サイゾーpremium  > 特集  > アダルト  > 海外の大人のおもちゃってどんなモノ?【2】/イクとピザが届く!?「CamSoda」研究
第1特集
海外の大人のおもちゃってどんなモノ?【2】

最先端のセックス・イノベーション企業?――イクとピザが届く!?「CamSoda」研究

+お気に入りに追加

――ハイテク化していく海外のセックストイだが、技術革新に貢献しているのはメーカーだけではない。米国には、謎すぎるサービスを連発して、世間を震撼させているアダルトサイトがあった!

1904_P052-055_column005_320.jpg
2月に開催された「第53回スーパーボウル」では、試合で点数が入るたびに全米でバイブが振動した。

 人類の歴史を振り返ってみると、イノベーションが起こるきっかけはたいてい戦争かエロだったりする。それは我々が生きる現代においても同じで、IoTやVRといった新技術の登場に伴い、今まで想像もつかなかったサービスがセックス産業で次々と生み出されている。

 そんな中、米国で今、注目を集めているのが、大手アダルト系ライブ配信サイト「CamSoda」だ。2015年の設立当初はありふれたライブ配信サイトであったが、業界でいち早くVR技術を導入するなど、革新的な試みで話題を集めた。大手サイトとなった今も、CamSoda Labsという独自の研究機関を持ち、“新しい”サービスの開発を追究している。

 代表的なものは、2017年に発表された「Dickometrics(ペニスの生体認証)」だろう。これはペニスの写真を専用システムに登録することで、指紋や眼球のように本人認証の鍵として使えるシロモノである。なぜペニスを生体認証に用いる必要があるのかという問いに対し、CamSoda副社長のDaryn Parker氏は「指紋や眼球の虹彩のように、ペニスは人によって色、サイズ、血管の浮き方など千差万別であり、生体認証にうってつけ」と答えている。

 さらに、この技術を応用して開発されたのがリング状のアイテム「PayPhal」だ(PayPalではない)。これをペニスに装着した上でライブ配信を視聴すると、配信者に支払うおひねりの金額がペニスの勃起具合によって設定できるという、非常にインタラクティブなシステムとなっている。

 もちろん、ペニスだけでなく女性向けのサービスにも着手している。特に話題となったのは「Rubgrub」というバイブだ。このバイブをスマホの専用アプリにBluetooth接続し、あらかじめ住所やクレジットカード情報などを登録しておくと、オーガズムに達した瞬間、自動的に宅配ピザを注文してくれるのだ。もはやふざけた話だが、これについても前出のParker氏はプレスリリースで「マスターベーションは楽しいが、その一方で多大なエネルギーを消費する。イッた直後に空腹を感じることは珍しくない。我々はそこに着目した」と、大真面目である。

 そのほかにも、CamSodaはイベントとセックストイを結びつける試みも行っており、最近ではアメリカンフットボールの一大イベントであるスーパーボウルや、昨年の中間選挙などと連動した製品も開発している。これは、Bluetooth接続されたオナホールやバイブに支持政党やチームをインプットしておくことで、試合や開票の展開によって振動の強弱が変わるというシロモノである。

 概要だけを聞くと、どれもこれも冗談みたいなサービスばかりだが、その根底には「セックストイを身近な存在にすることで、人々の生活を向上させる」というコンセプトがある。
 日本ではまだ受け入れられそうにないが、覆い隠されるものとして扱われてきた「セックス」に対する意識改革は、着実に進行しているのだ。

(文/ゼロ次郎)


Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年4月号

マニアックすぎる業界(裏)マンガ

マニアックすぎる業界(裏)マンガ
    • 【西島大介】がサイゾーマンガ特集を解説
    • 【田中圭一】SNS時代のマンガ編集者へ
    • 【中西やすひろ】お色気コメディマンガの今
    • 【西島大介】がサイゾーマンガ特集を解説
    • 【浦田カズヒロ】連載したのに単行本が出ない!
    • 【大橋裕之】ウマくてヤバい「グルメ 川崎」
    • 【見ル野栄司】スナックに現れるヤバい怪人
    • 【熊田プウ助】ゲイのハッテン場リアル放浪記

インタビュー

連載