連載
お騒がせ男の”最初で最後の懺悔録”──高須基仁 の「全摘」 No.11

180度転向した猪瀬直樹、勲章を喜ぶ大島渚より17年かけて変わったLiLiCoを支持する!

+お気に入りに追加

──年齢不詳、職業不明、痛風持ち……老獪タカスが、自らの五臓六腑をすする気合で過激に告白&提言

1303_takasu.jpg
辛苦を刻んでも笑い飛ばし忍耐力がある、バイキングの匂いがする女が私は好きだ。ホームレス生活脱出のために裸体をさらしたLiLiCo、不倫騒動からぐちゃぐちゃの中西(山本)モナ、年齢不詳の岡本夏生……みんなバイキングっぽい。

 ほんの5~6年前、街場のやんちゃなジャーナリストを気取った猪瀬直樹が、理由もなく副都知事になり、都知事になった。テキトーに遊んでいた高校時代の友人、朝比奈豊は、毎日新聞社長になり、顔立ちが変わり、話は金のことばかりになり、5年目を迎えようとしている。

 18年前、加納典明は写真集がわいせつ物に当たるとして逮捕されたが、その後、彼の“復帰作”のプロデュースの依頼があった。私は加納の写真はあまり好きではないが、その話題性を見込んで引き受け、ちょうど売り込みがあったタレントを起用した。そして出版されたのが、LiLiCoのヘアヌード写真集『前夜』(右画像)である。版元の風雅書房はその後倒産したため、幻の作品となった。

 出版時、東京スポーツは「加納典明復活」と一面で取り上げた。だが、全然売れなかった。

 あの時、LiLiCoは、撮影現場に得体の知れない中年男性2人と車で来た。どうも車の中で寝泊まりしていたようで、ロケ地であった浅草観音温泉で本気で風呂に入っていた。売り込みは、おそらく金のためだろう。感じのいい子で、真摯にスポンと脱いだ。

 それから年月がたち、TBS系『王様のブランチ』の映画評論で出てきた。女性映画評論界はムラ社会。そこを勝ち抜いたとは、よくがんばったものだ。私は『王様のブランチ』に出ている間は、ヌード撮影にまつわる、とっておきの裏話は暴露しないと心に決めた。以降、時折、溜池山王の交差点でLiLiCoを見かけたが、すがりつくような目をしていた。「タイミングを待って」と言いたかったのだろう。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年2月号

日本のタブー

日本のタブー

小阪有花、危険なエロス

小阪有花、危険なエロス
    • 元祖タブーグラドル【小阪有花】

インタビュー

連載

    • 【長澤茉里奈】ストロング系なんです。
    • 【犬童美乃梨】筋トレ女子、秘密の習慣
    • いとしの【戸田恵梨香】
    • 自由な【インターネット】は終わった
    • 一茂、良純【中年ジュニア】の時代が到来
    • 知られざる【北島三郎】まつり話
    • 【スタバ】を襲う謎のコーヒー起業家
    • 【Zapp】ロボット声の魔力
    • 町山智浩『運び屋』
    • 【ゴーン前会長逮捕】から考える社会の劣化
    • 小原真史の「写真時評」
    • 五所純子の「ドラッグ・フェミニズム」
    • 「念力事報」/憎みきれないハゲダルマ
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ研究所」
    • 【ちびまる子ちゃん】がその他大勢に与えた救済
    • 【スヌープドッグ】のローライダーを塗った男
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 不死鳥のごとく蘇った【天才ブルワー】
    • 【ゲイメディア史】群雄割拠時代の幕開け
    • 幽霊、呪われた平成と世直しの幻想。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』