サイゾーpremium  > 特集  > タブー  > 【野球を取り巻く6大タブー】の今を追う!

――「ついに“55本タブー”が破られた裏で政界を巻き込むセ・パ覇権闘争が勃発!」では、フロントやNPB本体といった背広組にまつわる球界の暗部を取り上げたが、いわゆる現場、ユニフォーム組に関して“タブー”とされてきた事柄は多い。それらが今どのように取り扱われているのか、その現在形をまとめてみた。

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『原点 勝ち続ける組織作り』(中央公論新社)

【1】長嶋ファミリーから原一族へ
■タブーな人物
 長嶋茂雄ファミリーに関する報道がタブーとされてきたのは事実だが、現場の記者たちの間では「現場を離れて久しいミスターには、もはやそれほどバリューがない」というのが共通認識。代わって浮上しているのが、「週刊文春」誌上でもその放蕩ぶりが伝えられた原 辰徳監督の長男・嘉宏氏の存在だ。「六本木・西麻布界隈では有名人だから、関東連合がらみの事件が起きるたびに、球団側も事実確認&火消しに必死だった」とは関係者の談。

【2】球界もコンプライアンスが重要命題
■“黒い交際”タブー
 立浪以外にも、「優勝監督にもなっている梨田(昌孝)さんにその後、声がかかっていないのも同じ理由」(週刊誌記者)といった証言もあるなど、“つながり”を敬遠されて監督候補から外されるOBたちは数多い。とはいえ、梨田氏のいた近鉄はもちろん、阪神や中日など本拠地をずっと変えていない球団の選手にとっては、その土地の“顔役”である暴力団との付き合いも、かつては仕事のうちだったはず。そう思うと、少々気の毒な気がしなくもない。

【3】野球がうまいかどうか、それだけだ
■在日タブー
 やたらと“在日認定”が好きなネットでは数多のウワサが飛びかうも、それらが公にならないのは、現場に「現役の中にもすでに帰化した選手を含めて相当数はいるけど、大記録を持つ名選手のほとんどが在日であることを考えれば、あえて話題にするのも野暮」(スポーツ紙記者)といった風潮があるから。ちなみにWBCに関しては、他の国際大会と比べて出場資格条件がユルいため、仮に日本国籍でなくとも“侍ジャパン“の一員にはなれる。

【4】チーム内でも折伏などは無し
■宗教タブー
 創価学会系列の高校や大学出身の選手は近年増加傾向にあるが、出身者ではあっても信者ではないケースもあり、「在日のように強固なネットワークがあるわけではない」(愛甲 猛氏)のが実情だ。ちなみに、日本ハムや楽天にわかりやすく多いのは「三木谷オーナーをはじめ、幹部クラスに学会員がいるから」(週刊誌記者)。前者については「親会社が食肉業界なだけに、そうしたタブーなき人材獲得方針が強みにもなっている」(同)とも。

【5】アマ球界を含む構造的問題
■契約金タブー
 07年に発覚した那須野巧(引退)の横浜入団に絡む“契約金問題”以降、表向き“標準額”を順守するようにはなったが、こちらの記事でも触れた功労金システムなど抜け道は多数。プロへの人材供給源となっているアマ球界の指導者の中には「本来の給料だけでは到底できない暮らしぶりの人もいる」(スポーツ紙記者)など、裏金で私腹を肥やしているケースも少なくないとか。なお、12球団の代表者会議では「07年以前の話は蒸し返さない」と決議済み。

【6】揺れるMLB、日本球界は大丈夫?
■ドーピング問題
 MLBでも大きな問題となっているだけに「どの球団も情報は持っているし、敏感にならざるを得ない」(球団関係者)のが実情。なお、NPBのドーピング検査は、試合前に対戦相手が引いたクジに当たった選手だけが受けるという方式。中には当然、一度も当たらない場合もあるため、うまくすり抜けている選手がいる可能性もなくはない。ただ、記者たちも「最近はあまり聞かない」と証言するなど、下火になっているのは確かなようだ。

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