の男性たち17人に交じり、弱冠21歳の女子アイドル、ロケット少女のヤン・チャオユエ(楊超越)が選ばれたのだ。

 こうした異例の人選は、18年に中国で空前のアイドルブームが巻き起ったことに起因している。例えば、中国で人気の指標とされる「weibo」のフォロワー数は、TFBOYSのワン・ジュンカイ(王俊凱)が7250万人、NINE PERCENTのカイ・シュクン(蔡徐坤)が2539万人、先のヤン・チャオユエが1081万人。世界的に知られるアンジェラベイビー(1億54万人)、ファン・ビンビン(6290万人)、チャン・ツィイー(2820万人)と比較すると、その人気ぶりが推測できる。

 膨大な数のファンを抱えた彼らの影響力は絶大で、近年では「アイドル市場」という言葉も誕生するほどだ。中国のある証券会社の試算によれば、2020年の同市場の産業規模は約1・6兆円になるというから、いかに熱い市場になってきているかが窺える。

 実は、中国で国産のアイドルグループがブームになるのは史上初のこと。なぜ今、隣国では次々とアイドルグループが生まれているのだろうか。

80年代に始まった中国の芸能界

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2026年11月号

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界
    • 「沼化」するエンタメ業界
    • 膨らみ続けるグラビア市場
    • SNSがつくる「あなたの好み」
    • 映画界ハラスメントの実態
    • ゲーム実況者の高齢化問題
    • PS、ディスク販売廃止の衝撃
    • 私たちは「ドパガキ」なのか
    • AI時代の「生歌」の価値
    • 「ニコ生ホラー」とは何だったのか
    • テクノロジーが広げる学びの未来
    • AI時代のサイバー攻撃
    • リングを彩る美女たち
    • 〈Cosplay beauty〉もちむぎ

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 滝藤賢一、名バイプレイヤーの境地
    • 唯一無二の音楽家・水槽
    • 小八重葵美が得たもの

連載

    • [マルサの女]高橋凛
    • 神保哲生×宮台真司の「TALK ON DEMAND」
    • 萱野稔人と巡る「超・人間学」
    • ドクター苫米地に聞け!
    • 井川意高の天上夜想曲
    • 韮原祐介の匠たちの育成哲学
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • GROOVE SEQUENCE
    • 笹 公人×江森康之の「念力事報」
    • 町山智浩の「映画でわかるアメリカがわかる」
    • 花くまゆうさく『カストリ漫報』
サイゾーパブリシティ