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北沢俊美防衛大臣の知られざる素顔

菅首相を支える"策士"の正体 原発推進派&自民の追撃は?

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『誰が日本を支配するのか!? 政治とメディア』

 6月2日、辞任表明したはずの菅直人首相が、7月になってもなかなか辞めるそぶりを見せない。野党ばかりか、政府・与党の有力議員からも「菅おろし」ののろしは上がっているのに、まるで効き目がないのはいったいどうしてなのか、不思議に思う本誌読者も多いことだろう。そんな疑問に、古参の民主党議員がこう答える。

「新聞・テレビが伝える首相包囲網なんて、掛け声ばかりで求心力はない。そもそも民主党は『反自民』の掛け声だけで集まった愛憎半ばする烏合の衆だし、次の首相候補も見当たらない。実のところ、記者の目の届かないところで、首相側近たちがスパイもどきの暗躍ぶりで対抗勢力を切り崩しているため、辞めさせる状況にまで追い込めていないんだ。それに、菅さんが政治生命を懸けると言いだした『脱原発』提案こそ、原発利権に染まった多くの与野党議員たちに『菅おろし』を決意させた最たる理由。その本音は不純だと言っていい」

 マスメディアでは伝えられない、「菅おろし」の内幕をさっそく見ていこう。

 通常国会の会期末を目前に控えた6月下旬。夜の首相官邸では、菅首相の周りを、岡田克也幹事長や仙谷由人代表代行といった、いわゆる「5人組」が取り囲んでいた。

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