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第1特集
パナソニック、ホンダ、京セラ......の社員以外も必読!

4コマ&15分でサクッとわかる! 有名企業カリスマ社長本の真髄

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──手軽にスキルアップしたいと願うビジネスパーソンにとって最も手っ取り早い手段は、偉大なる先達の教えが詰まった、いわゆる"社長本"を読むこと。ここでは、数多い社長本の中から、日本が誇る"カリスマ社長"たちが書いた5冊をセレクト。その気になる中身をご紹介!

 あるビジネス書の中でも有名な経営者が書いた"社長本"は、実績が証明されているだけあって説得力バツグン、ロングセラーも多い。とはいえ、その出版点数は多く、内容も精神論に偏ったものから、実践的なものまで千差万別。今回はその中から、絶大な影響力を誇る5人のカリスマの自著を紹介したい。 

 まずは、"経営の神様"で、死してなお"新刊"が発行され続けている松下電器産業(現パナソニック)創業者の松下幸之助。彼がいかにして神様と呼ばれるまでの名経営者になっていったか、その半生が記されているのが、『私の行き方 考え方』【1】だ。丁稚奉公時代から松下電器発展期まで、伝説となった数々のドラマチックなエピソードが綴られており、「不況でも社員は一人も解雇しない」など、「企業は人なり」という松下の経営理念が随所にちりばめられている本書は、安易なリストラが横行する今こそ、多く読まれるべきなのかもしれない。とはいえ、「生活物資を水道のように無尽蔵にして貧困を失くすことが松下電器の使命である」というあまりに壮大なテーマの大演説で全社員を熱狂させるシーンなんてのは、まんま新興宗教の教祖と信者という感じでちょっと怖いけど。

 次は"世界のホンダ"創業者・本田宗一郎の著作『夢を力に』【2】。タイトル通り情熱的に夢を追い続けてきた本田の半生が語られており、常に新しいものを作ろうとする挑戦心、納得できなければ政府にも歯向かう反骨精神など、本田の魅力ある生きざまから、リーダーに必要な資質とは何かを教えてくれる。そんな中で驚かされるのは若い頃のあまりに破天荒なエピソードの数々。泥酔して芸者を2階から外にぶん投げたり、飲酒運転して橋から車ごと転げ落ちたり、税務署を放水で襲撃したりと、今ならスキャンダルどころの騒ぎじゃないワイルドさである。

 数ある社長本の中でも、その"熱さ"で群を抜いているのが、稲盛和夫の『ガキの自叙伝』【3】だろう。京セラの前身となる会社設立の際には血判(!)の誓いを立て、若手社員との賃上げ交渉では「もし、お前を裏切ったら、おれを刺し殺していい」とまで迫る。その熱血っぷりたるや、まるで一昔前の劇画を読んでいるかのような錯覚に陥るほど。それは企業経営だけにとどまらず、ついには「世のため人のために尽くすことが、人間として最高の行為である」という地点にまで到達。もはや経営理念ではなく悟りである。

 世のため人のため、という理念ではワタミの渡邉美樹社長も負けていない。何しろワタミグループのミッションは「地球人類の人間性向上のためのよりよい環境をつくり、よりよいきっかけを提供すること」というから、ハンパではない。『強運になる4つの方程式』【4】では、そんな渡邉の崇高な理念と共に、強運をつかみ取るためのメソッドを紹介。努力し、自分の原則を外さず、常に明るく、心に曇りがないようにしていれば運は自ずとついてくるというのだが、まあ、それがそう簡単にできないから、みんな苦労するわけで……。

 そして、最後に紹介するのは若手ベンチャー起業家の代表格・サイバーエージェント社長の『藤田晋の仕事学』【5】。藤田がこれまでの経験で得てきたという成長のためのセオリーを盛りだくさんに収録。しかし、「結婚は仕事にプラスが多い」「孤独と批判に強くなくてはいけない」なんて記述は、何やら深読みがしたくなる気も……。ともあれ、「職場のストレスはブログで発散」「麻雀でビジネスのセンスが磨ける」「酒の席は楽しもう」など、従来のビジネス書ではあまり書かれなかったユニークな内容も多く、すぐにでも現場で使えそうな実践的な一冊だ。

 カリスマの教えを説くこの5冊。忙しくて読めないサラリーマンのために、30秒で概要がわかるようにと、上段では4コマでサクッと紹介したが、興味があるアナタはぜひご一読を。ピンとくるものがあれば、人生変わるかも!?

■松下電器産業初代社長・松下幸之助

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【1】『私の行き方 考え方 ─わが半生の記録─』
PHP研究所 86年/590円

丁稚奉公時代の苦労から、松下電器の創業と発展までを語る半生記。いかにして松下は"経営の神様"となったのか、その道程を記す"聖書"。

松下幸之助(まつした・こうのすけ)
1894年生まれ。言わずと知れた"経営の神様"。倫理教育や政治家の育成にも尽力した。その教えの絶大な影響力はいまだ衰える気配はなく、そこら中に存在する数多くの信奉者からすればまさに"教祖"というべき存在。1989年没。


■本田技研工業初代社長・本田宗一郎

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【2】『本田宗一郎 夢を力に 私の履歴書』
日本経済新聞社 01年/680円

本田自身による「私の履歴書」と、編著者による「履歴書その後」「本田語録」から成る一冊。本田の破天荒な生き様が刺激的。

本田宗一郎(ほんだ・そういちろう)
1906年生まれ。常に新しいモノを作ることにこだわった技術者であり、戦後日本を代表する名経営者のひとり。情熱的に夢を追いかけ続け、チャレンジ精神に満ちた志は、後にホンダイズムという言葉を生み出した。1991年没。


■京セラ初代社長・稲盛和夫

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【3】『稲盛和夫のガキの自叙伝 私の履歴書』
日本経済新聞社 04年/650円

悪ガキ時代から実業家時代、得度して僧侶になるまでを綴った熱血自伝。梶原一騎を彷彿させるような熱い逸話がてんこ盛り!

稲盛和夫(いなもり・かずお)
1932年生まれ。京セラ、KDDIの創業者。事業活動だけでなく、国際的な顕彰事業「京都賞」や若手経営者を育成する「盛和塾」の創設に財界での活動など幅広い分野で活躍。65歳で得度して僧侶になったという異色の実業家。


■ワタミ社長・渡邉美樹

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【4】『強運になる4つの方程式──もうダメだ、をいかに乗り切るか』
祥伝社 08年/777円

自らを「強運の持ち主」と言う渡邉の強運をつかむための方法論。その超ポジティヴな物事の捉え方に感銘。

渡邉美樹(わたなべ・みき)
1959年生まれ。10歳にして社長になることを決意、その夢を24歳でかなえる。「ありがとうを集める」「起きることはすべていいこと」といった信念の下に外食事業、介護、教育など幅広く事業を展開。今年4月に社長退任を発表。


■サイバーエージェント社長・藤田 晋

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【5】『藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー』
日経BP社 09年/1470円

「自己成長を促す」ための藤田流セオリーを紹介。実践的な仕事術から酒や麻雀の効用を説くものまでバラエティ豊か。

藤田 晋(ふじた・すすむ)
1973年生まれ。サイバーエージェント社長。00年、東証マザーズに史上最年少で上場を果たす。04年、女優の奥菜恵と結婚し、大きな話題に。でも翌年、離婚。公私にわたりさまざまな話題を呼ぶ若きベンチャー起業家の雄。



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