サイゾーpremium  > 特集2  > 魅惑の国【ブラジル】は「21世紀の主役」になれるか?

──日本の反対側にある国・ブラジル。しかしご存じの通り、20世紀初頭から日本人が集団移民するなど、距離の遠さに反して日本との結びつきが深い国として知られている。そんなブラジルが、大きく様変わりしつつあるという。「ブラジル最前線」を政治経済から文化まで、多面的に迫った。

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コンフェデ杯で優勝したブラジル! お祭り騒ぎです。(写真/渡辺航滋)

 14年にFIFAワールドカップ(以下、W杯)、16年にはリオデジャネイロオリンピック(以下、リオ五輪)を控え、南米の大国ブラジルに注目が集まっている。6月に開催されたコンフェデレーションズカップ(以下、コンフェデ杯)では、日本代表は3連敗という残念な結果に終わったが、開催国ブラジルは決勝戦まで進み、スペインに3-0で圧勝、大会3連覇を決めた。

 そうしたイベント的な話題のみならず、経済的にもめざましい発展を遂げ、世界で最も勢いのある新興国群を指す「BRICs(ブラジル/Brazil、ロシア/Russia、インド/India、中国/Chinaの頭文字を合わせた4カ国の総称)」の一員としても世界中から熱い視線が注がれている。しかし一方で、貧富の格差、犯罪の温床となっているファベーラ(スラム街)、また、大規模な反政府デモが頻発するなど、問題も少なくない。

南米の超大国!?その成長と課題

 2つのビッグイベントを前に、ブラジル各地ではスタジアム建設の遅れなどが指摘されているが、インフラ整備などの進捗状況はどうなっているのだろうか?

「W杯のスタジアムはまだ建設中(サンパウロ)のところもあるが、来年までには完成する見込みです。飛行場や道路の整備などに黄信号が点滅しているところはあるものの、ブラジル政府は帳尻あわせが上手いからなんとかするだろうと、国内ではわりと楽観視されています。リオ五輪に関しては、会場となるリオデジャネイロが数年前にパンアメリカンスポーツ大会(南北アメリカ大陸の国々が参加し、4年に一度開催される総合スポーツ大会)を行っており、その時に整えた施設をある程度利用できるはずです」(現地新聞記者)

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