サイゾーpremium  > 特集  > エンタメ  > ヒップホップ作品が量産される理由【3】/【ネトフリ×ヒップホップ】作品レビュー
第1特集
ヒップホップ作品が量産される理由【3】

識者が改めて太鼓判を押すネットフリックス・オリジナル!――チェックしておくべき名作動画

+お気に入りに追加

――ヒップホップのカルチャーに限らず、いち映画/ドラマとしても十二分に楽しめる作品を3人の識者がレビュー。

[小林's CHOICE]すんなり入り込める物語性
『UNSOLVED:未解決ファイルを開いて』

1812_01_KOBAYASHI_CHOICE_350.jpg

実在の犯罪事件に関する捜査の顛末を描く事件検証ドラマ・シリーズ「未解決ファイルを開いて」中の1シーズン分(全10話)として撮られた作品。そのため、主役の刑事たちもそうであるように、殺害されたビギーと2パックのことを知らなくとも、また、ヒップホップに対して手垢のついたイメージや偏見しか持っていない人でも、すんなり入り込める仕上がりに。90年代末の時点で、さまざまな資料を基に、書籍『誰がラッパーを殺したのか?』(扶桑社)にまとめた筆者としては、制作サイドはアメリカのヒップホップ裏事情、撮影時点での最新の関連資料もしっかり読み込んでうまくドラマに反映させたと感じた。

[荏開津's CHOICE]まるで海外版“朝ドラ”感
『ロクサーヌ、ロクサーヌ』

1812_02_EGAITSU_CHOICE_350.jpg

深夜テレビの“ラップ・バトル”、もしくはクラスで話さないあの子が聴いている音楽、YouTubeでお気に入りのK-POPボーイズ・アイドルの動画の次にレコメンド――。今やヒップホップ/ラップに出会う機会はさまざまなのに、一歩踏み込んでその歴史について学ぼうとすると、紋切り型に見える“ゲットー”とか“ギャング”といった単語が並ぶ本を読むしかない。でも実際に黎明期のそうした現場に行けたなら、類型的ではない僕たちと変わらない人間くさい人たちがいたわけでしょう。本作は、その証明のようなドラマ。昔のNHKの朝の連続ドラマが“ストリート”を取り上げたように描き出します。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2020年2月号

新しいニッポンのタブー

新しいニッポンのタブー
    • 暴力団だけじゃない【反社】の定義
    • 【山口組分裂】報道の最前線
    • 【嵐】休止後の芸能界にタブーはあるか?
    • 本当の【氷川きよし】論
    • 【社会学者】きーちゃんを苦しめる疑惑フォーマット
    • 【湯山玲子】ミサンドリー時代に合った戦略
    • 【音楽学者】芸能の性別越境を回復する存在に
    • 【丸屋九兵衛】ヒップホップときよしの交差点
    • 【ANARCHY】初期衝動を落とし込んだ映画
    • 【SEEDA】ラッパーの禁忌な生き様を描く
    • 世界の過激な【保守派リーダー】
    • 【元芸人】が政治の世界に進出するワケ
    • 【アナ雪】ステマ問題ほんとの戦犯
    • 時代を先取りする【新・麻薬王】の肖像
    • 【医療観察法】の知られざる実態

川瀬もえ、エロくてキュートで清らかに。

川瀬もえ、エロくてキュートで清らかに。
    • 小悪魔【川瀬もえ】が脱ぐ

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 表紙/華村あすか「イオンで十分なんです」
    • 【桜田茉央】ミスマガ受賞者の箱入り娘
    • 【AV界】期待の新人セクシー下着
    • 【鈴木ふみ奈】タレントと企業のカンケイ
    • 【増田と鷲見】のラブゲーム
    • 【AI】がインターネットを根底から揺さぶる
    • 【五所純子】「ドラッグ・フェミニズム」
    • 【萱野稔人】"殴り合い"はなぜ人間的なのか
    • 機構影響を受けぬ【雪まつり】
    • 【丸屋九兵衛】キアヌ・リーブスを語る
    • 【町山智浩】「リチャード・ジュエル」FBIとマスコミの欺瞞
    • 【薬物事件】をめぐる刑罰と報道の問題点
    • 小原真史の「写真時評」
    • 笹 公人「念力事報」/ゴーンの大脱出
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/「アナと雪の女王」にモヤる理由
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 大手ビールメーカー出身者が【ブルーパブ】を開業
    • 更科修一郎/幽霊、闘争で情念を語る少年マンガ。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』