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【新連載】『西国分寺哀の「大丈夫?マイ・フレンド」』【1】

ゆきりんファンの皆さま、目を覚ましてください!

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メディアでやり玉に上げられる、あの娘が心配!お節介でうだつの上がらない中年コラムニストが、世の中で報道されてるネガティブな事象をポジティブに考察する。

『AKB48・柏木由紀』

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「週刊文春」6/18号にて、AKB48・柏木由紀と、NEWS・手越祐也の“ラブラブ旅行2ショット”が掲載された。とある旅館の一室で浴衣姿の手越が柏木の首に手を回し、後ろから抱き寄せてピースしているという代物。記事によれば、友人たちと旅行に行った時の写真であるとのことなので、きっとそれ以上のことはしていないと思う。


 世の中は、ポジティブを求めている。

 現に松岡修造のカレンダーはバカ売れし、はやりのJ-POPでは「がんばれ」「負けるな」「あきらめないで」(最後だけ真矢ミキ口調で)といったワードが飛び交っているではないか。

 本来、私のような新人がはじめる連載なのだから、こういった風潮に唾をはくスタンスで臨むべきであろう。でも、もう失敗できるほど若くもない。 ならば「読者に媚びへつらおう」という結論に達するのは仕方のないことだ。

 というわけで、この連載では、世の中で起きているネガティブな事象をポジティブに考察していきたい。第1回目のテーマは「AKB48・柏木由紀とNEWS・手越祐也との浴衣抱擁写真スクープ」についてだ。

 この件に関して、ゆきりんファンである私の率直な感想は「残念」の一言だ。無論、ゆきりんに対してではない。ゆきりんのファンたちに対してである。

 やれ「裏切られた」だの「辞めろ」だの、とかく批判的な声が目立っているが、そもそも一年ほど前にも今回と同様、「週刊文春」で「Jリーガーとの合コン」が報じられたわけで、ゆきりんからの「私だって女の子だよ。恋もするよ」という牽制球は投げられていたのだ。ファンたちは来るべくXデーに備えて、心の準備をしておく時間は十分に与えられていたはず。そういう意味でゆきりんは、流石の神対応であったと言える。

 そして、件の浴衣抱擁写真だが、冷静になってもう一度見てほしい。ゆきりんのここ最近のグラビア仕事の中では、ベストと言っていいほど“良い表情”をしてはいまいか。私などは不覚にも「カワイイ」とすら思ってしまった。「恋する女はきれいさ」とはよく言ったものだ。ただしそこには「俺じゃ、あんな笑顔、ひきだせなかっただろうな」という一抹の寂しさと「俺じゃダメか……」といった男としての敗北感も込みである。

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