サイゾーpremium  > 特集  > 社会問題  > 【JAPANESE ONLY】に潜む在日コリアンへの差別

――世界でもっともファンが多いとされるスポーツ、それがサッカーだ。だが、行き過ぎた応援をするファンの行動が問題視されることは、海外のスポーツメディアで目にすることも多いが、それは日本でも例外ではない。

1407_wcup_03.jpg
サポーターの「JAPANESE ONLY」横断幕で物議をかもした浦和レッツでは、平和プロジェクトを推進している。

 サッカーと人種差別の関連では、今年3月の「JAPANESE ONLY」の横断幕の問題を思い出す人も多いだろう。

 この問題は、埼玉スタジアムで行われた浦和レッズ対サガン鳥栖の試合で、浦和レッズのゴール裏入場ゲート上に「JAPANESE ONLY」という横断幕が掲げられた……というもの。この横断幕は試合終了まで撤去されることはなく、事態を重く見た日本サッカー協会は、浦和レッズに対して3月23日のホームゲームを無観客試合とする処分を下した。なお横断幕を掲げたサポーターは「海外の人たちが入ると統率がとれないから」と、横断幕を掲げた理由を説明したというが、「本質が、在日コリアンへの差別があるのは明白です」と8月に出版される『サッカーと愛国』の著者、清義明氏は語る。

「一部の報道にも出ていたように、あの横断幕の問題が起こる前の試合でも、浦和レッズのゴール裏からは、今年、浦和に加入した李忠成へのブーイングがありました。また、李忠成のゲートフラッグ(サポーターが両手で持つ応援旗)を出そうとしたサポーターが、それを引きずり降ろされたという証言もあります。そのように直接的な差別行動に出たサポーターはごく一部ですが、浦和のサポーターによる相手チームの韓国人選手へのヤジなどはヒドいものがあったとも聞いています。そもそも李忠成は日本に帰化しているので、今は韓国籍の選手でもないのですが……」

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年6月号

令和時代の(新)タブー

令和時代の(新)タブー

NEWS SOURCE

インタビュー

連載