サイゾーpremium  > 特集  > 社会問題  > 副業で稼ぎたい人に忍び寄る罠【1】/進化する【情報商材】の最新手口

――「楽して月収○万円」「秒速で○万円稼げる」などの情報を商材とするビジネスはいまだ活発だ。ブログやSNSを利用したアフィリエイト型だけでなく、最近ではサロンなども増えてきたが、これらを悪用しているケースがあとを絶たない。形のない情報をたくみに売りつける側と、カモられる側の心理とは――。

1905_P042-045_P2_320.jpg
仮想通貨や投資情報ならまだしも、「アフィリエイトのノウハウを教えます!」などという、情報商材も。SNSなどのプロフィールがめちゃくちゃ充実しているのも特徴的だ。

 ここ数年、「一日数時間の副業で月間数百万円を稼げる」「お金が何倍にもなる投資法」などを謳う、いわゆる悪質な情報商材の被害が多発している。独立行政法人・国民生活センターが公開している資料にも、その事実が如実に表れている。2013年に全国の消費生活センターなどに寄せられた情報商材絡みの相談件数は872件。それが、2018年には8217件にまで膨れ上がっている。ほどなく10倍増に迫ろうという勢いだ。もはや“イノベーション”と揶揄してしまいたくなるような、急激な増加率である。

 情報商材とは、主にネット上で販売される投資、ギャンブル、ネット副業ビジネスなどのノウハウを教えるとする、情報を商品として有料化したものだ。業界の有名人としては、ヒルズ族の代名詞ともなった与沢翼や有名YouTuberのヒカルなどがいる。

 アフィリエイト・ビジネスの健全な発展・普及を目指し初心者向け勉強会などを無料で提供する一方、悪質な情報商材による被害を減らすため関連講座を定期開催している日本アフィリエイト協議会の事務局長・笠井北斗氏は言う。

「情報商材はこれまで、ネット上のオープンな空間に広告を打って、10~20万円の価格帯で販売されるケースが多かった。しかし最近は、LINE@などを使った、引き上げ型の勧誘が増えています」

 引き上げ型とは、クローズドな空間での囲い込み、カモになりそうなユーザーを1本釣りしているとも言い換えられる。なお最近、アフィリエイト協議会にも、悪質な情報商材に対する相談が多く寄せられているのだそうだ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2021年2月号

“男性学”のススメ

“男性学”のススメ
    • 【男らしさ】イメージの変遷
    • 男性学(基)【ブックガイド】
    • 【キリスト教】の男性優位主義
    • 女子が萌える【ラップ男子】
    • コロナ禍で始動【Zoomgals】
    • サンドウィッチマン【男同士のケア】
    • 【青柳翔】が語る“男らしさ”
    • オトコが乗る【軽自動車】
    • 【マンガ・アニメ】の軽自動車
    • 【ジャニーズ】男性アイドル像
    • 時代錯誤な【ジェンダー観】
    • 【サザエさん】は有害か?
    • 『サザエさん』の【初回】
    • 【井田裕隆】に聞くAV男優像
    • ポルノ視聴と【男性性の劣化】の関係
    • おじさんの【フェイスブック】
    • 【フェイスブック運営】側とのズレ
    • 育児特化の【ベビーテック】
    • 5秒でわかる【ベビーテック】
    • 【自民党】に根付く男尊女卑

「篠崎こころ」ラグジュアリーに魅せた麗しさ

「篠崎こころ」ラグジュアリーに魅せた麗しさ
    • 【篠崎こころ】召しませ #金髪ショー党

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 【岡田結実】バラエティの人気者はエゴサで成果を感じる
    • 【STUTS】人気トラックメイカーがラップに初挑戦!
    • 【土井裕泰】TBSのエースディレクターの問題作に迫る

連載

    • 【あまつまりな】流れに身を任せちゃうんです。
    • 【グレイテスト・ラウンドガール】に新メンバー!
    • あの素晴らしい【恵美】をもう一度
    • 【コロナと不況】21年に生き残る術
    • 【萱野稔人】ソロ社会化とコミュニティの変化
    • ありがとう、【小松の親分さん】
    • ワクチンがつくる【コロナ後の世界】
    • 【丸屋九兵衛】ショーン・コネリーを語る
    • 【町山智浩】「ストレンジ・フィーリング」カトリックの洗脳とオナニー
    • 【コロナ対策論議】の根本的欠如
    • 「謎」と「静」で振り返る【2020年】
    • 【小原真史】の「写真時評」
    • 【笹 公人】「念力事報」鬼狩りの時代
    • 【稲田豊史】「妻が口をきいてくれません」圧巻の“胸クソ”読後感
    • 【辛酸なめ子】の「佳子様偏愛採取録」
    • 【本場仕込み】のビールが飲める“リビングルーム”
    • 【更科修一郎】幽霊、批評家は文化的背教者なのか。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』