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第1特集
米国ラッパー“一発屋”量産の構造【2】

2010年代に登場した一発屋の“その後”忘れ去られた(?)USラッパー6選

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――2010年代に脚光を浴びた一発屋、あるいはブレイクしてから間もなく消えたラッパーたち。起死回生のケースも……?

消えると思われたが再浮上
【1】リル・ナズ・X
Lil Nas X

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1999年生まれの彼は、もともとSNSでバズを起こしてフォロワーを増やすことに熱中していた。19年、その延長で生まれたカントリー・ラップ曲「Old Town Road」がビルボードのシングルチャート史上最長となる19週連続1位を記録。さらに、ゲイだとカミングアウトもして話題をさらったが、多くの人が一発屋で終わると思った。だが、今年3月発表の「MONTERO (Call Me By Your Name)」はMVが賛否両論を巻き起こしつつ全米1位に。


何を言ってるかわからない
【2】デザイナー
Desiigner

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1997年、NYブルックリン出身。音楽活動を始めた2015年にSoundCloudでアップした曲「Panda」がカニエ・ウェストの耳に留まり、彼のレーベル〈G.O.O.D. MUSIC〉と契約。同曲が正式にリリースされると、全米1位の特大ヒットを記録する。モゴモゴと何を言っているかわからない、いわゆるマンブル・ラップの代表格でもある。やがてリリース自体が少なくなり、〈G.O.O.D. MUSIC〉からも離脱し、もはや過去の人になってしまった。


炎上芸も飽きられた
【3】リル・パンプ
Lil Pump

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2000年、マイアミ生まれ。南フロリダのシーンで活動を始め、16年頃からSoundCloudに楽曲をアップ。そして翌年、17歳で発表した曲「Gucci Gang」が特大ヒット。2分4秒しかない同曲のMVでは、リーン(コデイン入りの咳止めシロップをソーダで割ったもの)を飲みながら「グチゲン、グチゲン」とひたすら連呼した。しばしばインスタグラムで悪態をついて炎上していたが、それもリスナーから飽きられ、随分と影が薄くなった。


勢いを失った隻眼ラッパー
【4】フェティ・ワップ
Fetty Wap

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1991年にニュージャージー州パターソンで生まれ、幼少期に左目を先天性緑内障で失明した隻眼のラッパー。2014年のデビュー・シングル「Trap Queen」が全米1位を獲得した後、「My Way」「679」と3曲連続でトップ10入りを果たす。15年には1stアルバムも初登場1位を記録し、第58回グラミー賞では2部門にノミネートされた。つまり、正確には一発屋ではないが、その後はヒットに恵まれず、すっかり勢いを失ったまま今に至る。


プロのバスケ選手に転身
【5】シェック・ウェス
Sheck Wes

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1998年、NYハーレム出身。2017年、幼なじみであるNBAオーランド・マジックのモハメッド・バンバに捧げた「Mo Bamba」を発表。ローテクだけれど印象的なメロディがウケて大ヒットした。その後、トラヴィス・スコットのレーベル〈Cactus Jack Records〉に属したが、目立ったヒットはなく、20年にはNBAのドラフトにエントリーしたことも。そして今年3月、フランスのプロチームであるパリ・バスケットボール(2部)に入団したという。


「いいねダンス」の元ネタ
【6】ブロックボーイ・JB
BlocBoy JB

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1996年、テネシー州メンフィス生まれ。2017年、YouTubeに「Shoot」のMVをアップすると、SNSで「#ShootChallenge」のタグが立ち上がり、ビデオ内で一瞬映し出される足を蹴り上げるようなモーションを真似て披露する者が急増。その動きは「Shootダンス」と呼ばれて大流行し、DA PUMPもヒット曲「U.S.A.」(18年)に「いいねダンス」と称して取り入れた。しかし、今やブロックボーイ・JBの名前はめっきり聞かなくなった。


(文/編集部)

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