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神保哲生×宮台真司 「マル激 TALK ON DEMAND」 第51回

アメリカを疑心暗鬼にする コモンセンスの欠如と空洞化【後編】

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オバマ政権の現実路線とアメリカ国内からの批判

神保 渡辺さん、最後に、今後のアメリカを見ていく上での注目点を教えてください。

渡辺 オバマ大統領は中道路線に進み、共和党に歩み寄るでしょう。しかし共和党には、同じことをクリントン時代にされて、再選を許した経験があります。そのため、先日も医療保険改革法案が下院で否決されており、上下院共に非妥協的な姿勢でオバマ大統領の再選を拒む、という構図が出てくる可能性が高い。

 そこで、オバマ大統領はクリントン路線を続けるのか、それともトルーマン路線──つまり、売られたケンカは買う、という形で対決姿勢を強めて、「国民のために戦う民主党」をアピールするのか。その駆け引きが見どころだと思います。

神保 やはり、カギは経済でしょうか?

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