サイゾーpremium  > 特集  > 【SWAY】目指すはラップ・シーンのEXILE HIRO
第1特集
【ウェブ限定ショット掲載!】独占ロングインタビュー

SWAYが目指すはラップ・シーンのEXILE HIRO――愚直なまでのスター誕生か!?

+お気に入りに追加

新たな革命児の登場か、はたまた口先だけで終わってしまうのか――。歴史あるヒップホップ・レーベル〈デフジャム・レコーディングス〉よりソロ・デビューを飾ったSWAYの人物像を深く掘り下げた。

<本誌には掲載できなかったグラビアもウェブ限定で公開します!>

1712_CCW_9505_520.jpg
(写真/cherry chill will)↑画像をクリックすると拡大します。

 16歳でラップを始め、生まれ故郷の北海道・札幌で切磋琢磨し続けたアーティスト、SWAY。何気ない普通の生活を送っていた彼に最初の転機が訪れたのは2012年。同じく札幌で活動していたSHOKICHI(EXILE/EXILE THE SECOND)の誘いで劇団EXILEへ加入し、上京。本名の“野替愁平”名義でドラマや映画、数々の舞台で役者の経験を積む。そして14年には、それまで〈DOBERMAN INC〉として活動していた実力派ラップ・ユニットの新メンバーとして加わり、グループ名も〈DOBERMAN INFINITY〉(以下DI)と改め、さらに精力的に活動のフィールドを拡げていった。

 そんな彼が、シングル「MANZANA」でソロ・ラッパーとして本格的に始動する。本誌では、LDHの次代を担う彼の人物像に迫ってみた。

「SWAYのソロとしての活動をリスタートするタイミングは、ずっと狙っていたんです。LDHは所属するアーティストが個々に“ビジョンシート”を作るんですね。実際にSHOKICHIは、何枚ものビジョンシートを提出して、ソロ・デビューを掴みました。僕も昨年30歳になったタイミングで、HIROさんに時間を割いてもらいプレゼンしたんです。そうしたら、『SWAYなら今までも(ソロで)やっていたわけだし、タイミング次第ではできるんじゃないか』って言ってくれて、自ら動くことにしました」

 今回のソロ・デビューは、アメリカを代表する歴史あるヒップホップ・レーベル〈Def Jam Recordings〉が舞台。ここ日本では、AK-69、BTS(防弾少年団)に続く3組目の所属アーティストとなる(編註:00年に設立された〈Def Jam Japan〉同様、ユニバーサルミュージック傘下のレーベルだが、レーベル名を改称しているため3組目と記す)。

1712_CCW_9482_520.jpg
↑画像をクリックすると拡大します。

「ある時、名古屋でAKさんと話す機会をセッティングしていただいたんです。もともと、DIとのコラボの相談だったんですが、AKさんから『近い将来、SWAYもデフジャムでやれたら面白いよね』と言ってくれたんです。そのあと、再度ビジョンシートを作ってHIROさんにプレゼンしたら、『面白いね』って言ってもらえて」

 完成したシングル「MANZANA」は、アメリカでも流行りの音楽ジャンルであるレゲトンやカリビアン・ヴァイブスを取り入れたスタイル。これまでのEXILEや三代目 J Soul Brothersといった、LDH所属アーティストが得手としてきたアグレッシブなダンストラックとは異なるテイストだが、それには彼の戦略的な意図があると話す。

「そこはしっかり考えました。ソロで活動する以上、“LDHらしさ”よりも、“SWAYらしさ”に重きを置かなくてはいけない。この考えには、僕だけではなく、事務所やレーベルのスタッフも賛同してくれました」

1712_CCW_9499_520.jpg
↑画像をクリックすると拡大します。

 このデビュー作で、ラッパーとしては異例の“チャレンジング”ともいえる試みがなされている。それは、収録された4曲のうち、自身で作詞した楽曲は、わずか1曲のみという点だ。「ラッパーたるもの、歌詞(リリック)は自分で書くべし」――ヒップホップにおける一種のルールでもあるが、そこにもSWAYなりの意図があるという。

