サイゾーpremium  > 特集2  > 北川昌弘が語る"アイドルドラマの底力"─...

──男装女子モノが注目を集める7月クールのアイドルドラマ。だが希代のアイドルウォッチャーが選んだ作品は、それらだけにとどまらない。実力派若手女優の力作や、下馬評がイマイチな人気アイドルの月9まで、"アイドル的視点"でオススメの新ドラマを語る──。

1108_2toku_kitagawa_ama.jpg
北川昌弘氏編集の『NIPPONアイドル探偵団フレッシュ'04』

 まず前段として、7月クールのドラマは、フジ『花ざかりの君たちへ』やTBS『美男ですね』に『桜蘭学園ホスト部』など、「アイドルの男装」をテーマにした作品が特徴的です。『AKBINGO!』(日テレ)の「DANSO甲子園」のように、"アイドルの男装"はアイドルファンとしてアリだと思いますが、これをドラマのテーマとする場合にはやや弱い。なぜなら、この手のドラマは大抵、イケメン男性たちが数多く出演するため、どうしてもそちらが注目されがちです。しかし、イケメンブームは頭打ちという印象があり、大ヒットするのは難しいように思います。

  そのようなドラマとは対照的に、満島ひかりが主演に抜擢された『それでも、生きてゆく』【1】は、純粋な女優の演技力で期待をしています。これまでの満島は、映画『愛のむきだし』や『カケラ』、テレ東のドラマ『モテキ』やNHK『おひさま』で確かな演技力を見せ、今一番勢いのある女優。特にパンチラやベッドシーンが目立った『愛のむきだし』では、「私で勃起してください」とぶっ飛んだコメントをするなど、単なるアイドル女優ではない何かを感じさせてくれたのは印象に残っています。


ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年8月号

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 小栗有以(AKB48・アイドル)──多忙な日々の中で心と身体の調和を保つ秘訣とは
    • 水道橋博士(お笑い芸人)──「うつ病」発症は国会の重責が原因ではなかった?
    • 3li¥en(アーティスト)──キャリアは浅くとも人間味がディープすぎるフライガール

連載

    • 【マルサの女】つんこ
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【最終回】【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【Yoru】艶やかに躍動する 気韻生動の肉体美
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【アンジェラ芽衣×梅本剛史】身長172センチの女性モデルが “あえて”ツナギを着てみた!
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