サイゾーpremium  > 特集2  > 芸能以上に閉鎖的!【声優マネージャー座談会】
第2特集
声優業界の功罪【3】

花澤香菜は共演NG多数!? 声優事務所マネージャー匿名座談会

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――現在、声優業界はブームと共に過渡期にあるといえるだろう。そんな業界を、一番近くで見ている声優事務所のマネージャーはどうとらえているのか? 芸能事務所マネージャーやレーベル関係者と共に、キャスティングやギャラの内部事情から声優業界の展望までを、あけすけに議論。ベールに包まれた声優業界の裏側が今、明らかになる――。

[座談会参加者]
A…中堅声優事務所マネージャー
B…独立系声優事務所マネージャー
C…声優を手がける音楽レーベル関係者
D…声優も抱える芸能事務所マネージャー

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「FLASH」(6月11日号)でも、声優の特集企画が組まれるなど、メディア露出は増加する一方。

A 今、声優ブームが来ているといわれていますが、やってる側の実感としてはそこまで感じないですよね。ただ、声優がマルチタレント化しているのは事実かな。

B 今、一般誌が声優を取り上げているのは、「声優ってなんか人気らしい」という漠然とした認識があるんだと思う。その上で、飽和状態にあるアイドルとも少し違う層にウケるというマーケティングの結果でしょう。

C 最近はアイドル売りの声優だったり、特撮出身の声優もいるね。『特捜戦隊デカレンジャー』のデカピンクを演じていた菊地美香とか『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイイエロー役の市道真央とか。それは、アニメの制作陣に特撮ファンが多いから、「特撮をやってました」と言うとスタッフ受けが良いというのが理由だとか。

D うちが声優業に手を出し始めたのは、キャスティングに関して、監督や音響監督が主導権を持っていて、タレントの演技力や声が重視されるからです。テレビドラマや映画だと、主演女優のバーターとか、キャスティングをめぐる“政治”があるので、政治力のない中小の芸能事務所が入り込むのは難しい。ただ、芸能事務所が声優業に参入することを声優業界側は嫌がっているようにも感じます。

C 芸能事務所が入ってくると、限られたパイが食い荒らされると思うんでしょう。

D 声優業界にも多少は事務所のパワーバランスとかがあるけど、特定のタレントを指名してのオファーは、実写ドラマより全然少ないんじゃないかな。芸能事務所としては、そこにまだ入り込む余地があると思いたい。

A 原作付きの作品だったら、原作者が「このキャラには、この声優が良い」と言うこともありますよ。製作委員会が大体のキャストを固めて、原作者確認をしたところで、原作者がNGを出せばアニメ化できないですし。

B それに、最近は事務所のゴリ押しのような動きも見受けられてきた。アニメ枠に多くCMを出しているブシロードの元副社長の親戚で、同社運営の響に所属している声優・三森すずこなんかは、急に多くのアニメに出演するようになったし(笑)。

D そういう意味では、声優業界にも一般芸能的な考え方が入ってきてるのかな。

C もともとアップフロントと一緒にアイドルを売り出していた事務所スタイルキューブのアイドル声優ユニットStylipSやSME傘下のミュージックレイン所属のスフィアなんかは、新世代の声優という感じがしますね。

A 声優業界の発想が変わってきているんですよ。最近のヒット作は、最初から声優を「ただアニメキャラに声を当てる人」って売り方をしていない。声優に歌を歌わせてイベントにも出して、いろんな媒体に露出させることまでを1セットにして売り出している。それを“『けいおん!』システム”って呼んでます(笑)。大ヒットした『けいおん!』は、元から売りたい声優を選定して、その子たちに沿ったイメージのキャラを当てるというアテ書きのような売り方をしたわけです。

B そうやってアイドル売りをする声優も増えたことで、事務所としても容姿は採用基準のひとつになってきている。今はグラビアや水着の仕事を入れる可能性があるというのを、声優に言っている事務所も多いはず。例えば、スフィアのメンバーである戸松遥はスタイルがいいから、写真集の中で水着グラビアとかやっていますし。

D ただ、声優業界が一般芸能に近づいていく中で、ギャラランク制【ページ下ボックス内参照】などの慣習の違いが枷になっている部分もあると思う。例えば、一般芸能だと、出演している作品のプロモーションの際には、タレントはほとんどタダで稼働してくれるのが当たり前。だけど、声優だと出演作品のプロモーションイベントにも高額のギャラを請求したり、ヘアメイクをつけないと稼働しなかったりする。

C ギャラは確実にかかりますね。なるべくコストをかけないで宣伝をしたいレーベルとしては、この慣習を一番最初に始めたやつをぶん殴ってやりたいって感じです(笑)。出演作品関連のイベントに出てもらうだけで、ひとり当たり10万円とかかかってくるので、プロモーションが稼働しづらい。CD発売時に行われる、とらのあなとかの専門店イベントでも、相場として7~8万円はかかってきます。

A まぁ、声優にとって、アニメ出演は単純に「露出が増える」というビジネス的な意味合いが強い。アニメに出て人気になって、イベントをしたり歌も出したりと、プラスアルファの仕事をしないと食えません。

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