サイゾーpremium  > 連載  > 過激なコラムニスト発掘!CYZO COLUMN CURATION  > 【高橋ダイスケ】「ペチペチ言うヤツは骨法の恐ろしさを思い知るがよい!」
連載
ライター・高橋ダイスケの青春のプロレス読闘記【7】

「ペチペチ言うヤツは骨法の恐ろしさを思い知るがよい!」

+お気に入りに追加

――本で蘇る、僕たちの青春だったあのプロレスラー・格闘家回顧録。

1411_ccc_05.jpg
『ザ・喧嘩学』(堀辺正史著/ベースボールマガジン社)

 ペチペチペチペチペチ!!という緊迫感あふれる打撃の応酬でお馴染みの骨法。ペチペチ打ち合っている印象が強く、命のやり取りとなる戦いをしたことのない輩にはネタにされがちな骨法ではあるが、それはまったくの間違いである! 骨法をまともに体験したり、その恐さを少しでも知っていたのなら、ペチペチ笑ってはいられないのだ! 僕は骨法の恐ろしさを、堀辺正史の『ザ・喧嘩学』(ベースボールマガジン社)でペチペチ学んだ人間なので、骨法のことをバカにしたことなど一度もないと断言できる。

 堀辺氏は、東條英機の警護をしていたという尊父から学んだ骨法をベースに、独自の喧嘩術を取り入れた「喧嘩芸骨法」を完成させた人物。新日本プロレスの選手に骨法を指導したり、『スーパージョッキー』(日本テレビ系)に出演したりもしていた人物なので、長髪にヒゲ姿のタダモノではない佇まいをご記憶の諸兄も多いことだろう。

 この著書の中で氏は、古来から伝わる骨法をより実践的な技術に昇華させた独自の理論で、喧嘩の極意を開陳。金的攻撃や喧嘩に望むときの覚悟など、喧嘩に必要な技術や心構えをこれでもかと説く。また、技術論以外にも、自身が体験した闇組織の用心棒との死闘やレスリング部の団体との大立ち回りといった喧嘩エピソードも満載。僕も最初に読んだときには、その過激な内容に驚かされ「エッ、本当にそんな技があるのかなァ」と思ったが、読み進めるうちに、骨法と喧嘩学の奥深さに魅了され、喧嘩に強くなった気になったものだ。とはいえ、小心者の僕はまともな喧嘩などしたことはないし、今後もしないだろう。まぁ、万が一、僕に喧嘩を売るような不逞の輩がいたら、骨法でペチペチっと片付けてやりますけどね。

高橋ダイスケ(たかはし・だいすけ)
格闘技経験なしの30歳代フリー編集者・ライター。小誌ほか、グルメ雑誌、ディズニー雑誌など見境のないジャンルで、器用貧乏ぶりを発揮中。憧れの技はラ・マヒストラル。野球と落語も大好物。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2022年6・7月号

目指すはK-POP? ジャニーズ進化論

目指すはK-POP? ジャニーズ進化論
    • 音楽業界からの【賛辞と批判】
    • 【芸能プロ】的戦略が抱える2つの“矛盾”
    • 令和の【ジャニーズ・シングル】20選
    • 20年代のジャニーズ【ミュージックビデオ】

移ろいゆくウクライナ避難者

移ろいゆくウクライナ避難者
    • 移ろいゆく【ウクライナ】避難者

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

サイゾーパブリシティ