日韓で活躍する女優・笛木優子が選ぶ「週2放送で視聴率50%!! 王道と疲弊の韓国ドラマ」
関連タグ : 201109 | オンエアー | ドリームハイ | ユン・ソクホ | 愛の選択 | 海外ドラマ | 笛木優子
【選者】
笛木優子[女優]
まだ日本に韓流ブームが訪れる前から、私はユミン(유민)という名前で、韓国でも女優として活動しています。20歳過ぎの頃、韓国専門チャンネルの放送を友人に録画してもらって観るうちに、自分が好きなタイプの映画やドラマが多いことに気づき、一念発起して韓国へ短期留学をしたことがそのきっかけでした。

『愛の選択の』主演は、『人魚姫』『妻の誘惑』などで
話題をさらったチャン・ソヒ!!/(C)SBS
韓国ドラマの現場というのは、監督の力が非常に強く、キャスティングの権利も演出も、「PD」(プロデューサーディレクター)として監督が持っています。役者は完全実力主義で、本当にサバイバルみたいな感じですよ。
亡くなったパク・ヨンハさんが出演なさっている『オンエアー』【1】は、そんな韓国ドラマの裏側を描いています。脚本家、演出家、事務所の社長、女優の4人が織り成す物語で、「こういう人現場にいる!」って感じ。ちょっと大げさな演出もありますが(笑)。
ジャック・バウアーの声優・小山力也が選ぶ「吹き替えで見るべき"背徳の美学"に溢れた佳作」
関連タグ : 201109 | 24 | オーソン・ウェルズ劇場 | スパルタカス | レディプレジデント | 小山力也 | 海外ドラマ
【選者】
小山力也[声優]
私は、『24―TWENTY FOUR―』のジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)の声を吹き替えたことで、視聴者の方にも広く名前を知っていただけるようになりました。しかし、海外のスター俳優が戦国武将だとしたら、私たち吹き替え声優は影武者で結構! ただ、影武者には影武者なりの生きざまがあるので、吹き替えならではの魅力を視聴者の方々に少しでも感じてもらえれば、と思います。

硬派な政治ドラマを描き、韓国で人気を博した『レディ
プレジデント~大物』。小山氏は政治家カン・テサン
(写真左より2人目)の吹き替えを担当。/(C)Victory
Production & SBSCH
今回は、そんな私がオススメする吹き替えドラマを紹介します。
まずは私が2010年に主人公の声を吹き替えた『スパルタカス』【1】です。史実を基に、有名な古代ローマの剣闘士奴隷による反乱を描いた物語で、戦闘シーンで首や腕が飛んだり、海外ではラブシーンもモザイクなしで超過激だったりと、R指定がかかるほど強烈な映像になっています。本作はそんな迫力ある映像と、グイグイと画面に引き込まれてしまうようなリアリティにあふれた歴史大作ドラマです。また、ゴールデンタイムでよく聞く洋画の吹き替え声優さんが、過激なシーンにもチャレンジしています。そんな"背徳の美学"を存分に堪能してください!!
英国スタイリスト・トニー=クロスビーが選ぶ「酒とたばこがステータス!? 広告業界の明暗を描く秀作」
関連タグ : 201109 | Dr.HOUSE | トニー・クロスビー | マッドメン | ライ・トゥ・ミー | 海外ドラマ
【選者】
トニー・クロスビー[スタイリスト]
海外ドラマは、日本でまだ放送されてないものを取り寄せたりして、いろいろ観てきたけど、一晩で1シリーズを一気に観ちゃうくらいハマるものでないと、途中でやめちゃうことが多いよね。

「『マッドメン』は、リアリティを追究しつつ、今見てもカ
ッコイイスタイリングにも注目!」とトニー氏。/(C)M
MIX Lions Gate Television Inc. All Rights Reserv
ed.
いくら巷で人気でも、「今日は半分観たから、続きは今度にしよう」なんて思った瞬間に、もうアウト。『LOST』なんかも、最初は面白いなと思って観てたけど、だんだんプロットそのものがロストしてきちゃったから、そのうち観るのをロストしちゃったもんね。時間をロスするだけだしさ。
だいたい、飛行機が落ちて人も死んでるのに、スーツケースからビキニ引っぱりだして日焼けを楽しむヤツなんて、普通は絶対いないじゃない(笑)。リアリティがあんまりないよね。
そういう意味で、俺が一番ヤバい!って思うのが、1960年代のアメリカ・ニューヨークが舞台の『マッドメン』【1】。マディソン・アベニューっていう広告代理店が集まる街と、そこで働く広告マンの日常を描いた話なんだけど、モダンでスケベな60年代の雰囲気がまんま出ていて、これがいいんだよね。
エジプト人タレント・フィフィが選ぶ「イスラム圏"娯楽"のタブーとアラブ社会の現実」
関連タグ : 1人の男と6人の女 | 201109 | ビバリーヒルズ高校白書 | フィフィ | 冬のソナタ | 海外ドラマ
【選者】
フィフィ[タレント]

