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【サラリーマン】西国分寺哀の犯人は現場に戻る【13】

「サトエリ、イエローキャブでまつ(沖雅也のノリで)」

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――あの事件現場は、その後どうなってる?気になるから行ってみた。

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ネットに掲載されていたここは、なんだったのだ。紛らわしいのでJAROに電話してやる所存だ。

 佐藤江梨子が好きだ。こう言うと若い読者などは「結婚したし、妊娠もしているじゃないか」と思うだろう。

 だが、私のように30代後半ともなると、それすらも"ソソる"要素になるわけで、つくづく年をとるのも悪くないと思う今日この頃。そんな折、サトエリが所属していたイエローキャブが事業停止になったという報を聞きつけ、さっそく現地で張り込みを開始することにした。

 なぜ倒産した事務所へ?と思うだろう。例えば学校を卒業して数カ月後、ふと母校に立ち寄ってみたくなったという経験はないだろうか。妊娠、結婚に加え、事務所の倒産、移籍という環境の変化に"おセンチ"になったサトエリが、古巣の事務所があった地を訪れるという可能性はゼロではない。なんならその不安定な心の隙間に入り込みたいという野心も込みである。

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