「リリックを書かないと、ラッパーとしてリアルじゃないという見方があるのはわかっています。でも、あえて自分は違う形で曲を作りたかった。アメリカのヒップホップや、最近のヒットソングのクレジットを見ると、本人の作詞に加えて、共作したさまざまなソングライターの名前が出てきますよね。それって実は、セルフ・プロデュースの形としては、すごく面白い試みなんじゃないかなって」

 確かに、カニエ・ウエストやドレイクといったスター・ラッパーの楽曲は、作詞家として何名もの名前が記載されていることも少なくない。「曲のストーリーを伝え、リスペクトするラッパーたちにリリックを書いてもらう」という意志のもと、SWAYが作詞を依頼したのは、日本の次世代ヒップホップ・シーンを担うSALU、Staxx T、そしてSWAYのキャリアを誰よりも近い場所で見てきたSHOKICHIだ。

1712_CCW_6704_520.jpg
↑画像をクリックすると拡大します。<以下、続きもウェブ限定ショット掲載!>
ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...
この記事を購入※この記事だけを読みたい場合、noteから購入できます。

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2021年2月号

“男性学”のススメ

“男性学”のススメ
    • 【男らしさ】イメージの変遷
    • 男性学(基)【ブックガイド】
    • 【キリスト教】の男性優位主義
    • 女子が萌える【ラップ男子】
    • コロナ禍で始動【Zoomgals】
    • サンドウィッチマン【男同士のケア】
    • 【青柳翔】が語る“男らしさ”
    • オトコが乗る【軽自動車】
    • 【マンガ・アニメ】の軽自動車
    • 【ジャニーズ】男性アイドル像
    • 時代錯誤な【ジェンダー観】
    • 【サザエさん】は有害か?
    • 『サザエさん』の【初回】
    • 【井田裕隆】に聞くAV男優像
    • ポルノ視聴と【男性性の劣化】の関係
    • おじさんの【フェイスブック】
    • 【フェイスブック運営】側とのズレ
    • 育児特化の【ベビーテック】
    • 5秒でわかる【ベビーテック】
    • 【自民党】に根付く男尊女卑

「篠崎こころ」ラグジュアリーに魅せた麗しさ

「篠崎こころ」ラグジュアリーに魅せた麗しさ
    • 【篠崎こころ】召しませ #金髪ショー党

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 【岡田結実】バラエティの人気者はエゴサで成果を感じる
    • 【STUTS】人気トラックメイカーがラップに初挑戦!
    • 【土井裕泰】TBSのエースディレクターの問題作に迫る

連載

    • 【あまつまりな】流れに身を任せちゃうんです。
    • 【グレイテスト・ラウンドガール】に新メンバー!
    • あの素晴らしい【恵美】をもう一度
    • 【コロナと不況】21年に生き残る術
    • 【萱野稔人】ソロ社会化とコミュニティの変化
    • ありがとう、【小松の親分さん】
    • ワクチンがつくる【コロナ後の世界】
    • 【丸屋九兵衛】ショーン・コネリーを語る
    • 【町山智浩】「ストレンジ・フィーリング」カトリックの洗脳とオナニー
    • 【コロナ対策論議】の根本的欠如
    • 「謎」と「静」で振り返る【2020年】
    • 【小原真史】の「写真時評」
    • 【笹 公人】「念力事報」鬼狩りの時代
    • 【稲田豊史】「妻が口をきいてくれません」圧巻の“胸クソ”読後感
    • 【辛酸なめ子】の「佳子様偏愛採取録」
    • 【本場仕込み】のビールが飲める“リビングルーム”
    • 【更科修一郎】幽霊、批評家は文化的背教者なのか。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』