連載
お騒がせ男の”最初で最後の懺悔録”──高須基仁 の「全摘」 No.12

麻生も石原も、政治家はみんな患っているいつまでも治らない、人として究極の病とは?

+お気に入りに追加

──年齢不詳、職業不明、痛風持ち……老獪タカスが、自らの五臓六腑をすする気合で過激に告白&提言

1304_takasu_2.jpg
訃報が続いている。2月13日、東條英機の孫である東條由布子さんが逝去されました。09年に出版された『国粋ニッポン闘議』(春日出版)でさまざまな意見を交わしたばかりなのに……。美しい方でした。ご冥福をお祈りいたします。

「選挙依存症」というものがあると、最近つくづく思う。村会議員から衆議院議員まで、選挙は負けたら“ただの人”になる。人間としての究極の賭け事だと思う。ドブ板、辻立ち、握手、箱乗り。アナログの大パフォーマンスだ。そこには強烈なエクスタシーがある。

 私には、これまでに2回の選挙運動経験がある。ひとつは、芸能レポーターの須藤甚一郎さんが目黒区議に立候補したとき。ふたつ目は、2004年、鈴木宗男さんの例の事件直後の参議院選挙での応援演説。当時、宗男さんの応援団は、私とポール牧と松山千春の3人だけだった。

 この2回で強烈に感じたことは、マイクがとにかくよく響き渡るということ。「こんにちは、高須です」と言ったあの瞬間、たとえ誰も聞いていなくても、実に気持ちがいい。完璧な音響によるマイクは、こんなにエクスタシーを感じるものなのかと驚いた。ロックコンサートもこういうものなのだろう。

 選挙は酔う。マイクに酔う。そうして、選挙依存症になるのだろう。

 依存症は、なかなか抜け出せない病だ。社会党を作った藤山愛一郎は藤山コンツェルンの創始者だったが、すってんてんになるまで選挙を続けた。鳩山由紀夫も同じだろう。母親の財産を生前贈与されたが、「もうこれ以上は無理」と思って、選挙をやめたに違いない。選挙依存症は、金がなくならないと治らない。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年9月号

戦争と平和

戦争と平和
    • 平和を願った【ジャニー喜多川】の戦後史
    • 【スピルバーグ映画】が訴える戦争
    • アメリカの【アトミック・カルチャー】
    • 【PTSDになった日本兵】の悲しき境遇
    • 【BTSDアメリカ兵】を描いた傑作映画
    • 米軍では反発も…【LGBT自衛隊員】の憂鬱
    • 戦争を金に!【トランプ】の魂胆
    • ドラッグ、殺人【米ラッパー】の司法戦争
    • アイドルが歌う【反戦歌】と音楽業界
    • 【激戦地区】の異文化と気候の地政学
    • 【映画監督・塚本晋也】ベトナム戦争映画のトラウマの意義
    • 【映画監督・想田和弘】GoProで撮影された映画で観客が失神
    • 【映画監督・宮崎大祐】戦争の記憶を掘り起こす異常な暴力映像
    • 【ラッパー・Kダブシャイン】禁断のアメリカ史を描いたフィルムメーカー
    • 【イスラーム映画祭主宰・藤本高之】中東紛争に肉薄した3作品
    • 卍とハーケンクロイツ【ナチスと仏教】の結びつき
    • 国防としての【サイバーセキュリティ】

竹内渉、究極の"美尻"撮

竹内渉、究極の
    • 【竹内渉】が魅せた色香と素顔

NEWS SOURCE

    • 【関ジャニ錦戸】退所報道の舞台裏
    • 【ソニー】音楽ビジネス大改革の裏側
    • 【秋元司・内閣府副大臣】の疑惑とは

インタビュー

    • 【上原実矩】──"年金"で女優業に目覚める !?
    • 【田川隼嗣】──18歳が月9の現場で武者震い
    • 【釈迦坊主】──元ホストラッパーの光と闇

連載

    • 【RaMu】二郎デビューしたんです。
    • 【川上愛】スパイに間違えられたモデル
    • 【菜々子】が一番大事
    • 【動画メディア】の未来と情報発信のあり方
    • 【萱野稔人】人間は"教育"によって生かされている(後)
    • 高須基仁の/【テレビ】はもう終わった
    • 盆踊りに【使徒】襲来
    • 中国大富豪たちの【ポッドキャスト】
    • 【RIZE】逮捕で考える薬物とロック
    • 町山智浩/【おしえて!ドクター・ルース】90歳のセックス・セラピスト
    • ポピュリズム政策【MMT】は日本経済の救世主か?
    • 小原真史の「写真時評」
    • 五所純子「ドラッグ・フェミニズム」
    • 笹 公人「念力事報」/帝国の翳り
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/マンガ『1122』ソリューションとしての不倫
    • アッシュ・ハドソンの「アングラ見聞録」
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 伊賀の里でビールを仕込む【忍者ブルワー】見参!
    • 幽霊、新しい大衆はもう猿を見ない。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』