『ビバリーヒルズ青春白書』より。/(C)2007 Tor
and Productions Inc. All Rights Reserved. CB
S and related marks are trademarks of CBS
Broadcasting Inc. All Rights Reserved. TM,(R)
& (C) By Paramount Pictures. All Rights Rese
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海外ドラマといえば、アラブ圏の国でも『冬のソナタ』【1】が放送されていて、すっごい人気あるんですよね。エジプトの普通の若い女の子の待ち受け画面がヨン様だったりする。日本と同じように韓流俳優への憧れは強いんだけど、エジプト人からすると、韓国人も中国人も日本人も区別がつかないから、ヨン様のおかげで日本人男性も現地でモテますよ(笑)。でも私個人としては、いわゆる純愛ものとか、恋人が病気になったり交通事故に遭ったり、好きになっちゃいけない人を好きになるとかの話はあんまり好きじゃないけどね。
あと『冬ソナ』同様、かつて日本のドラマ『おしん』がアラブ圏でもブームになったことがありました。今でもアラブの男性は、日本の女性はみんな「おしん」みたいだと思っていて、本気でお嫁さんにしたいと思ってる。もう、そういう男たちには渋谷のギャルとか見せてやりたいですよ。今の時代、真冬に冷たい水を我慢して洗濯板で服洗ってる女なんていねーから! って。
「GOSSIPS」編集長が選ぶ「高校生からマフィアの妻まで非難轟々なセレブらのリアリズム」
関連タグ : 201109 | gossip girl | GOSSIPS | Mob Wives | アントラージュ | 大柳葵理絵 | 海外ドラマ
【選者】
大柳葵理絵[「GOSSIPS」編集長]

『アントラージュ★オレたちのハリウッド〈サード〉』(5
枚組/5229円)より。
日本初の海外セレブ専門ゴシップ誌「GOSSIPS」の編集をしていますが、庶民には想像もできない"特別な人たち"のタブーな生活を見ることができる海外ドラマを選んでみました。
まずは定番どころで、ニューヨークにある名門私立高校の高校生たちの恋愛模様を描いた『gossip girl/ゴシップガール』【1】。パーフェクトなルックスと存在感あるキャラクターでアッパー・イーストに君臨していた主人公の高校生セリーナは、一緒にドラッグを楽しんでオーバードーズ(過剰摂取)になった友人を見殺しにしてしまう。その後、逃げるように街を出た彼女はニューヨークに戻ってきた......。
国際派女優・田村英里子が選ぶ「殺人鬼、男社会、性犯罪......アメリカの暗部を切り取った怪作」
関連タグ : 201109 | LAW & ORDER | デクスター | プライムサスペクツ | 海外ドラマ | 田村英里子
【選者】
田村英里子[女優]

凶悪犯だけを狙うシリアルキラーが主人公の『デクス
ター』。異常殺人者の立場から、正義とは、悪とは何か
? 道徳の矛盾について問いかけ、全米では大人気
を誇っているという。
私が日本から、ハリウッドにわたって、だいたい10年。ドラマは好きでよく見てます。私がドラマを見る際は、最初は出演している役者で選ぶことが多いですね。例えばほかの作品で好きになった俳優さんや、一緒に仕事をした俳優さんが出ているものは、見るようにしています。
オススメのドラマというと、『デクスター』【1】は、連続殺人鬼が主人公のドラマ。でも、シーズン1から観ていると、主人公は連続殺人を犯すのにもかかわらず、観ていると引き込まれてしまいます。彼が狙うのは、連続レイプ犯とか、"そうなって当然"というような凶悪な犯罪者だけなんです。彼の殺人に正当性があるので、視聴者も納得してしまうんでしょうね。
元祖セレブ叶姉妹が選ぶ「ガールズやゲイたちが熱狂! 階級社会のエグさを描いたドラマ」
関連タグ : 201109 | 24 | gossip girl | SATC | フラッシュフォワード | 叶姉妹 | 海外ドラマ
【選者】
叶姉妹[ライフスタイルプロデューサー]

登場する豪華なファッションでも注目を集めた『goss
ip girl/ゴシップガール』。/(C)2011 Warner Bros.
Entertainment Inc. All rights reserved.
叶恭子(以下、恭) 私たちは、2003年に日本でブレイクする2年ほど前から、海外の友人たちの勧めで『24―TWENTY FOUR―』【1】を観ていました。正体不明のテロリストが暗躍するミステリアスな展開、同時多発的に状況が進展するテンポのよさは、海外ドラマの王道であり、その魅力といえるんじゃないかしら。加えて、過去の出来事がほったらかしで、つじつまが合わなくなることの多さといったら、ねぇ(笑)。おかげで次の展開が読めず、夢中になってしまいました。
叶美香(以下、美) 姉は一緒に観ていると「次はきっとこうなるわよ」と予想をはじめて、それが結構な確率で的中するんです。私は情報を入れずに最後まで楽しみたいので、本当に好きな作品は自分の部屋でこっそり観ようとするんですが、やっぱり姉が入ってきて話し始めるんですよ(苦笑)。
北川昌弘が語る"アイドルドラマの底力"──男装女子モノ以上に必見なのは美女の競演とガッキーの演技
関連タグ : 201108 | それでも、生きてゆく | アイドルウォッチャー | ジウ | 全開ガール | 北川昌弘 | 夏ドラマ見どころとツッコミどころ
──男装女子モノが注目を集める7月クールのアイドルドラマ。だが希代のアイドルウォッチャーが選んだ作品は、それらだけにとどまらない。実力派若手女優の力作や、下馬評がイマイチな人気アイドルの月9まで、"アイドル的視点"でオススメの新ドラマを語る──。

