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第1特集
タブーを破り続けるファッション写真【1】

モデルとデキてるヨーガン・テラーら 広告主を恐れないファッション写真家

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──ファッション写真とは自由に表現できる”アート”ではなく、作り手にとってはファッション業界のしがらみや慣習とも付き合わなければならない”仕事”である。しかし、およそ100年前に生まれたその表現領域は、圧倒的な美意識や技術やアイデアを備える写真家がさまざまなタブーを打ち破ることによって拡張されてきたのかもしれない。

【NO.1】20年代

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アートを応用したモダンな写真を確立
【1】エドワード・スタイケン
『エドワード・スタイケン』/クレヴィス/2013年
スタイケンが頭角を現す以前のファッション写真は、ピクトリアリズム(絵画主義)と呼ばれる柔和でエレガントなスタイルが主流だったが、彼は1920年代にアートの文法をファッション写真に持ち込み、シャープな画面を構成したのである。


【NO.2】30年代

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モデルを屋外に連れ出した先駆者
【2】マーティン・ムンカッチ
『Martin Muncacsi』/Steidl/2007年
20年代までのファッション写真はスタジオで制作されていたが、それを変革したのが報道写真畑出身のムンカッチだ。「ハーパース・バザー」誌を根城にしながら、30年代に野外シューティングをファッション写真に導入。


【NO.3】60年代

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若者のためのクールなイメージ
【3】デヴィッド・ベイリー
『Birth of the Cool』/Viking Penguin/1999年
上流階級の楽しみだったファッションのイメージを刷新したのが、労働者階級出身のベイリー。ミニスカート、モッズ、ビートルズ……“スウィンギング・ロンドン”と呼ばれる60年代の若者文化と同期した写真を撮ったのだ。


【NO.4】70年代

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上流階級のエロティシズムを表現
【4】ヘルムート・ニュートン
『Big Nudes』/リブロポート/1991年
ファッション写真でタブーとされていた売春婦やトランスベスタイト(主に男装する女性の異性装者)などをモチーフにし、ヨーロッパ上流階級のデカダンスやエロスを70年代に表現したニュートン。代表シリーズ「ビッグ・ヌード」の女性モデルは本当にデカい……。



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