サイゾーpremium  > 連載  > 大石始の「マツリ・フューチャリズム」  > 大石始のマツリ・フューチャリズム【39】/盆踊りに【使徒】襲来
連載
大石始のマツリ・フューチャリズム【39】

全国の祭りに高橋洋子が出演!?――盆踊りに「使徒」襲来

+お気に入りに追加

――21世紀型盆踊り・マツリの現在をあらゆる角度から紐解く!

1909_MF_PH_09_230.jpg
写真は昨年の様子だが、去る8月11~12日に行われた第7回中野駅前大盆踊り大会では、高橋洋子が満を持して「残酷な天使のテーゼ MATSURI SPIRIT」を披露(したはず)。(写真/大石慶子)

 ここ数年、盆踊りのトレンドは次々に更新されている。櫓の上にDJブースを組むDJ盆踊りは、今や日本各地で見られるようになったし、昨年TRF「EZ DO DANCE」やボン・ジョヴィ「Livin' On A Prayer」が盆踊り化されたことに象徴されるように、盆踊りにはありとあらゆる楽曲が持ち込まれ、もはや「なんでもあり」の状態になっているともいえる。

 そんな2019年夏、盆踊りに新たな楽曲が採用された。それが高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」だ。テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング曲として制作され、95年のリリース後も絶大な人気を誇るこの曲は、なぜ盆踊りに導入されることになったのだろうか? 今回はその背景にあるものを考察してみたい。

 もともとのきっかけとなったのは、高橋洋子が今夏の青森ねぶた祭に参加することとなり、和太鼓アレンジによる新バージョン「残酷な天使のテーゼ MATSURI SPIRIT」が制作されたことだ。来年6月には『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開が予定されていることから、各地でエヴァンゲリオン関連イベントも行われているが、7月から8月末にかけては青森市でも大規模な「エヴァンゲリオン展」が開催される。そのタイミングに合わせ、ねぶた祭にも高橋洋子が出演することになったわけだ。

 同祭に先駆け、7月24日には同曲がシングルとしてリリースされ、発売レコード会社が「非営利目的に限り音楽使用を開放」したことから、各地の盆踊りでの使用も可能に。東京丸の内盆踊りや中野駅前大盆踊り大会でも高橋洋子本人が登場し、新たな装いの「残酷な天使のテーゼ」を熱唱した。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2021年5月号

新タブー大全'21

新タブー大全'21

「小川淳也」政治とコロナと与野党を語る

「小川淳也」政治とコロナと与野党を語る
    • 【小川淳也】政治とコロナと与野党を語る

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【都丸紗也華】ボブ、マジ楽なんです。
    • 【アレンジレシピ】の世界
    • 【愛】という名のもとに
    • なぜ【AI×倫理】が必要なのか
    • 【萱野稔人】人間の知性と言葉の関係
    • 【スポンサー】ありきの密な祭り
    • 【地球に優しい】企業が誕生
    • 【丸屋九兵衛】メーガン妃を語る
    • 【町山智浩】「ノマドランド」ノマドの希望と絶望
    • 【総務省スキャンダル】と政府の放送免許付与
    • 【般若】が語った適当論
    • 【小原真史】の「写真時評」
    • 【田澤健一郎】“かなわぬ恋”に泣いた【ゲイのスプリンター】
    • 【笹 公人】「念力事報」呪われたオリンピック
    • 【澤田晃宏】鳥栖のベトナム人とネパール人
    • 【AmamiyaMaako】イメージは細かく具体的に!
    • 【稲田豊史】「大奥」SF大河が示した現実
    • 【辛酸なめ子】の「佳子様偏愛採取録」
    • 伝説のワイナリーの名を冠す【新文化発信地】
    • 【更科修一郎】幽霊、ラジオスターとイキリオタク。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』