サイゾーpremium  > 連載  > 過激なコラムニスト発掘!CYZO COLUMN CURATION  > 【高橋ダイスケ】「歌舞伎を見に行くってプロレスに行くことだよね?」
連載
ライター・高橋ダイスケの青春のプロレス読闘記【12】

「歌舞伎を見に行くってプロレスに行くことだよね?」

+お気に入りに追加

――本で蘇る、僕たちの青春だったあのプロレスラー・格闘家回顧録。

1504_ccc_04.jpg
『東洋の神秘ザ・グレード・カブキ自伝』(ザ・グレート・カブキ/辰巳出版)

『東洋の神秘 ザ・グレード・カブキ自伝』(辰巳出版)を読んで非常に困惑している。僕がプロレスの聖典としている『プロレス スーパースター列伝』(小学館)で描かれている内容と、本人が語るこれまでの軌跡に食い違いがあるのだ。『列伝』ではアントニオ猪木の解説で「現在のプロレス界でカラテを体得しているのはタイガーマスク、カブキ、わたしの3人だけだから!」と語っているが、カブキは中学卒業と同時に入門し、それまでは柔道一本。入門後も空手修行の記述は見当たらない。

 さらに『列伝』では、原作者の梶原一騎の文責で、日本プロレスの社長だった芳の里をボロクソにけなし、日本プロレス崩壊の元凶としていたが、当のカブキは芳の里をオヤジと呼んで慕い、擁護する立場をとっている。それに、以前もここで触れたが、『列伝』のカブキ編のハイライトともいえる、香港のカンフーの達人、ウォン・チュン・キムとの修業や、暗黒街・九龍での九死に一生を得た死闘が本書では一切されていない。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2020年2月号

新しいニッポンのタブー

新しいニッポンのタブー

川瀬もえ、エロくてキュートで清らかに。

川瀬もえ、エロくてキュートで清らかに。
    • 小悪魔【川瀬もえ】が脱ぐ

インタビュー

連載

    • 表紙/華村あすか「イオンで十分なんです」
    • 【桜田茉央】ミスマガ受賞者の箱入り娘
    • 【AV界】期待の新人セクシー下着
    • 【鈴木ふみ奈】タレントと企業のカンケイ
    • 【増田と鷲見】のラブゲーム
    • 【AI】がインターネットを根底から揺さぶる
    • 【五所純子】「ドラッグ・フェミニズム」
    • 【萱野稔人】"殴り合い"はなぜ人間的なのか
    • 機構影響を受けぬ【雪まつり】
    • 【丸屋九兵衛】キアヌ・リーブスを語る
    • 【町山智浩】「リチャード・ジュエル」FBIとマスコミの欺瞞
    • 【薬物事件】をめぐる刑罰と報道の問題点
    • 小原真史の「写真時評」
    • 笹 公人「念力事報」/ゴーンの大脱出
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/「アナと雪の女王」にモヤる理由
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 大手ビールメーカー出身者が【ブルーパブ】を開業
    • 更科修一郎/幽霊、闘争で情念を語る少年マンガ。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』