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第2特集
緊急提言! ミュージシャンに明日はあるのか!?【2】

「著作権なんてみかじめ料と同じ!」......終わるレコード会社の役割と大手レーベルから上がる悲鳴

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いまだ買取先が見つからないビクターエンタテインメントだが、サザンが新曲を出せば株価が上がると言われ、09年の活動休止時には、大きく下落。桑田の復活が最後の頼みかも!?

──長らく音楽業界の内部で、アーティストのマネジメント業務などに就いてきた面々は、昨今の状況をどう見ているのか? 大手レーベルの内外から悲痛な叫びが聞こえてきた......。

 大手レコード会社が苦境にあえでいる。EMIやコロムビアに続き、avexも大幅なリストラを断行。「ここ数年でどんどん人が少なくなっていますね」(大手レコード会社関係者)と、現場の社員たちは語る。買収のニュースが飛び交うビクターエンタテインメントなど、存亡の危機に立たされている会社も少なくない。

「業界の状況はめちゃくちゃ厳しいですよ。知り合いのレーベルやスタジオも次々と閉鎖したし、メジャーレーベルの音源制作費も減少傾向。今は収入を維持するために以前の4倍ぐらい働いている状況。もはや、斜陽産業です。もう、死ぬかも(笑)」

 こう自嘲気味に語るのは、80年代から多数のヒットを生み出してきた音楽プロデューサーだ。また、かつて大手レコード会社の取締役を務めた某氏も、「もうレコード会社は終わりだと思いますね。規模を縮小してもしょうがない。廃業したほうがいい」と厳しい意見を語る。

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