北川昌弘氏編集の『NIPPONアイドル探
偵団フレッシュ'04』。
まず前段として、7月クールのドラマは、フジ『花ざかりの君たちへ』やTBS『美男ですね』に『桜蘭学園ホスト部』など、「アイドルの男装」をテーマにした作品が特徴的です。『AKBINGO!』(日テレ)の「DANSO甲子園」のように、"アイドルの男装"はアイドルファンとしてアリだと思いますが、これをドラマのテーマとする場合にはやや弱い。なぜなら、この手のドラマは大抵、イケメン男性たちが数多く出演するため、どうしてもそちらが注目されがちです。しかし、イケメンブームは頭打ちという印象があり、大ヒットするのは難しいように思います。
そのようなドラマとは対照的に、満島ひかりが主演に抜擢された『それでも、生きてゆく』【1】は、純粋な女優の演技力で期待をしています。これまでの満島は、映画『愛のむきだし』や『カケラ』、テレ東のドラマ『モテキ』やNHK『おひさま』で確かな演技力を見せ、今一番勢いのある女優。特にパンチラやベッドシーンが目立った『愛のむきだし』では、「私で勃起してください」とぶっ飛んだコメントをするなど、単なるアイドル女優ではない何かを感じさせてくれたのは印象に残っています。
菅野大輔が選ぶ"実験的イケメンドラマ"──『それでも、生きてゆく』に託さ れたドラマ制作チームのプライドの行方は?
関連タグ : 201108 | TV Bros.IS(アイエス) | それでも、生きてゆく | 夏ドラマ見どころとツッコミどころ | 荒川アンダーザブリッジ | 菅野大輔
主演では数字が取れないといわれてきた福田沙紀。オス
カー的チャレンジ精神で、ベタな男装ドラマにカウンター
パンチを入れられるか?
独自の視点でテレビ番組に斬り込むテレビ情報誌「TV Bros.」(東京ニュース通信社)の編集長であり、大のK-POP&韓流イケメンファン(!)という菅野大輔氏に、"イケメン"が出演するオススメの夏ドラマを聞いた──。
予算を抑える傾向があるという7月クールにおいて、ちょうど夏休み中で学生もドラマを観る時期ですし、学校とか教室のセットだけで撮影できる"学園モノ"は他クールに比べて増える傾向にあります。それに、予算がないからこそ、新人が大量投入されたり、実験的なことができたりもする。今クールはそうした傾向を強く引き継いだラインナップ、といった印象ですね。
吉田正樹が選ぶ"挑戦するドラマ"──過去の成功や実績に呪縛されずドラマ制作者はもっと冒険すべし!!
関連タグ : 201108 | ジウ | ドン★キホーテ | 吉田正樹 | 夏ドラマ見どころとツッコミどころ | 花ざかりの君たちへ
──フジテレビの大物プロデューサーとして、数々の名バラエティ番組を世に送り出してきた吉田氏。現在もコンテンツプロデューサーとして活躍し、テレビ業界の動向に詳しい氏は、キャスティングや内容において、「チャレンジングな」ドラマこそ今最も求められているのではないかと語った。

吉田正樹氏の著書『人生で大切なことは
全部フジテレビで学んだ』。
今期のドラマを占う上で、今年の4月クールを振り返ってみましょう。すると、面白い現象がありました。大ヒットドラマ『JIN─仁─』(TBS)の最終回の視聴率は26%。実はその裏で、『マルモのおきて』(フジ)が15%も取っているんです。
大河ドラマのような豪華キャストで、制作費もふんだんに使った『JIN─仁─』に対し、『マルモ』は阿部サダヲさんと子役。キャストは決して盤石ではありません。しかし、ふたを開けてみると内容が良く、子役の芦田愛菜さんはもちろん、鈴木福くんも大ブレイク。近年は、「このキャストでコケるわけがない」というドラマがコケて、ダークホース的なドラマが注目を集めることが増えています。その象徴が『マルモ』でした。
7月クールのドラマだと、『ドン★キホーテ』【1】が味なキャスティングをしていますね。児童相談所の青年・松田翔太さんと、極道の親分・高橋克実さんという組み合わせに異質感があり、アンパイに走っていないのがいい。しかも、完全オリジナルストーリーだというのが、ドラマウォッチャーの琴線に触れます。脚本の力よりもキャスティングに頼りがちな近年のドラマの中で、こういう作品がダークホースになることに期待したいですね。
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